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愛される自信~四十九話~

「付き合って下さい。」告白されたのはもうすぐ圭さんが

戻ってくる三学期の終わりだった。

初めての経験で頬が真っ赤になった。



告白してくれたのは同じクラスの後藤くん

学級代表をしている。

たまに話をしたりして 私も好感はもっていた。


「あ…ごめんなさい。私は付き合ったりとか…そういう時間は

全くなくて……それにまだそういう気が起らなくて……

すごく嬉しいんだけど 今まで通り

なんでもお話のできる友人でいたいんだけど……。」


言葉を選びながら慎重にそう話した。



「わかったよ。角谷のそういう誠実さ 俺好きなんだ。

だから友達でいられることだけでもうれしいんだけど

ちょっと俺贅沢を求めすぎた?」そう言うと頭をかいた。



「そんな贅沢なんて……

私なんて他の人たちから比べたら 地味だしつまんない女だから

後藤くんみたいな素敵な人にそんなこと言われて嬉しいよ。」



「もしさ こうやって友人として付き合ってて俺のこと

もっと知りたいとか思ったら そんときは付き合って。」



後藤くんも真っ赤になっていた。



「ありがとう。」私も心臓がドキドキした。



初めての経験だったからすごく刺激的だった。

圭さんにあとで教えてあげて少しやきもちやいてもらおう。


昨日の電話の時は 飲み会だって言って

周りで女の人の声も聞こえていたし

圭さん 素敵だから すごく心配なんだもん……。



幸だって 心配しておかないとマズイよって少しお灸をすえておこう。



帰ったら テストで帰りの早い 凛と華子がソファーに座っていた。



  凛 来たのか


私はまた防御をしないといけないから少し気が重い。



二人は圭さんの話で盛り上がっていた。



「もうすぐ毎日あえるのね。」華子



「ずるいから 私は毎日ここに圭くんに会いに来るから。」




「どうぞ~ただお互い抜け駆けだけはやめようね。」



二人はとても楽しそうだった。



「圭くんがここから外に出て何年?」



「高校の時からだからもう十年近いよ。」



「早く帰って来ないかな 今までの分全部あまえてやろう。」



圭さんのことではライバルのなのか友達なのかよくわかんないけど

なんだかんだいってこの二人は仲がいいのか

それともやっぱり悪いのか……。




  どんなに頑張ったて圭さんは私のものよ



そう言ってやりたかったけど

素敵な秘密は心の中にしまった。




  もうすぐ圭さんが帰ってくる……

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