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第三十八弾 反論禁止
それをリーネは、じぃっと眺め、少し大げさに怒り出す。
「ん~~もうっ! レオ姉のばかぁ! そんなに真面目に考えなくてもいいの! 僕はレオ姉が助けてくれなかったら、あの場面で終わりだったんだよ! だから一切、気にする必要が無いの!」
「ですが!」
反論しようとするレオナさんだが、リーネがそれを許さない。
「だめ、だめ、だめぇ~! 言い訳は、聞きませんっ! 罰としてレオ姉には、僕が良いと言うまで従者をして貰います! 決定だから、覆らないからね!」
リーネの暴虐舞人の振る舞いに、俺の頬は丸みを帯びる。
レオナさんの表情も、瞳に雫が溜まってはいるが、笑みが零れていた。
どうやら吹っ切れた様だ。




