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サトミの決意

シゲが「お前か、ボマー!」


そう言って、1人走って行ったシゲ。オウタ達はシゲのその行動から、ステージのギミックによる爆発じゃない事知る。





オウタ「おい待て!」


オウタの言葉なんて聞こえていないのだろう、もう行ってしまった。追いかけようとしたが。


まずはトキノの方だ、もしかしたら、すぐRQを呼んで治療してもらえば。そう思い、倒れているトキノの傍まで行き。


オウタ「RQ、治療をたの」


頼む・・・そう言おうとしたがオウタは見てしまった。




コウタの首がグリンッ!と反転しているのを。


オウタ「コウタッ」


サトミもオウタの言葉につられ、振り返る。


それは衝撃的な状況だった。


巨体の体。機械の様に見えるのに、2メートル強の筋肉隆々の男。皮を全て剥いだ肉体に、露出した脳みそ。




それはサキがプローテと名付けた敵だった。


そのプローテがコウタの顔を殴っていた。どういう訳か首が180度回っているのに、かろうじで立っていたのだ。


サトミ「・・・!」



言葉にできない衝撃。


サトミ(コウタが殺された・・・こんな化け物に!)



オウタもサトミも固まっていた。


プローテは殴り終えたばかりの拳を引っ込めた。


少しの静寂の後、プローテの方から声が聞こえてきた。




???「ごめんなさい?貴方達の中でドクターが1番強いから、先に殺してしまったわ」


そう言いながらプローテの後ろから出て来たのは、キャバ嬢だった。



オウタ「あんた、なんでコウタを」


同様のあまり、詰め寄ろうとする。


オウタ(参加者同士の殺し合いなんて、する意味があるのか?)



キャバ嬢「おっと、動かないでよ?動いたら、この娘を殺す」


そう言ってサトミを指さす。


キャバ嬢「あぁでも火山・・・じゃなかったモグラは殺すから・・・同じ事か」


オウタ「え?」




「殺せ」とキャバ嬢がそう言うと、プローテは地面を蹴り、その巨体を軽々浮かす。




プローテが目指した先はサトミだった。プローテのロシアンフック!だが・・・拳がサトミの顔に触れる事は無かった。


サトミは能力を発動させていた。全身の皮膚から、ありとあらゆる近接武器を出して、プローテの拳を受け止めていた。



そんな優しい言葉じゃ足りない。武器が腕を貫通して、刃物がかぎに成っており腕を引く事すらできない。



ブシュブシュ。っとプローテの拳から血が出る。



サトミ「わたくしに、打撃は利きませんわ」


サトミは足の裏からも、武器を出している。それは地面に杭を刺しているようなものなので、ビクともしない。


完璧な防御だった。



サトミ「オウタ!わたくしは大丈夫ですわ、手伝って、オウタ」


サトミが能力を発動させている間は、敵も武器が刺さっていて動けない。


デメリットとして、サトミ自身もこれ以上は何もできない。




だけど


キャバ嬢「無駄よ?動かないでって言ってるでしょ?」


サトミ「オウタ早く!大丈夫よキャバ嬢の能力は魅了ですわ、敵はわたくしが止めていますもの」




でもオウタは動けなかった。


オウタ「違うぞサトミ、キャバ嬢は1度能力を解除して俺に触れる事だってできるんだ」


キャバ嬢「ふふふ、相変わらず頭が回るわね。私は優しいですから、見せてあげるわ」



キャバ嬢はそう言って、プローテと同じ姿勢を取ると。


腕を引き抜く動作を行った。キャバ嬢の行動と、全く同じ行動をプローテも行う。


その結果。ビチャビチャ・・・っと血が流れ、ボロボロに成りながらも、腕を引き抜く事に成功していた。



サトミ「うそ・・・」


そうは言ったが、見ている現実が全てである。



キャバ嬢「貴方、自分の能力が打撃に対しては無敵だと思っているのかしら?私は魅了した相手を完全に制御できるのよ」


サトミ(魅了というより、操作じゃないですの!)


次の動作は、ボロボロの右手と左手でサトミの体から出てきた武器を掴み・・・地面から引き抜いた!


サトミ「!?」


オウタ「!?」




キャバ嬢「自分の能力について、もっと研究した方が良かったんじゃない?」


キャバ嬢「モグラ、貴方は誰も守れない、守りたいならまず強くならないといけないじゃない?」


キャバ嬢「それにアナタ」


サトミに向かってこう言った




キャバ嬢「自分の能力が、モグラや狙撃手と相性が良くない事知っていて、まだ一緒にいるつもり?」


キャバ嬢「覚悟なき女が『良い女』に成れるなんて、思っていないくせに?」


キャバ嬢「その、ちょっとした『甘え』のせいで、友人がどうなるか・・・思い知らせてあげる」


引き抜かれたサトミは宙に浮いている状態。



キャバ嬢はピッチャーの様な姿勢になり。


オウタ(ヤバイ!)


オウタはその危険性を察知し、振り返り逃げる動作をする。


キャバ嬢「その判断がもっと早ければ、良かったわね」


キャバ嬢は振りかぶって・・・投げた!




サトミ「オウタ!逃げてぇ!」


ハリセンボンの様に武器を出している状態のサトミが・・・オウタのへ投げられる。


オウタの逃げる判断は間違ってなかったが、遅かった。


背中に武器が突き刺さり。壁へとそのまま・・・ザクッザクッ。




サトミ「ごめんなさい、オウタ、わたくしのせいですわ」


死んでしまったオウタに向かって膝をつき、謝罪しているサトミ。


それを見ながら、角を曲がっていくキャバ嬢とプローテ。



キャバ嬢「私は優しいから貴方は殺さないでいてあげる」


キャバ嬢「この『道』は私の道よ、土足で入りこんだ罰だと思いなさい」


サトミはちゃんと聞こえていなかった。


サトミ(私のせいで、私の能力が足を引っ張ったのね)


キャバ嬢「『成長』しなさい?ウニの能力を扱える様にね」


サトミ(・・・ウニ・・・?)


キャバ嬢「いくわよ」っと巨体の名を呼んだ。



・・・



キャバ嬢の言う通りだった。


私は昨日、能力については考えていたが、『防御方』以外についての方法を考えていなかった。


第1ステージの『もう1つの意味』や、オウタからの報告、ボマーの好き位置に爆弾を創造できるとか。


電話が繋がったとか。そういった事に頭を使っていたせいでもあるが。




『今』この瞬間においては全てが言い訳に思えてならない。




心のどこかで『オウタがいたら大丈夫』って甘えていた。


そのくらいオウタを信頼していた。


だけど・・・わたくしも『成長』しなければ。


お父様、今のわたくしに何ができますの?



・・・



父との会話



お父さん「サトミ、お前が間違っていると、今お前が言っただろ?」


サトミ「・・・うん、でも!私を怒らせたのは向こうよ!」


お父さん「サトミ、そうじゃないんだ、相手にも理由があるかもしれないが」


お父さん「今、自分にも非があると理解してるって事だな?」


サトミ「・・・はい」



お父さん「くくく、そーか、それは良い事だ!」


サトミ「・・・??」



お父さん「自分が悪いと理解している。でも相手にも原因があると、やっぱり理解している」


お父さん「くっくっく、良い娘に育ってくれてうれしーぞー!サトミィー」


そう言ってサトミをギューっと抱きしめた。



怒られているハズなのに、抱きしめられて困惑する、だけど嬉しさが溢れてしまい。


サトミ「な、なにも解決してないよ?おとーさーん」


緩んだ顔でそう言った。お父様は、抱きしめるのを解くと。




お父さん「いいかい?大事なのは自分が理解している事をどう扱うか・・・だ」


お父さん「間違いを自分で正し。相手にはそれを促す、難しい事だ」


お父さん「相手に指摘しても、どうしようもない事もあるが」


お父さん「促した、という『行動』はサトミの為に成る」



・・・



お父様は、いつも、良い事とか悪い事とかで話をしなかった。


『私の為に成る』そんな言葉ばかり、投げかけてくれた。だから尊敬している。わたくしも、そんな人間に成りたいと。




わたくしの能力はきっと、皆と力を合わせて戦えるような能力では無いですわね。


オウタと連携する場合でも、ハリセンボンの状況になればオウタが迂回する時間が必要になる。


いえ、そもそもオウタが前に出る事の方が多いハズですわ。その場合わたくしは必要ない。



シゲなんて遠距離可能だから、わたくしは必要ないし。


トキノの能力は未知数ですし・・・コウタなら?いけるかもしれませんけど・・・トキノから離れないでしょうね。



サトミ「わたくし、1人で行動しますわ」



まだ、治療中のオウタとトキノの様子を見てから。



サトミ「オウタごめんなさい、キャンプ場でまた会いましょう」




サトミの瞳文字が『不幸』に今変わった。


サトミの成長物語が今始まる。

サトミ「ここまで読んでくれて、感謝しますわ!」


サトミ「明日は、わたくしが活躍する物語だけですの」


サトミ「ただ『武器』を出すだけの『能力』でどうやって、戦うのか、予想していただけると嬉しいわ」



サトミ「この場面、こういう戦いにならないのは何故?とかの質問等も受け付けていますわよ?気軽に感想を書きなさい」

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