窓際の赤色の花
窓際の凛とした一輪
逆光でも強く残るその色は
眩しく眩しく目に焼きつく
全身を巡る熱より熱く
日光に輝きを暴かれたルビーより美しく
日を浴びて水を吸い生きる
ひとひら、ひとひら
息をしているような
脈動しているような
命の音が聞こえてきそうな
ここに在るという色を湛えて
これはきっと魔力
日光よりも瞳を掴む眩しい色
命をいっぱいに開かせて
人を、虫を誘う
………………………
あとがき
文字数が足りないのでどうでもいいこと書きます。この作品のきっかけになった赤色の花なんですが、切られちゃいました。バチッと。ショックです。