日本維新の会の「国民への裏切り行為」 衆院予算成立について
◇維新の会の国民への「裏切り行為」
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は3月4日に25年度予算が衆議院を通過したことについて個人的な意見を述べていこうと思います。
各紙報道では「55年ぶりの修正予算」「70年ぶりの減額修正」などとんでもないことが起きたようになっていますが、政治家のほとんどが「国民を救う気が無い」と僕は感じました。
質問者:
結局のところ教育無償化、給食費無償化と「所得税の壁がややこしくなった」ことぐらいしか修正されたことは無かったですよね……。
筆者:
所得税の壁がどうなるかについて時事通信の記事で分かり易いものがあったので、
ここで載せておこうと思うのですが、
このように段階的で複雑な上に、200万円以上の収入の人に対しては2年間の時限的措置にとどまるようです。
上級国民以外の全日本人がエンゲル係数が過去最悪の水準になるほど物価高に苦しんでいると思うので、共通に減税をしても何の不思議でもないと思いますけどね。
大企業が利益を上げているのだから、そんなに財源を気にするのであれば、大企業から徴収又は法人減税の補助金の廃止などをすれば良いだけのはずです。
質問者:
こんな複雑な上にほとんどの方には2年しか減税措置が無いって……。
筆者:
平成の初期の頃の「所得税の壁」については最低賃金が算定の根拠であるために、
等しく生活に必要な金額と言うのは恒久的に控除されておかしくないと思うんですけどね。
立憲民主、国民民主両党がガソリン税の暫定税率を今年度から廃止する法案を共同提出しましたが、予算を引き換えに出すことが出来ずに予算案とほぼ同時期に否決されました。
維新の会が裏切らなければ所得税の壁の一律引き上げやこのようなガソリン税の暫定税率の廃止ぐらいは実現できたと思います。
質問者:
教育無償化や給食費無償化は確かに子育て世代にはありがたいことかもしれませんが、
凄くピンポイントですよね……。
筆者:
本当に少子化対策がしたければ未婚者に対して手取りが増える政策である必要性があるのに、それを理解していないのか無視しているのかは分かりませんが酷い話だと思います。
日本維新の会は国民に対して減税を一応は公約に掲げておきながら上記について盛り込まない予算案に賛成をするというのは問題外であり「国民に対する裏切り行為」と言えると思いますね。
国民にとって多少はプラスになることであるために批判の声が出にくい性質であるものであることが「利権を生み出しやすい構図」となっているんですね。
先日の衆院選で落選した安倍派の下村氏などがこうした「教育利権」を持っていたそうですが、その「後釜」を日本維新の会が狙っているという事なのでしょうね。
※授業料無償化の問題点についてはこちらをご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n5667kd/
質問者:
せめて学校では無く子育て世代に直接給付して欲しいですよね……。
日本維新の会は「第二自民党」という疑いがありましたが、
ここぞというところで発揮されたという感じですね……。
筆者:
因みに、「第二自民党」や「自民の補完勢力」と言われることについては流石に気にしているようでこれらの指摘について前原共同代表は3月1日の党大会では、
「予算に賛成することは自公の補完勢力ではないかという批判があるが、屈してはならない。我々は野党だ」
「我々の考えを実現するための政治的判断だ。大義のもとでやっている」
と批判について向き合う事をしていないわけです。
選挙の時には消費減税についても触れていたのに今では全く話題にもしないなど酷い有様です。
質問者:
「補完勢力」かどうかはともかく、「石破政権を救った」という事だけは間違いなさそうですよね。
◇立憲民主党も準じるほど酷かった
筆者:
日本維新の会が今国会の「最大の戦犯」であることは紛れもない事実ではあるのですが、その次に酷いのが立憲民主党でした。
2月13日の国会内の立憲民主党の党内集会で野田代表は、
「暫定予算は政権の弱さを内外に示す。トランプ米大統領と厳しく対峙しなければいけない時に足元を見られるのは国益を損なう」
「切れ目なく予算を執行するためには、予算案を人質に取るべきではない」
と発言し、予算と引き換えに国民を救う政策をする気が無かったことから野党内でも一致できなかった要因の一つとしてあるのです。
※ちなみに暫定予算とは職員の人件費、光熱水料、警備契約、清掃契約、エレベータの保守契約など毎日実施しなければならない業務の経費のみの予算を先に決めてしまうものです。
他の予算を年度を跨いで審議することで実効性のある議論が出来ると思っていました。
ただし、紛糾していると内外から思われてしまい政治の信用度が下がります(今も底を打っている疑惑もありますけど)。
質問者:
でも、予算が成立するかどうかと政権が弱いことってあんまり関係なくないですか?
そして、予算が成立したところで結局のところトランプ大統領が「円安を是正しろ」と要求してくるみたいな記事が今日出ていたんですけど……。
筆者:
僕も予算が暫定予算になることと政権の脆弱さは関係ないと思いますよ。
「自公過半数割れの大敗」と言う状況の時点で脆弱政権なのは目に見えて明らかなわけです。
裏金問題も宙ぶらりん、経済は一部の人以外は困窮化という状況でも、
前回の選挙で政権交代はおろか目標としていた比較第一党にもなれなかったんです。
これは、「立憲民主党も事実上の負け」でありながら依然として代表に居座り続けている野田氏そのものにも問題があると思うんです。
質問者:
そんなよく分からないロジックのために日本国民全体を救う政策が成し遂げられなかったという事ですか……。
筆者:
それどころか立憲民主党の安住予算委員長は予算成立後に記者団に対し
「『年収103万円の壁』の見直しや『高額療養費制度』、それに教育など与野党で政策論争が行われ、予算案が大きく修正された。去年の衆議院選挙での議席数の変動が予算委員会のあり方を大きく変え、与野党伯仲の時代のあるべき国会の姿を国民に見てもらうことができた」
と何故か自党の政策は全く反映されていない状況の中でドヤ顔で語っていたわけです。
(唯一反映されたのは予備費削減)
質問者:
こんなに結果を出せていない状況で「あるべき姿」とか言われても困りますね……。
筆者:
全く国民を救う政策を打ち出せていない「悲惨な有様」を“高評価”している。国民と感覚と乖離しているのが野党第一党と言う日本の政治の恐るべき状況と言えると思います。
◇「減税政党」は世論調査の段階では支持を拡大
質問者:
何か気持ちが暗くなる話ばかりなんですけど……何か良い報告って逆に無いんですか?
筆者:
僕だって本当はこんなことばかり書きたいわけじゃありませんけど現実を直視しておかないと未来には向かっていけませんからね。
一方でこの状況下で国民民主党が予算案に反対し、財源を提示することなく「178万円の壁」に拘ったのは唯一の救いだと思います。
質問者:
確かにそもそも「壁問題」についてあまり議論されてきたことすらありませんでしたからね。
筆者:
最終的には歪にはなりましたけど「年収の壁」についても少しではありますが動かせたことも成果だと思います。
また、特定扶養控除の所得要件が、103万から150万に引き上げられたことは学生の皆さんにとっては朗報だと思います。
完全に投票先を失いかねない誰も投票に行きたくない、投票先が壊滅的になるという絶望的な様相になりかねなかった(国民民主党は相対的に見てマシと言うだけで絶対的に応援しているわけではありません)のでこれは良かったと思いますね。
質問者:
減税が支持されるようになる風潮は良いですね。
減税による経済効果について理解が進んできているという事も意味しますからね。
筆者:
また、外国人に関しては懸念があるものの財政に関しては抜群の価値観があるれいわ新撰組に関しても伸びています
産経新聞社とFNNの2月22日の合同世論調査では
18~29歳では国民民主党が18・9%でトップとなり、2位自民党の11.8%を抑えました。
30代では国民民主が15・9%、れいわ新選組が14・4%となり、自民は11・2%で3番手となったことが衝撃をもって報じられました。
自民党が伸びない分本来であれば立憲民主党が伸びてもいいはずですが、せいぜい横ばいと(先ほどの調査の30代では1.5%)言う状況はそれだけ「増税政党」という認知が広がっているんでしょうね。
立憲民主党代表の野田氏は1月22日に日本記者クラブでの会見で「減税を訴えたいが、それでいいのか。未来世代から搾取する政治はやめるべきだ。『財源なくして政策なし』という姿勢で2025年度予算案の審議に臨む」
と現状と的外れなことばかり言っていますからね。「今の現役世代」を救わずして未来世代もあったもんじゃないですからね。
質問者:
これまでの経緯から立憲民主党が若い方から支持されているとは思いませんでしたが1%台って凄いですね……。
200万円以下の年収の方だけじゃないですからね苦しいのは……。
筆者:
やはりデータで見てもそれだけ若い世代を中心に困窮しており、働いても働いてもお金が増えない苦しい現状を示しているんだと思いますよ。
最近は電気代や、八潮市の道路陥没事件からは水道代まで大きく値上げになろうとしています(埼玉県で最大4割値上げ)。
質問者:
夏の参議院選挙で少しでも良くなってくれると良いんですけど……。
筆者:
非改選が自公で数が多いのであまりすぐに大きく変わることは考えにくいので、
声を上げ続けることが大事だと思いますね。
という事でここまでご覧いただきありがとうございました。
今回は維新の会が「裏切り」によって国民にとってあまりプラスにならない予算を通してしまったこと。
立憲民主党が「謎の満足感」や「財政観」に囚われていることも維新の会に匹敵するほどいけないこと。
減税政党が支持を伸ばしていることをお伝えしました。
今後もこのような政治経済について個人的な意見を述べていこうと思いますのでどうぞご覧ください。




