オウタvsイヌ
まだサトミに会えない、もっと先に行ったのか?
それとも別のルートがあるのか?
あ、しまった、トキノの持っているルートだけがゴールまでの『正解の道』だと思っていたけど、今思い出したら、ボマーが別のルートを進んでいたっていう事は、『ゴールまでの道』は1つじゃないのかも。
じゃあこのまま進んだとしても、サトミは別のルートが書かれている『地図』を手に入れた場合、会えないのか。
まいったな・・・そう考えながら進むと、カチカチと何かが動いている音を聞く。
ん?次のギミックか?なんか機械の音がするな。
オウタはそのまま音がする方へと歩く。
地図を確認とすると、やはりゴールまでの道中から音が鳴る事に気づくが、それ以上に分かる事は無かった。
そして音の正体をオウタは目撃する。
カチカチと音を鳴らしながらこちらに向かって来ていたのは、鉄かステンか、全然知らない物質なのか、人工的に作られた2匹のチワワだった。
機械の犬か、最新の技術で作られてる系のヤツか?・・・まぁいいか、俺の敵になるとは思えないけど。
ただ殴って、終わりだろ?
オウタはプローテの時とは違い、穏やかな気持ちだった。
敵は機械だし、本物の『生き物』じゃないっていう事と、コウタを殺した敵じゃなかった事もあるだろう。
そこからの展開?
特別な事は全くなかった。イヌの射程範囲に入ると、ガウッガウッ!っとオウタに噛みつこうとするチワワ犬2匹。
ソレをまるで頭をなでる様に、ただ触れた。・・・ボッ!
それだけで、次の瞬間には、犬の頭は既に『無くなって』いた。
第1ステージのゴーレムならともかくさ『こんな敵』に苦戦ヤツなんていないだろ。
トキノとサキは無理かもしれないけど、トキノにはコウタとシゲが付いてるし。サトミでも楽勝だろ。
この第2ステージ・・・なんの意味があるんだ?
第1ステージみたいに、『意味』があったりするのか?
こんな楽勝なのに?地図もあって、コンパスもある。苦戦する事も無い。
まぁ、唯一しんどい事と言えば・・・。通路の先を見る。
オウタ「薄暗くて、変わり映えしない場所を歩かされてるっていう事くらいか。まだまだ先が長そうだな~」
オウタvsイヌ オウタの圧勝