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第六十九弾 イレギュラー
俺はターゲットの距離が三十メートルを切った所で、攻撃をスタート。
命中率? そんな事は知った事ではない。
オークの持つ槍で、一回でも突かれたら終わりだろう。
俺は心のどこかで、ここはゲームの仮想世界だと思っていた。
だが、実際は違った。
レオナさんが倒した生物は、その場に死骸が残り、その場で剥ぎ取り、現物として荷物に入れ、運んでいる。
そもそも俺が当然として、銃で倒した敵を消滅させたり、異次元袋を使っている事じたい、おかしい。
この世界では、自分がイレギュラーな存在だと認めざるを得ない。




