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第三十七弾 リーネの従者
「……リーネ様は、ラッテ村の村長の一人娘なんです。私は以前、村長様に命を拾われまして、それからずっとリーネ様を守護してきました」
「なるほど、レオナさんはリーネの従者をしてるんですか」
俺の言葉に素直に反応しないで、沈黙しているレオナさん。
「私にはリーネ様の従者を名乗る資格はありません。本来なら、ずっと御傍に就いていたかったのですが、実力が足りなかった為。リーネ様を逃がすのが、私に出来た精いっぱいの行為でした。
リーネ様。危険な目に逢わせた、不甲斐ない私を許して下さい」
レオナさんは肩まで掛かる赤髪を揺らしながら、席を立ちリーネの前まで進み、目を瞑りながら、腰を下ろし膝まづいた。




