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第3話 きっと俺らはチート満載

「つまり、俺には皆が最初に話した言葉は話せないということだな?」


孝雄が不満そうに問いかけた。


『そういうことになりますが、コレで確信しましたよ?貴方が勇者かと思われます。』


『マジか!(笑)』


何故か3人声が揃った(笑)気付いたら、孝雄だけ若い男女に用意があるらしく、連れていかれたが「勇者さん勇者さん」と言われて舞い上がって喜んでついていってるから、ありゃ詐欺に引っ掛かるタイプだな(笑)ま、苦しまずに頑張ってくれ。俺ら三人は、とりあえずヴェリトというイケメンの旦那さんに話を聞くこととした。


「あー、つまりだ、俺らはこの世界をどうにかすれば良いわけだな?(笑)」


ヴェリトは話が早くて助かるとばかりに、コクコク頷いた。そこへ歳上であろう女性がイケメンの方へ行き


「ヴェリトや、そろそろ本題に入りましょうか?」


頷きながら「そうですねお婆様」と空中から袋を3つ用意した。


『お婆様!?(笑)』

「嘘だろソレ」

「そうそう、俺どストライクだけど(笑)」

「つか、普通に若くて綺麗だよね?」


笑顔で歳上の女性はあらあら(笑)と、こちらを向いた。


「もう何時振りかしら誉められるのなんて、そんな君達には私達からささやかながら恩恵を授けましょう」


歳上の女性は両手を掲げると、まばゆい光で俺達3人は包まれ、色んな知識や技術、世界の事、そして魔法等が使え、理解できる様にしてくれたようだ。

全く実感がないんだが、いうなればPCでアプリなんかをインストールして付随するデータを大量にブッこんだのに似ているか。


すると歳上の女性はフラッと倒れ、奥さんに支えられながらも、俺達3人に話しかけた。


「イリアありがとうね。では君達に話さなければいけないことがあります。この世界は崩壊寸前です、いきなりで申し訳ありませんがどうか私達とこの世界を救って下さい。その為の協力は惜しみません。勇者には別の目的も有りますが彼を助けてもあげてください。貴方達に幸せと祝福があらんことを。では、失礼します。」


イリアと言われたヴェリトの奥さんに支えられ宮殿の奥へ運ばれていった。


「旦那さん、それはなんだい?」


俺がヴェリトの手にある袋を3つ指差して聞いた所、ヴェリトは旦那さんと言われ嬉しそうに照れながら、


「あ、あぁコレをね、君達にと思ってね。それよりも良いね、その呼び名。その旦那さんって言葉の事さ。」


渡された袋にはそれぞれ同じものが入っているのと、殆ど無限に入れることができるバッグらしい。

ショルダーバッグをこのバッグに入れとくか。中を見るときは手に持って「バッグリスト」でも「中を見せて」でも「ちょい中」とでも言えば良いし、念じるだけでも良いらしい。勿論、入れる時もバッグに触れて言っても良いし念じても良いらしい。

俺は木山と修の方を向いて言ってしまった。


「コレさ、ゲームのアレじゃね?(笑)」

「んー、アレだな(笑)」

「っていうかさ、普通にインベントリだよな?うぉ、開いた(笑)」


そんなこんなで、遠くからコツコツコツと奥さん(イリア)が戻ってきた。


「お婆様が仰られた通り、色々とご迷惑をお掛け致しますが助力は惜しみませんので何卒よろしくお願い致します。」


丁寧な御辞儀と綺麗な奥さん。なんだか凄い怪しくて不安しかないんだけども、しょうがない、どうせすぐに帰れないなら、できる限りの範囲内で頑張りますか(笑)


「奥さん、どれだけの事が出来るかは分かりませんがやれるだけやってみますよ!」


ヴェリトはイリアの側に寄っていき、彼らで良かったねと言いながらラブラブな雰囲気に移行しそうになりながらも、ササッと残っていた部下の若い男女が2人へ何やら小声で話し始めた・・・


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