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第百八弾 初交渉
「おう、いらっしゃーい。……ん? お客、見ない顏だな」
「ええ、さっきここに着いたばかりです。それで、お願いがあって参りました」
「ほう……何か、訳ありのようだな……言ってみな?」
俺の印象は、それ程悪くない様だ。早速交渉を始める。
「フ~~ン。つまり、鉱石類が、特に銅鉱石を譲って欲しいんだな?」
「はい。実は現在、手持ちが無くてですね……物品ならあるのですが……」
「良し! なら、その物品を見せてくれ。その売上金で、銅鉱石を買えばいい!」
途端に、店主の口元が緩む。
客に対しての営業スマイルだろう。
俺は上半身裸体の店主に、戦利品である。
オークの鉄槍、灰色ウルフの毛皮二十枚2kg、他etc。その他もろもろをカウンターに提示した。




