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本を読む事で魂が救済されている気がする。

作者: 安孫子太郎

どんなに嫌な事があろうとも、仕事がどんなに辛かろうとも、

本を読む、この行為によって、心が救われ、魂が洗われている気がする。


本を読むことがずっと大好きで、続けてきた。

本の世界は、現実と平行して、融け合っているが、現実とは少し離れている。

ただのインクが染みた紙の束であるのだが、そこに自分が入り込み、いや、心が入り込み、身体はこの世界に置いたまま何処までも旅立つことが出来る。


過去へも、未来へも、現実には無い異世界へも、誰かの思想の世界へも、何処へでも行き来が自由であり、誰にも邪魔されない。


身体と心をバラバラに生きる術を本は教えてくれる。

自分だけの精神世界を築かせてくれる。


そこで好きに遊び、自由に動き回れる。


そこでたっぷりと過ごして、現実へと帰ってくると、周囲のことなど心底どうでもよくなってくる。


誰々が、何々と言っていた。誰々が何々をしたらしい。

そういった、うわさ話、世間話。それらについて全く知りたいと思わない。


そんな薄汚れた話題よりも、自分が本当に心の底から楽しめる、言葉の世界を知っているし、何が好きで、何が楽しいかも、分かっている。


本を読み、自分を深く知っていくことで、周囲に邪魔されなくなる。


これほどに優しい世界が他にあるだろうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 魂の救済良い言葉ですね 嫌なことを思い出したくないときや 何も考えたくないときに 読書さえ出来れば楽になるのは 逃げかな?と思っていましたが 本当に良い言葉 これだから読書をやめられませんね…
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