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第二十七弾 魔法?
「得意になってるところ悪いんだけどさ、材料はあるの? 腰に下げてる水筒っぽいの以外、荷物が一つも見当たらないけど?」
「あっ…………」
がっくりと首を落とし、溜息を吐いている。
実に判り易いなリーネは。
しょうがない。さっき来る道中にGETした猪の肉を出すか。
俺は戸棚からお皿を拝借し、丸太のテーブルに置いた。
「キッド。何してるの?」
「今から、とっておきの魔法を見せてあげるよ」
「んっ? 魔法?」
リーネの頭の上に、ビックリマークが出ている気がする。
アヒルの唇見たいになって、可愛いな。




