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プロローグ

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<20XX/12/Oct 二一〇〇時 ドラゴンズマンション 2F 萩原宅>

それはマンションの自分の部屋で休んでいた萩原純一への、一本の電話から始まった。

純一:「萩原です」

???:「あ〜俺だ俺。」

電話を掛けてきた主はS.O.F西日本分署に所属する純一の同僚、アインハルト・シュワルツェネガー少尉だった。彼はイギリスでは名門家の生まれなのだが、体裁にこだわる親のしつけに反抗し、S.O.Fに転がり込む形で就職したのだという。本当のところはわからないが。

アイン:「なあ。今度こっちへこないか?」

純一:「それまたどうしてだ?」

アインの用件は、15日にS.O.F西日本分署で開かれる首相視察歓迎パーティに純一の友人を招いて遊びに来ないか、とのことだった。

首相視察とお題目を打っているものの、実際は裏ルートで援助資金が入ることを喜ばずにはいられないとどんちゃん騒ぎをするだけだ。首相とて多忙の身。宴会に出席する暇などないのだった。

アイン:「それに最近は近い選挙で忙しいみたいだからな〜」

などとアインは電話を切る間際、失礼極まりない発言をしていた。


<20XX/13/Oct 一二四〇時 教室・昼休み>

恵美:「え、なになに?パーティ?」

萩原純一は早速数名の知り合いに15日に開かれるパーティの詳細を知らせた―主催者は知らせていないが―。すると―

藤二:「行く行く!怪我も治ったばかりだし。慰安のつもりで」

恭子:「え?かっこいい人が沢山?」

恵美:「まあ、みんな行くんだったら、私も」

純一の知り合いは他にもいたのだが、風邪や諸事情で学校を欠席していた。

こうして萩原純一は、朝比奈恵美、藤原藤二、小野井恭子の三名を連れて、S.O.F西日本分署へと向かうことになった。

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