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第二十六弾 腹ペコ
「リーネ。救ってやりたいのは山々なんだが、一人じゃ無理だ。それに、銃の弾が全然足りない…………すまないが……」
「ううん。分かってる。無理を承知で言っただけだから、気にしないで。もしかしたらって、考えただけだからさ」
明らかに、肩を落としているリーネ。
何とも言えない雰囲気の中「ぐうぅぅ――!」と俺のお腹の音が鳴る。
その音ひとつで、場の空気が変わった。
「ぷ、ふふ、あははは! ごめんねキッド。ウジウジしてて、僕らしくなかった。お詫びといってはなんだけど、僕のお手製料理を披露してあげるよ」
リーネは笑顔を取り戻し、声高らかに宣言した。
いかにも自身がありそうな態度。
これは期待が持てそうだ。




