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サンドゴーレム討伐

コウタ「ハッ!」


ゴーレムに殴られる!・・・その映像が流れた瞬間、コウタが目を覚ました。


コウタ(夢か)


コウタ(まだ砂漠か・・・何があったんだっけ?)



何がおきたのか思い出していく。『絵本』の中に入って、ゴーレムに殴られるまでを。



コウタ(アレからどうなってるんだ?)


キョロキョロと見回す、後ろを向いた所で4人が地面に座っている所を確認した。


コウタ(サキと。オウタとサトミか・・あとは誰だ?)


コウタはオウタ達の方へ向かった。


ーーー


シールド「まず最初にゴーレムの股下を、フックと逆再生に通ってもらう」


サトミ「逆再生?」


オウタ「トキノの事だろ」


シールド「そうそう」


コウタ「なぁ、今どういう状況なんだ?」


3人がコウタを見る。


オウタ「コウタっ!お前、大丈夫なのか!?」


オウタとサトミが、バッっと立ち上がりコウタを心配する。


サトミ「あなた、大丈夫なの?ほんとに・・・生き返えりましたの!?」


コウタ「なんだなんだ、大丈夫だよ、生き返った?どういう意味?死んだわけじゃあるまいし」


サトミ「あなた、死んでいましたのよ?」


コウタ「俺が?マジ?でも・・・生きてるけど?」


オウタ「なんか、RQとナースさん?達がいっぱい来て、手術してた]


サトミ「手術が始まれば、1時間で蘇生可能みたいですわ]


コウタ「はぁ?」



2人の様子からマジなんだろうと思うが、どうにも信じられない。




シールド「そろそろ、股下を通るわよ?そんな話、後でにしなさい?」


オウタ「・・・」

サトミ「・・・」


コウタ「どういう状況?ってかトキノは?」




すっと、双眼鏡を差し出してくれる人がいた。


RQ「これをお使いください、コウタさん」




コウタ「あ、はい、ありがとうございます」


オウタ「いつのまにか出てきて、消えていくよな、ほら消えた」


サトミ「ほんと、心臓に悪いですわ」


オウタとサトミが双眼鏡を覗く。コウタも良く分からないが、とにかく同じ方向を見た。


ーーー


シールド「説明するわよ」


逆再生トキノがゴーレムの股下を通る。


②攻撃されないように、フック、キャバ嬢、シゲが援護。


③最後に動体を崩して。核を出す。


④逆再生の能力を使って、核を手に入れる。


⑤フックが破壊する


シールド「コレで勝てるわ」


ーーー




トキノ「ここでいーの?


【トキノの瞳の文字は『不幸』】


フック「あぁ、多分な、俺は行く、待機してろ。玉が見えたら、あとは頼むぞ」


トキノ「りょーかい」


フックはトキノを降ろしゴーレムの方へ向かう。




トキノ「シゲ頑張ってるねぇ、カッコイイなぁ」


トキノは双眼鏡でシゲを見ていた。




フックがキャバ嬢の元に行く。


キャバ嬢が、ずっとゴーレムの攻撃の囮役をこなしてくれていたのだ。


フック「優秀だな」


そういって笑った。




フック「ありがとう、風俗嬢。」


フックは手のひらからワイヤーフックを出し、ゴーレムの足に巻き付ける。


さらに、どんどん巻き付けて、巻き付けて、足を破壊する。




それが第2の合図だった。




キャバ嬢「最高よ、フック」


そう言いながら、もう片方の足を触れる。触れた瞬間、ボロボロと崩れていく。



両足が崩れた、そのタイミングに合わせて、シゲがロケットランチャーで、ボマーが爆弾で腕を破壊する。




シゲ「バーン・・・やっぱ気持ち良いぜ」


【シゲの瞳の文字は『不幸』】




ドガァァァァン。



胴体と頭だけになったものが落ちてくると、すぐにキャバ嬢が胴体を触る。



胴体もただの砂として崩れていく。



フック「風俗嬢、そろそろ撤退しろぉ!」


その声が聞こえると。


キャバ嬢「あとは頼んだわよ!フック!」


親指をグッ!っと立てながら円外へと向かった。


それを見て、親指をグッ!っと立てるとフックはキャバ嬢のいた、ゴーレムの中心へと向かう。



その時、フックは見た。


核が空中に浮かんでいる所を。



フック(なるほど、ずっと胴体の中にあったわけじゃないのか)

フック(胴体を破壊したあとに『核』が出現するのか)



核が、地面へと落下していく・・・ソレを。



トキノ「きゃっちー!」


トキノがその核をキャッチしていた


フック「乗れ!テレポート!」


トキノ「今いくー!」


トキノが走って、ボートに乗り込む。




フック「よしっ!ナイスだぜテレポート!」


フックが、ニコっと笑う。


それを見たトキノはちょっとだけ、心が動いた。


トキノ(・・・なんだろう?この既視感・・・)


フック「あとは俺に任せろ!」





ラインの外へと向かいながら。


右腕でハンドルを握り、左手でワイヤーを出す。


トキノが持っているゴーレムの核に巻き付けていく。




フック「ん、なんだコレ、ゴーレムの足を破壊する時以上の力が必要なのか」


トキノ(苦戦してるのね・・・ん?)


トキノは後ろを振り返る、ゴーレムの手がこっちに向かってきていた!




トキノ(かなり近い!)


トキノ「フックさん、ゴーレムの腕がこっちに来てる!速いよ!」


フック「くそッ!固い!俺の能力じゃ破壊できないのか?もっと強く巻き付けぇぇぇぇぇぇ」


ワイヤーフックがギチギチと巻き付いていくが。核が破壊される気配は無い。



トキノはフックの顔を見て、その後に、迫るゴーレムを手を見た。


両腕、両足、胴体、のすべてが核を取り返す為に集まり、デカイ手に成っている。


追ってくるスピードも上がってるいるらしい。




そして既に今、ボートを掴めるくらいの位置に来た!手が閉じていく、核を掴むように。




ズザァァァァッァァァ。



トキノが乗った、ボートが砂で埋まった・・・。ゴーレムの手に渡ってしまったのだろうか?



ーーー



トキノ「やっば、これからどうしよう・・・」


トキノは核をキャッチした場所にいた。


能力を使って、一時停止、そして自分だけ逆再生して元の位置に戻っていたのだ。




だが、ここからトキノはどうする事も出来なかった、走っても、すぐにゴーレムの手が追い付いてくるだろう。



どうしよう、とキョロキョロしていると。



シゲ「トキノー!乗れぇぇぇっぇぇぇ!」



そう叫ぶ声があった。



トキノ「シゲっ!?なんで?」


シゲのもとに走る!


ボートが一時停止して、トキノが乗り込む!


1人用ボートなので、おんぶする様にトキノが抱き付く形になる。自然と核がシゲの胸に押し付けるようになり、シゲの胸に痛みが走る。




トキノ「なんでっ!?なんでここにいるのっ?作戦では円の外だよね?」


シゲ「砂がでっけー腕になってよ!核の破壊にも時間かかってたからさー」


シゲ「もしかしたら、失敗したのかと思ってさー」


シゲ「もし、もしだ、失敗してたらトキノが能力で戻ってくるんじゃないかって思ったんだよ」



トキノ「シゲ・・・あ、ありがとう」


ギュっと力込めて抱きしめる。



シゲ「・・・おいおいおい、やっべぇまた手がきた!」




また手がボートに向かってきていた。



トキノ「シゲ、どうしよう?あの手、めっちゃ早いよ!」


シゲ「その核は、俺の銃でも破壊できるか・・・?」


トキノ「撃ってみて!」


シゲ「・・・いや、やめておこう」


トキノ「なんで!?時間ないよ?」


シゲ「球体に撃って、万が一破壊できなかったら、跳ね返った玉がトキノに当たるかもしれない」


トキノ「シゲ・・・」


トキノ(そんな事気にしてる場合なのっ!?多分フックも、コウタと同じになっちゃったよ!?)


トキノ(このままじゃ、私達も!)




躊躇している時間があるか?無いに決まっている。再び、手がボートを掴む直前へと・・・。




トキノ(やばい!また能力を使ってもどる?)


トキノ(いや、駄目、意味ない!シゲみたいに誰かが助けに来るとは思えない!)



その時カチッっと音が鳴る!ボォォォォン!



トキノ「キャー!」



トキノ達のボートが、吹き飛ばされた!砂の中に『地雷』が埋まってたようだ。




ボマー「その爆弾はお前らのボートを円の外まで吹き飛ばす用に作ったぜ」



シゲ(ボマーだ!でも、この感じじゃあ・・・)



一時的にゴーレムの手から逃れる事ができたが、2人分の体重は計算外だった。もう少しで円の外に出られる、でもまだ足りない!



ボマー「くそっ!火力が足りなかったか!」



ボートが地面へと強く叩きつけられ、バウンドする。その勢いで、ふたりはボートから投げ出される。




3度目の、ゴーレムの手が迫る!



走って出る前には掴まれる距離。


シゲ「トキノ!核を貸してくれ」


トキノ「うん、はい」


シゲ(想像した銃を作れる、妄想した銃を作れる・・・)





シゲは実感していた、初めての感覚、これが本来の使い方なのかもしれない。



核が入るほどの銃口。さらに片手で持てる銃を創り出す。



核を大砲の用に込める、そしてある場所に・・・撃った!


バァン!



シゲ「オウタァァァァァァァァ!」



ゴーレムの手がシゲとトキノを掴もうとする!


まだ『核』は彼らの手にあるものだと思っているのだろうか?



ーーー



オウタは、シゲとトキノが円の外向かっているのを見た時、体が勝手に動いていた。1人用ボートに乗り込み。シゲ達の元に向かう。




オウタ(俺なら核を破壊できる)




シゲ「オウタァァァァッァァァ!」




タイミング良く、核がオウタの元へ撃ち込まれる!




オウタ(シゲ・・・どうやったか分からないが、よくやったぞ!)


オウタ「これで終わりだ」




飛んできた核を・・・殴った!



ボッ!っと、核に穴があいた。それと同時に、・・・ズザァァァァッァア。



核を失った事で、巨大な手が崩れていった。



全員「・・・」




ーーー



でかいゴーレムの手が視界から消えた。



シゲ「終わった・・・?」


トキノ「たぶん、おわった・・・」



キャバ嬢「やったわ!よしっよしっ!勝ったのよぉぉっぉぉぉ!」


シールド「やった!」



シゲ「おっしゃぁぁぁぁぁぁ!」

トキノ「やったぁぁぁぁぁ!」




オウタは無言で拳を天へと上げていた。



サトミ「ギリギリだったけど、良くやったわね、みんな」


ボマー「よしっ、よしっ、よっっし!」




サキ「・・・」


サキ(みんな凄いなぁ、良いなぁ)


サキ(私も能力が手に入ったら、あんな風に喜べたのかな)





思い思いにガッツポーズを決め、みんながシールドの元に集まり。


いえーい!っとハイタッチをしあう。


大人とか子供とか関係なく、みんな笑顔だ。




ボマー「時間かかってたから失敗したかと思ったぞ?何やってたんだ?配置固定よー!」


トキノ「配置固定って私のことー?私はト、キ、ノ!ちゃんと覚えて!」


トキノ「もう!異常事態発生してたんだよ?フックさんの能力で破壊できてなくてさ・・・あ・・・フックさんは?」




キャバ嬢「あそこね」


キャバ嬢が指さした先にナース達が集まっていた。




トキノ「そっか、逃げきれなかったんだね」


トキノが寂しい顔をするもんだから、オウタは意識をズラすために聞いた。




オウタ「それで?能力を使って戻ったのか?」


トキノ「そうそう・・・」




そこからは、トキノと、シゲ、オウタの活躍を各々が話し。大人達も話に夢中になって聞いていた。


失敗話も、緊張話も、体が咄嗟に動いた話も、食事は無いが宴の様に見えた。





ーーー





それを寂しい目で見ている人物がいた、サキだった。



サキ「・・・」


RQ「サキさん、あそこに1人用ボートを用意しました」


RQ「このコンパスが北を指す方向にキャンプ場がございますので、ご自由にお使いください」



ここにいても仕方ない。


会話に入る事もできない。


能力もなければ・・・行動力もない。


今、皆の中に入ると水を差すことになる。


ここにいたくない


行こう、キャンプ場に。





そう思い、サキはボートへと向かう。


後ろには笑顔で会話している人達。


それに対しサキの顔は?それを見る人は誰もいない。






サンドゴーレム討伐編   完

RQ「なんという事でしょう、まさかサンドゴーレムの討伐まで、読んでくださる読者様がいらしたなんて!」


RQ「ほんとうに、ありがとうございます」


RQ「手元の小説では完結していますので、ネタバレにならない程度の質問なら、お答えする事が可能ですので、感想欄をご利用ください」



RQ「明日は筆休めです。キャンプ場での彼らの、ひと時をお楽しみください。」

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