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第二十八弾 異次元袋様
リーネの表情を観察しながら俺は、お皿の上に猪の肉が出現するように念じた。
すると、お皿の上には猪の肉が出たのである。
異次元袋様のお陰だ。
「えっ? ええぇぇぇぇ―――――!! い、今の何!? ねぇ、ねえったら。今のどうやったの!? 教えてよぉー、きっどぉ~」
体を俺に密着させ、猫が寄り添うような仕草をして、誘惑しようとしてくるリーネ。
不意を突かれた俺の心臓は、高鳴りをみせている。
教えたいんだが、念じたら出るんだって言ったら信じるんだろうか……いや、絶対信じないよな。俺なら信じない。




