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１７１、おや、来るな

　大丈夫かもじゃ駄目なんだじょー。

　毎度、お馴染みになりつつある出勤時の出来事です。

　横断歩道がありまして、私は青信号を左折します。

　右手の歩道からは、おじさんが自転車に乗って真っすぐやって来ます。

「ん」

　自転車の動きが妖しいのです。

(こやつ曲がるな)

　私はブレーキをかけつつ、車の速度を落とします。

(せめて、横断歩道で渡ろうね・・・ねっ、ねっ、あ～やっぱ手前で曲がった～)

　自転車は悠々と私の目の前を横切っていきます。

　平然とした、さも、当たり前の顔して・・・。

「おーい！」

　思わず叫ぶ私なのでした。

　どんな状況においても、なにかあったら車が悪いのですが、おじさんもちょっとだけ、危ないかなとイメージして欲しいなとつい思いました。

　ま、どうでもいいんですけどね。

　安全第一(言い聞かせる)。