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オウタ達とトキノ達の合流

トキノ達3人はカンガルーから鍵を手に入れ、何事もなく出口へとたどり着いた。




トキノ「やったー!出口だぁー!くりあー!」


もう少しで赤く染まりそうな太陽にむかって両手を突き上げていた。


シゲ「やっと終わったー」


コウタ「なんかさ、報われた気分になるよなー」


2人も、太陽の光を浴びて、不思議な安心感をその身に浴びていた。



薄暗い迷宮内部は、3人にとって永遠とも思える暗闇に等しかった。


現在地と出口を教えてくれる地図があったので、かろうじで正気を保てたが、内心では、本当にこの道が正解なのか、本当にこの地図は正しいのか、何回も自問していた。


正しい地図があるのに関わらず・・・だ。



だが、文句1つ言わず、3人で楽しくしていたのは、見栄だったり、迷惑をかけないようにという配慮だったり。


いろいろ考えたが、結局の所、3人ならリタイアしても良いかという結論にたどり着いたからだろう。



外の空気を堪能しているのか、深呼吸しながら3人はボートがある場所へと向かうと見知った人物がいた。



トキノ「あれ?オウター!」


ボートに乗り込もうとしたオウタがトキノの声を聞き、動作を止める。


オウタ「おーい!・・・?」


オウタ(だれだ?あのデカイの)



シゲ「おっ?お嬢もいるじゃん!大丈夫だったかー?」


コウタ「おう、お嬢もオウタもお疲れ様」


とコウタが声をかけると。



オウタ「えっ!?だれ!?」


サトミ「・・・コウタ・・・ですの?」


体が巨体になっているコウタを見て、目が点になっている



コウタ「あー、あはっははは!キャンプ場で話すからさ。とりあえず先行っててくれ、俺達はあそこにある3人乗りボートで行くからさ」


オウタ「お、おう?」


サトミ「え、えぇ・・・」


コウタの声なのは分かるが、見た目が違い過ぎる為とても困惑していた。ソレを見ているトキノとシゲは笑いを必死に堪えている。



こうして5人はキャンプ場へと向かうのであった。



・・・



オウタとサトミ。トキノとシゲとコウタの2つのボートが、


キャンプ場入口へと近づいていくと、RQがVと書かれた旗を持ち立っているのが見えた。


その近くに一隻のボートが止まっているのを見ると、そこに向かって進みボートを止めるのだった。



旗を手に立っているRQに小さく頭を下げながら、キャンプ場へと足を踏み入れると。


コウタの能力が切れて、元の体に戻ると同時に、昨日と同じ順位が書かれた看板を見つけた。


トキノ「おぉ!元にもどった!」


サトミ「ほんとにコウタだったのね」


コウタ「そっか、キャンプ場では能力使えないんだったな」



第2 レース 順位


1位 サキ

2位 オウタ

3位 サトミ

4位 トキノ

5位 コウタ

6位 シゲ



と書かれていた。


それを見て最初に反応したのはシゲ。


シゲ「・・・は?」


キレ気味にそう反応したものだから、トキノがビクっ!と体を強張らせる。


トキノ「ちょ、こわいよシゲ、どうしたの?」


シゲ「だってよ、変じゃないか?トキノを・・・俺達を邪魔したやつらが、俺達より先にいったのに、なんでまだゴールしてないんだ?普通、俺達よりも早くゴールしてないとおかしいだろ」



シゲは怒っていた、自分達を邪魔して先に進んだのに先にゴールしてない。その意味は自分達が倒した敵を、倒せていない。という事じゃないか?と考えたからだ。


巨体、イヌ、カンガルー。・・・それらを倒せないヤツに負けた。足を引っ張られた。ソレが許せない。



コウタ「たしかに、変だな、っていうかツッコミ忘れたんだけどよ」


サトミ「ふっ、『私の道』とか言ってましたのに、この結果ですのね」ボソッ。


コウタ「なんで、あの人達は本名じゃなくて、能力名で順位表に書かれてるんだ?まぁ昨日の事だからうろおぼえだけど」



オウタ「あぁー、たしかに能力名だった気がする」


サトミ「本の中の登場人物だからじゃありません事?」


投げやり気味にサトミが言った。



シゲ「あぁ、なるほど」


シゲ(俺達にちょっかいかけるだけのNPCね。ウザ、死ねよ)



・・・



キャンプ場内部に入り、サキを探すと、昨日と同じく、肉を焼けば食べられる様、準備をしているサキを見つける。


昨日とは、ひとつ違ったのは白米が用意されていた事だった。



トキノ「おぉぉ!今日の主役はごはんだねっ!」


シゲ「よしっ、じゃあ今日はカレーも作ろうぜ!サキ、せっかく用意してくれたけど、カレー用にいくつか貰うぞ?」



サキ「う、うん、いいよ」


コウタ「そういや、俺達、朝メシだけしか食ってなくね?腹減ったわー」


今日もまた、3人の調理が始まるようだった

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