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【短文】世界でただ一人銃を扱える者(仮)  作者: おひるねずみ
第0章 プロローグ
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第三十四弾 ノックは二回

 足音の主が玄関のドアを「コン、コン」と、二回ノックする音が聞こえる。


「誰かいますか――!」


 声色から判断するに、若い女性の声だ。

 リーネがここを訪れて来た時と同様の、鬼気迫る声。

 恐らく、リーネが住んでいた村から逃げて来た人だと、頭の中で認識した。


「貴方、お一人ですか?」

「ええ、私一人です。不躾なお願いですが、家の中に入れて貰えないでしょうか? もうすぐ日が暮れ、この雨の中、夜の森を行動するのは自殺行為なので」

「この声!」


 リーネは俺の背後から飛び出し、外にいた人物を中に招き入れた。


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