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第三十三弾 はむはむ
「リーネさん。美味しゅうございます」
「おいしゅう?」
「美味しいって事さ。想像以上だった。ただ焼いてあるだけなのにな」
「お腹が減ってるからだと、僕は思うけどなぁ~。まあいっか、それじゃあ僕も、いただきます!」
二人揃って「はむはむ」肉を口の中に入れて行く。
肉の量は六人分ほどあり、四人分残りそうだ。
そして、食事が中ほどに差し掛かった時、水溜りを素早く駆けて行く足音が聞こえた。
音に気付いた俺達は同時に立ち上がり、迫る足音が玄関の方に行くと、臨戦態勢の構えをし、外の気配を捉える様に神経を尖らせた。




