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第50話 おかめVS西園寺利花

(このステータス…化け物クラスだな。これほどステータスを引き上げているのは英雄のスキルじゃない。天命か!)


ーーーーーーー

(名)

天命Lv5


(概要)

先天性スキル

寿命を減らし、その分能力を向上させる。

寿命:天命のLv数×8倍分の寿命が減る

能力:天命のLv数×2倍分の能力が上昇する

※長寿との併用が可能

ーーーーーーー


(天命レベルが5だから、寿命が40歳分減って、その分能力10倍かよ…強力過ぎんだろこのスキル。)


ーーーーーーー

天動神示


職業 魔法士☆4

種族 人間

称号 革命者・巧みな話術士


Lv 68/70

HP 1050 天命9999

MP 2980 天命9999

ATK 380 天命3800 

DEF 290 天命2900

INT 810 天命8100

AGI 240 天命2400

スキルポイント 120


スキル

「英雄」、「天命Lv5」、「革命者」、「長寿Lv3」、「ファイアショット」、「ファイアスピア」、「アイスショット」、「アイススピア」、「ストーンショット」、「ストーンスピア」、「ウインドショット」、「ウインドスピア」「魔力操作」、「魔装召喚」、「ヒール」、「ワイドヒール」、「ストーンシールド」、「サンダーブレード」、「エクスプロージョン」、「消費MP軽減Lv1」、「ナイトアイ」、「ウインドインパクト」、「サイクロン」、「フライ」、「褒める」、「激励」、「勧誘」

ーーーーーーー


スキルから見て、攻撃系の職業ではない職をカンストして、魔法士になり突破し続けているのではと信之は考えた。


(攻撃系の職を取っていたら脅威のステータスだった

な…)


攻撃職を取っていなかったことに安堵する信之。


「さて、君の答えは?ピエロ君?」


「…。」


信之は一拍おき、中指を突き立てて神示に向ける。


「…お断りだクソ野郎。」


回答を聞いた神示は笑みを消し、右腕でメガネを持ち上げる。


「君はもっと理知的な人物かと思っていたが…僕の勘違いだったようだね。なら…死んでもらう!!」


神示は信之に襲い掛かる。



───────議事堂の外ではイリスと利花が対峙していた。


「なんであんな人に従うの?絶対に良い未来なんてないよッ!」


イリスは利花を説得しようとする。


「…貴方、女なの?仮面の趣味悪いわよ。」


「…え!嘘っ!?う…変えた方がいいかなぁ?」


仮面のチョイスを指摘されたイリスは、自分の質問や今の状況を忘れる。


「…何だか興が冷めるわね…。神示様は私…いえ、私達を導いて下さる指導者。悪い未来なんて有り得ないわ。」


利花は、神示に陶酔している。


「話しても無駄何だね…?」


「そうね。私としてはもう少し話していても良いのだけれど。」


「どうし…ッ!サイクロン!」


イリスが疑問を投げかけようとした時、強い眠気と甘い匂いを感じた。

イリスは咄嗟にサイクロンを放つ。


「あら、気付かれたのね。存外、お馬鹿さんという訳ではなさそうね。」


「むぅ!ひどいです!」


イリスは、いじけながらもとてつもないスピードで利花に迫る。

利花から見たら、全身黒いローブに覆われたおかめが信じられないほどの速度で向かってくるのだから鳥肌ものである。


「なんて速さなの!?くッ!剣花!」


利花は大きな向日葵の様な花を目の前に召喚する。その花の花びら一枚一枚が剣となっており、それらがイリスに襲い掛かる!


「そんなの効かないよっ!えいっ!」


イリスは、せいけん突きで襲い掛かる剣花を砕く!


「何よそれッ!化け物じゃない!?」


後方に飛び退きながら、利花は悪態を吐く。


「化け物じゃないですよ!なんてこと言うんですか!」


「ひぃッ!」


後方に飛び退いて距離を取ったはずが、真横におかめがいることに気付き恐怖する利花。


「なんでそんなに怖がるんですか!?流石に傷つきますよ!?とりあえず、終わりです!えい!」


なぜ怖がられているかを理解できないイリスは、利花の顔めがけてパンチを放つ。


防御も出来ずにそのまま受けた利花は、空中で回転しながら血を撒き散らして吹き飛び倒れる。容赦の無い恐ろしいおかめである。


「あっ!やりすぎちゃったかな!?」


イリスは、利花の元へと向かい容態を確認する。

利花は、気絶しておりメガネが割れて殴られた頬は痣となっている。

更に、口からも鼻からも血が出ていて、淑女としてとても見せられないような顔となっていた。


「良かったー。きちんと手加減できてる!後で信くんに褒めてもらおっと!」


イリスは利花が生きている事を確認し安堵する。イリスに殴られたことによって利花の顔が変形しているが、今回のテロに対して密かに激怒しているイリスにとっては取るに足らない事のようだ…。


「さ、信くんどうなったかな?見に行こうっと。あ、その前に仮面変えといた方が良いのかなぁ?趣味悪いって言われちゃったし…信くんはどう思っているんだろ?」


呟きながら議事堂内に戻っていくイリス。



───────議事堂上空───────


「こちら現場からの中継です!見えておりますでしょうか!?天動衆と思われる人物と仮面を被った人物が戦っております!…な、なんと仮面を被った人物が、天動衆を打ち破りました!あの仮面は…え…おかめ…?」


リポーターも視聴者もおかめに開いた口が塞がらなくなった。



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