22/168
第二十二弾 お試し
「リーネ。ちょっと試したい事があるんだけど、いいか?」
「んっ? 何でも言っていいよ。なにかな?」
俺はガンホルダーに差してあるリボルバーをリーネに手渡し、木に向けて引き金を引いてみるよう仕向けた。
「これを引けばいいんだね? それじゃあ、行くよぉ~!」
「ああ、引き金を思い切って引いてくれ」
五秒後。手を上下にブンブン揺らして、駄々をこねるリーネがいた。
「…………きっどぉぉ~、これ、全然ひけないよぉ~」
リーネが力を込めて引き金を引いているが、微動だにしていない。
やはり『銃使用許可証』が無いと、銃の引き金は引けないのだろうか。
なら説明に書いてある通り、この世界では俺以外の人が銃を扱えないと言う事になる。




