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魔法使いの娘  作者: 彩華
第一章 入学
26/56

適合

3月更新何とか間に合いました。文章力が無いうえ、言葉も知らないので陳腐なものになっておりますが、是非読んでみて下さい。

今後、少しずつですが、色々な言葉を勉強しようと思う今日この頃です。

「行きましょうか」


 三人の姿が見えなくなると、直ぐに柊哉は行動を始めた。人の波を避けながら、迷いなく進む。それは、まるで行き先が決まっているかのようにすら思えたのだが、先を急ぐ柊哉に何となく話しかけずらく黙って着いて行く。

 徐々に人混みから離れて行く事を不安に思い、とうとう美優は我慢できずに柊哉の広い背中に問う。


「何処に行くんですか?」


 不安のせいか、その声は少し震えている。柊哉は足を止め、短く答える。


「暗黒横丁です」


「えっ!!」


(そこは、確か孝典さんが近付くなと言っていた場所……何故そんな所へ?)


「以前、そこで美優に合いそうな杖を見ました」


 まるで心の中の疑問が聞こえたか如く、柊哉は答える。


「さすがに和人達をそこに連れて行く事は出来ないので、少しの間離れもらう事にしました」


(柊哉さん、最初からそのつもりだったのでは?  孝典さんの様子がおかしかったのもそのせい??)


 孝典に何をしたのか、美優には分からない。だが、間違いなく邪魔な孝典を追い払ったのだ。

 優しい微笑みを向ける柊哉。

 美優は、自分の左腕を右手で強く掴んだ。


(時折、柊哉さんを怖いと感じる時がある。それが何故なのか私には分からないが……)


「長い時間離れていると変に思われます。とにかく急ぎましょう」


 立ち止まる二人の横を恋人同志らしき二人組が腕を組み仲睦まじく擦り抜けて行く。羨ましそうに美優はその後ろ姿を見送る。


「分かりました」


(それでも、私は柊哉さんの側に居たい。柊哉さんの横を歩いていたい)


 不安の入り混じった眼差しを柊哉へ向ける。


「大丈夫です。僕が側にいますから」


 穏やかな瞳で、真っ直ぐ右手を差し出した。大きくて力強い手だ。戸惑うように美優の小さな白い手をその手にぎこちなく絡める。


(この手をずっと離したくない)


 繋いだ手を握る手にギュッと力を込めた。




 狭い路地を曲がるとそこは全く人影がない。二人歩くのがやっとの道だ。高い塀と塀に挟まれ、先に進めば進むほど暗くなり、いつしか闇に包まれる。

 だが、美優は怖くは無かった。繋いだ手から、柊哉の温もりが伝わって来る。

『大丈夫です。僕が側にいますから』先程の柊哉の言葉を頭の中でリピートする。あの言葉は美優の思いに対する答えなのか、それとも現状に対する答えなのか? ――間違いなく後者だろう。

 そんな思いに考えを巡らせていると、柊哉が話し始めた。


「この先が暗黒横丁です。暗黒横丁は、違法な物を裏ルートで取り寄せる闇の商人が商売する場所です。

 様々な街の魔法通りと繋がっており、何処からでも行き来が可能です。昔はあちこちに点在していたのですが、潰しても潰しても新たな場所に出来る闇市場に、とうとう魔法省は匙を投げ、暗黒横丁を内々に認める事にしたのです。表沙汰になっておりませんが、暗黒横丁をあらゆる街の魔法通りと繋ぐ事を条件に、他の場所に闇市場を開く事を禁じた。魔法省にとってもその方が都合が良かったのでしょうね。一ヶ所を監視するだけで済むのですから。特に目立った大きな動きがない限り、魔法省も手を出さない。魔法省の中にも暗黒横丁から、大きな恩恵を受けている者も少なくないでしょう。今通っている此処は空間の狭間で暗黒横丁に繋がっている。ここを抜けたら闇商人が徘徊し、よからぬ人間が集う場です。十分気をつけて下さい」


(そんな危険な場所ではないと手に入らない杖――一体どんな物なのかしら??)


 行く先を見ると、仄かな灯りが闇の中に一つぼんやりと浮かび上がっている。オレンジ色の寂しい灯りだ。どうやら、あそこがこの路地の終わり、つまり暗黒横丁の入口。


「ここから、先は危険です。決して僕の側を離れないで下さい」


 張り詰めた声で、そう告げる。並々ならぬ緊張感が美優にも伝わり、ゴクリと息を飲んだ。




 そこは不気味な場所だった。昼間だというのに、まるで夕方から夜に変わる瞬間の如く薄暗く、怪しげな店が幾つも点在していた。

 時々、獣の鳴き声らしき声が閑散とした横丁に反響する。何処から聞こえるのか分からないが、意外と近くから聞こえてくる。不意に悪臭らしき匂いが風に漂い美優の鼻につき、思わず顔をしかめた。

 通りと狭い路地を繋ぐ場所には、必ず一つオレンジ色の外灯が灯されている。魔法通りと横丁を繋ぐ外灯だ。その外灯の一つに真っ黒な光沢を放つ大きな烏が一羽、暗黒色の瞳を怪しく光らせ佇んでいる。

 通りを歩く人は、まばらで皆異様な雰囲気を醸し出している。

 顔が見えない程スッポリと頭までマントを被っている者、明らかに柄の悪そうな強面の者と様々だ。確かにこんな場所にエミリ達を連れて来る訳にはいかない。

 その中の一人、屈強な身体にボサボサの髪、顔に大きな傷を持つ中年男が此方に近付いてきた。

 美優は怖くなり柊哉の袖を掴み、背に隠れる。


「どこかで見た顔がいると思ったら、湊じゃないか!!  久しぶりだなぁ」


 そのダミ声に驚いた烏が大きな羽を開きバサバサと飛び立った。


「ご無沙汰してます、げんさん」


 柊哉がその名を呼ぶ。どうやら、知り合いのようだ。


(一体どんな知り合いなのかしら?)


 興味を持った美優が、柊哉の背からピョコリと顔を出す。右頬から口元に掛けて縦断する傷痕が痛々しい。その傷痕のせいか右半分の皮膚が盛り上がり硬くなっているようだ。美優の視線に気付き、ギロリと注視する。舐めるような視線を受け、慌て再び柊哉の後ろに隠れる。


「おやっ!! 今日は随分と可愛らしい子を連れてるじゃあないかっ」


 下卑た笑いを浮かべ、唾を飛ばしながら喋る。

 震える手で、美優は柊哉の上着をギュッと握り締めた。

「恐がってるじゃないですか。あんまり脅かさないであげて下さい」

 後ろに隠れる美優を気にしつつ、眉尻を下げ困ったように言った。


「ガッハッハッ……」


 柊哉の困る様を、楽しそうに大口を開け豪快に笑う。唾が飛沫となって飛び散る。


「すまん、すまん、冗談だ。あんまり、怯えているんでつい……なっ」


 拝むように節くれだった左手を上げ、源は愉快そうに謝った。


「ハァーッ……すみません、時間がないので、また今度」


 肩を落とし深いため息を吐、呆れたように髪を掻き上げる。指どおりのよいなめらかな髪がハラリと踊る。


「そうだな、そうした方が良い。お嬢ちゃんは目立ち過ぎる」


 源の言葉で辺りを窺うと、確かに此方に目を光らせている者もいる。美優は更に身を縮込ませた。


「では、失礼します」


「またな!!」


 去りぎわ独り言のように首をかしげながら、呟く源の言葉が美優の耳に届いた。


「それにしても、前の女と全然違う。アイツ趣味変わったのか?」


 その言葉が美優の心にいつまでも引っ掛かった。




「確か、この辺りだったはず」


 柊哉は視線を走らせ店を探す。薄暗い為、お目当ての店舗を探すのも一苦労。空は真っ黒い霧に覆われ微かな陽の光が届くだけである。


 ウォォォォォーーン


 近くで先程聞いた獣の鳴き声が鳴り響き、美優は首を竦めた。どうやら、すぐ横にある店から聞こえて来る。


(一体、何のお店かしら)


 疑問に思い眺めているとマントで顔を隠した人物が重そうな鉄の扉を押し開け中へと入って行く。マントのせいで男女の判別もつけられない。


「あそこは魔獣を売っている店です。今入って行ったのは多分どこぞの富豪の使いの者。先程家紋の形の指輪が一瞬だけでしたが見えました。あれを身の証とするのです。金持ちの道楽で禁忌魔獣を飼うのでしょう。ここでは、一個人が所有するのを禁止されている獰猛な魔獣も手に入りますからね――あぁ、ありました!! あそこです」


 柊哉が二つ先にある古い建物を指差した。美優はその風貌に顔をしかめる。今にも崩れそうな汚いボロヤで"魔道屋"と古びた看板を頭上に掲げていた。


「さぁ、急ぎましょう」


 柊哉に促され仕方なく足を動かした。




 軋む音を立て扉が開く。裸電球が数個、天井からぶら下げられ、何とか店内にある商品が見える程度の明るさだ。外観と違い店内は、あちこち修理の跡は見受けられるが、思っていた程は酷くない。


「久しぶりじゃなぁ、湊」


 奥の方から不意にしゃがれた声が聞こえて来る。

 柊哉は微笑し「介爺すけじい相変わらず、よく見えていますね」と声を掛けながら、声のした方へと歩を進める。その先にいたのはキズだらけの木のカウンターの後ろに腰掛ける小柄なお爺さんの姿だった。


(えっ!! ここから!!)


 美優は驚いて後ろを振り返り、何度も確かめる。この場所から入口は見えない――だが、間違いなく介爺は入口を入ってすぐに柊哉を言い当てたのだ。

 美優は、驚きで目を大きく見開いた。


「随分、良い所のお嬢さんを連れているじゃないか」


 のんびりとした口調で言い当て、此方に真っ直ぐ顔を向けるが、その視線は定かではない。


(目が……!!)


 驚きで声を上げそうになるのを口元を覆い必死で堪えた。思わず凝視するお爺さんのその瞳は白濁し、その髪と同じ色。恐らく何も見えていないはず――

 美優は恐怖を覚え、二、三歩後退るが、商品棚に背が当たり、その足を止めた。


「で、今日は何が入り用じゃ」


 驚く美優を無視して、話は進んでいく。


「彼女に杖を」


「何じゃ、杖はすぐそこじゃ」


 美優を真っ直ぐに指差した。


「えっ??」


「お嬢さんのすぐ後ろの棚じゃ」


 ハッと振り返ると介爺の言う通り杖がキレイに並べられている。それは、明らかに先程見た店の杖とは違って見えた。重々しい気を感じ、どれも触る事すら躊躇われる。


「そこにあるのは、皆意思を持っておる杖。以前持ち主がいた杖じゃ。長い間、大切に使われると杖も意思を持ち始める。すると強い魔法を使えるようになる。それも当然、杖が協力してくれるのじゃからな。上手く気に入られればより協力な魔法を使えるじゃろうて。だか、その逆もあるがな」


 ニタリと口の端を歪め皺々の顔に不気味な笑みを浮かべた。


「ここにあるものもどれも素晴らしいのですが、以前見せて頂いた杖を見せていただきたい」


 ニコニコと笑顔で言う柊哉の言葉に介爺の顔が凍りつく。


「何っ?!  いくら何でもそりゃ、無茶じゃ。随分と変わった魔力の持ち主のようだが、あれを扱える者は居らんじゃろうて」


(変わった魔力の持ち主? 強い魔力を持っていると言われた事があるのだが変わった魔力とは?)


「とにかく見せて下さい。出来ればそれを売って頂きたいのです」


「ふんっ、お前もやきが回ったなっ―― あれは千年樹の枝から出来ている杖。出来た時から強い意思を持つ杖じゃ。適合者にしか決して扱えんじゃろうて」


 バカにしたように鼻で笑う介爺に笑顔を崩さない。


「分かっていますよ。そんな事は、だからです」


 人差し指を頬に充て、余裕たっぷりに言い切る柊哉に介爺は目を瞠る。


「まっ、まさか、適合者だと……そんな事は……」


「絶対無いと?  試してみれば分かります。万一適合者だった場合は売って頂きたい」


「……勿論、適合者なら……なっ」


 半信半疑で、介爺はカウンターに手をついてヨイショと立ち上がる。その腰は湾曲していて、かなりの年齢をかんじさせた。店の奥へと引っ込むと、その内ガサガサと何かを探す音が裏から聞こえて来た。


「柊哉さん、あの方の目は見えていらっしゃるのですか?」


 介爺の姿が見えなくなると美優はすぐに疑問を口にする。


「――介爺の“目は”何も見えてはいません。光すらも分からないでしょう」


「では、何故分かるのですか?」


 美優には柊哉を当てた事、そして美優の存在に気付いた事が不思議でたまらない。


「感じているのです、身体中で。音や匂いや気配、そして大気の流れ、魔力を――目に頼らない、身体中で見ているのです。だからこそ物の本質が見極められる」


(物の本質?)


 美優には今一柊哉の言う事が理解出来ず、首を傾げる。


 しばらくすると介爺が裏から姿を見せる。その右手には三十センチ位の白い木箱を持っている。荒々しくどかりとカウンターの椅子に座り込み、木箱を丁寧にカウンターの上に置いた。


「ほれっ、是がそうじゃ」


 カウンターに置かれた焦げ茶色の木箱は、汚れ一つついていない。とても大切にしていた事が明白だ。美優はじっとその木箱を見つめる。特に何も感じない。


「どうした?  見ないのか?」


 介爺の言葉に急かされ、美優は木箱をそっと手に取る。木箱は思いの外、軽かった。優しく上蓋を開けるとクリーム色のスポンジの上に三十センチ弱の真っ白な杖が一本置かれていた。神々しい光沢を放つ杖は高貴で、手に取るのもおこがましく思え、美優は柊哉の顔を窺う。

 柊哉は促すように大きく一つ頷く。

 特に今は杖から何も感じ取る事は出来ない。美優は自分がこの杖の適合者などとは思えなかった。

 介爺は何も言わない。ただ、成り行きを食い入るように見守っている。

 美優は木箱をカウンターに置き、恐る恐る手を伸ばし杖をその細い白い指で掴んだ。


(何?! これっ?!)


 突如、まばゆいまでの閃光が、美優の手の内からこぼれ出る。辺り一面光に覆われ、暗い店内が一瞬にして明るく照らされる。

 美優の中に温かい物が杖を掴んだ指から、ゆっくりと流れ込む。

 突然の事に驚いた美優はその手を離した。コトリと音を立てて杖はカウンターの上に落ち、コロコロと数十センチ転がり、そして止まる。

 すると、徐々に杖は光を失い、また薄暗い店内へと逆戻りした。

 ふと前を見ると介爺が凍り付いたように微動だにしない。その表情は全てを見ていたかのように――否、感じていたのだろう。


「売って頂けますよね?」


 悠然と微笑む柊哉に、驚きで言葉が出ないのか大きく頷いて見せた。




 落ち着きを何とか取り戻した介爺が美優に言った。


「では、アクセサリーを出しなさい?」


「アクセサリー?」


 一瞬躊躇するが、取り敢えず今持つアクセサリーを外して、カウンターに並べる。

 母に貰ったブレスレットと父に貰ったネックレスだ。


 抑えを無くした美優の魔力が解放される。


「な、なっ、なんという力……」


 小刻みに介爺の体がブルブルと震え出す。それは、興奮からなのか、恐怖からなのか分からない。何も見えない介爺の目は真っ直ぐに美優を捉えていた。

 だが、次の瞬間目蓋をおろし、両手で顔を覆った。


「……くれっ」


「えっ?」


 くぐもった声で何かを言うが美優には聞き取れず、聞き返した。


「そ、それを付けてくれ」


 カウンターに置かれたアクセサリーを震える指で指を差す。その尋常ではない様子に驚き、美優は慌ててアクセサリーを付けなおした。

 ハァハァと苦しそうに肩で息を吐き、胸を押さえる。徐々に呼吸が治まって来る。美優達は訳も分からず、それを見守る事しか出来なかった。


「大丈夫ですか?」


 落ち着いた所で、柊哉は声をかけた。


「ああ、すまんかった――わしにはちと眩しすぎてな」


 余韻を消し去るようにゴシゴシと顔を撫でる。


「……それにしも綺麗じゃったぁ」


 一人言を呟くその顔は少年が初めて恋を知った時のような顔だったが、すぐにその顔を引き締め柊哉に念を押した。


「あの杖を本当に渡して良いんじゃな?  お嬢さんに危険が及ぶのでは無かろうか。お前さんも知っているじゃろうが、膨大な力は時に人を不幸にする。あれは千年樹の杖じゃ。人を不幸にも幸せにもする」


「勿論、分かっています。不幸にも幸せにもなれるのでしょう。人は不幸を乗り越えて初めて幸せになれると僕は思っていますが」


「諦めた物が不幸で乗り越えた物が幸せと言う事か……お嬢さんはどうなんじゃ?」


「えっ、私ですか?」


 突然、話を振られ戸惑いを隠せぬまま、それでも美優は自分の胸のうちを精一杯話す。


(この先どおなるかなんて分からない。ならば……)


「私は……前に進むだけです」


(ここで、立ち止まる訳にはいかない)


 答えにならない答えを返す。それでもその思いは通じたのか、介爺は始めて口元を綻ばした。


「他のアクセサリーは無いか。それでは魔力が強過ぎる」


 ブレスレットとネックレスには強い魔力が既に込められている為、これ以上詰め込むのは無理なのだ。

 美優は、今、他の物など持っていない。困惑したように唇を結ぶ。


「これを使ってください」


 柊哉がポケットから何やら取り出してコトリとカウンターに置いた。

 小さな箱だ。まるで指輪をいれるような箱だ。

 美優はそれを手に取り開ける。


(これは――!!)


 驚いて、反射的に柊哉を見た。


「安物ですみませんが、使ってください」


 それは、先程の店で一目で気に入った四つ葉のクローバーのリングだ。

 ――柊哉は気が付いていたのだ。

 美優は思い出す。あの時、一人遅れて店から出て来た事を――

 あの時買って来てくれていたのだろう。


「これに杖を込めて下さい」


「込める?」


 オウム返しに聞き返す。


「いつでも杖を出せるようにアクセサリーに変換して持ち運びをするのです。安物ですみませんが、これで宜しいですか?」


 リングはカウンターの上でキラキラと光を弾き返し幻想的だ。


「勿論です」


 柊哉の初めてのプレゼント[しかも指輪リング]に美優の心臓は高鳴っていた。


読んでいただき有難うございました。あんまり反応が無いので面白いのかどうか分かりませんが、次回も是非読んで頂ければ嬉しいです。


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