57/168
第五十七弾 三匹の豚
「レオナさん。どうしたんですか?」
「そのまま、前方を見てください」
俺はレオナさんの指示に従い、茂みの奥を覗き込む。
そこには、三匹の森の子豚、もとい、三匹の革製の胸当てをしたオークが地面に座り、あぐらを掻いて「ブヒブヒィ」と、寛いでいた。
その中でも俺の注意が向かうのが、一匹の真っ赤な体をした、二メートルほどの大きな固体。
他の二匹はピンク色のデフォルトオークなのだが、奴だけは違う。
雰囲気が普通のオークと違い、口から天に向かって生える牙があり、目尻が吊り上がっている。




