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特撮転生 仮面レイダーZEROM 最終回から始まるアナザーストーリー  作者: JING
第五章 亜人の街とリゾート地とルリコの決断
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第49回 現地視察は大事だ

ちなみにダンジョンの設定などはだいたい自作品では共通したりしています。

「こ、コレはすごいわね・・・魔導馬車でもこんなサイズ見たことがないわ。それにこれは・・・鉄の馬、なの???しかも今どうやって取り出したの??」


昼食を共にしその日の午後から遺跡へ向かうことにした俺たちと魔王さまは街の外に移動するとそこでゼロムキャリアーを出し、中からゼロムストライカーを降ろしたのだ。

それを初めて見たコヨミは興味津々で二台を 交互に観察している。


「そうだ、このデカブツが俺たちの足になってくれる。普段は俺の・・・アイテムボックスに入れてあるんだ。」

「不可能ねそれは。民家ほどもあるこんな大きなモノ入れられる収納魔法持ちなんて聞いたことがないわ!」

「そうなのか?」「普通はどんなに大きくたって納屋位の量が入れば御の字だぜ・・・。」

「ハヤト(とわたしの)収納は魔法じゃないからね・・・。」

「それは後でじっくり聞かせてもらおうかしら・・・。」


まあとにかく行先はインプットしたから向かおう。

バイク(ゼロムストライカー)さえ乗せていなければ装甲車(ゼロムキャリアー)は十人は乗れる、シートももちろん完備しているぞ。

ミサキにはちゃんとオートバランサーを入れておくよう言ってあるから初めての人も酔わない・・・はず。

そうしていつも通り俺はバイクに、残りのコヨミを含めた四人はゼロムキャリアーに乗り込むと一路森の移籍目指して発進したのだった。

そうして両マシンはどんどん加速していき・・・。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



結論から言うとダメであった。

遺跡への道中でヘルメットに取り付けてある無線から一旦止まって!と通信が入り、停車して見に行くとエチケット袋を持たされたコヨミがうずくまっていた・・・。ルリコに回復魔法をかけて貰っているが魔王よ添乗員がそれでいいのか?


「やっぱり木や魔物を蹴散らしながら走るからバランサー付けててもダメなんじゃない?」

「そんな魔導馬車あるわけないじゃない・・・。」

「少し休みましょうかご主人様。」

「いえ時間がもったいないわ、進みましょう。」

「・・・仕方ない、安全運転で進んでくれ。」


少しスピードを落としたのが良かったらしくそれ以降到着するまで大丈夫なようだった。


そして到着した遺跡は小さな城のような形をしていた。

森に溶け込むように佇む姿は荘厳と言ってもいい雰囲気であった、これなら観光名所にもなりうるだろう。


「あら、これはなかなかのロケーションじゃない!」と少し元気になったようだ、最初に出会った時の雰囲気はもはや無いが。


「ここに迷宮があるのか?」

「ええ、報告では建物自体に特異性は無いのだけれどちょうど中心部で地下への入口が見つかっていて同時に魔法盤も発見されているので最低でも十階層はある迷宮じゃないかと考えてるのよ。」


中へ進んでいくと城というよりも霊廟といった静けさが広がる場所。

外から見ると二階建てにも見えたそれは高い天井が占めており、上に向かう階段などもないように見える。

そしてずんずんと進む魔王様について行くとやがて大きなモノリスと横にずらしたような祭壇があり、そこに地下へ進む隠されていた階段があった。


「雰囲気から察するに地下墓地にも見えるな・・・。」

「ちょ、やめてくれない!?わたしが怖いの嫌いなの知ってるでしょハヤト!」

「別に墓地=怖いではないだろう、先達たちが眠る由緒正しい場所じゃないのか?」

「・・・。」「コヨミ?」

「ホラーツアーというのもアリかもしれないわね!仮にコアがあってもこんな小さな規模のダンジョンなら【虚脱】させてしまっても問題ないでしょうしね。」


どうやら魔王さまは怖がっていたのではなくセールスプランを考えていたようで、目には金貨のマークが浮かんでいた。

ちなみに【虚脱】とはダンジョンからコアを切り離しその機能を一時的に失わせることである。ダンジョンコアを失った迷宮は沈静化し魔物や罠、アイテムを生み出し入ったものから魔力を奪う機能が止まってしまう。そのためダンジョンを資源として見るような迷宮都市や大規模な迷宮ではコアを切り離すのはタブーというのが暗黙の了解なのである。

ちなみにコアを失っても大きい迷宮なら長い期間をかけて再生するのだが小規模だとそのまま迷宮としての機能を持たない遺跡や洞窟になってしまう。


「ホラー系のダンジョンっぽい施設・・・面白いのかそれは?」

「オレは行ってみたいぞ!たしか帝国には遊園地っていう色んな乗り物やアトラクションで遊べるところがあるんだよな!」

「よく知ってるわね、アレはクライシスでも屈指の人気を誇る最高のレジャー施設よ!お爺様が現役の頃に訪れた稀人によってもたらされた技術で作られたそうよ」


最早なんでもありだな、まあ人々の生活が豊かになるならいいのか?

そうして俺たちはダンジョンへと階段を下りていった。


ダンジョンの規模を入る前から測ることは実質不可能と言われている、それはダンジョンコアの膨大な魔力によって中の空間が歪んでいるからと予想されるからだ。

実際ダンジョンが形成されている場所、城であれ塔や洞窟であれ見た目がどんなに大きな建造物であろうと五階層以内で終わる物もあるがその逆のパターンであることも多々あるのだ。

最もわかりやすい指標は入口に設置してある【魔法盤】で、ボス部屋後の帰還用魔法陣がいくつあるか予めボタンの数でわかるためである。そして基本的にボス級の魔物が設置されているのは五階層から十階層ごと。

この霊廟ダンジョン(仮)には魔法陣が三つ。その為魔王はこのダンジョンが小規模と考えたのであった。

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