表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もふもふとむくむくと異世界漂流生活  作者: しまねこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2173/2177

午後からの予定と試し狩り?

「さてと、これで片付け完了だな。ええと、それでちょっと相談なんですけど、午後からはどうしますか? アレクさんとザックさん以外はもうテイムは限界みたいだし、どこかで狩りでもしますか? それとも一旦街へ戻りますか?」

 スライム達総動員での撤収作業が終わったところで、俺はそう言って新人テイマーさん達を見た。

 一応、アレクさんは今日で魔獣使いの権利である従魔五匹をクリアーしている。

 魔獣使い候補のヴォイスさんとザックさんはまだまだ余裕がありそうだけど、それ以外の人は全員従魔四匹で止まっている。

 シャムエル様曰く、彼らのテイム数は一旦ここで打ち止めみたいだから、どうするべきかはちょっと微妙だ。

「それなら、せっかくだからテイムしたスライム達との連携を確認したいので、ちょっと何か狩ってみたいですね。どうだ? それほど強くなくて、連携が確認出来そうな獲物って、この辺りなら何がある?」

 ザックさんの言葉に、皆が真顔で集まり相談を始めた。

 まあ、この辺りなら地元の彼らの方が間違いなく詳しいだろうから、俺は素直に従うだけだよ。

「それならホーンラビットかな。あれは数が多いから良いと思うぞ」

「あるいは、バルーンラットあたりか。だが、バルーンラットはここからならちょっと距離があるな」

「じゃあ、ホーンラビットで行こう。確保したジェムは、全部まとめてギルドで買い取るぞ」

 どうやら相談がまとまったらしく、満面の笑みなヴォイスさんの言葉に皆がどっと笑う。

「じゃあ、ジェムの売り先もあるみたいだし行くとするか。ええと、ここから少し移動した先に、イエローホーンラビットの出現場所があるんです。一日の出現回数は少ないんですが、一度に結構な数が出るのでなかなか良い狩り場なんですよ。どうですか?」

「もちろん。じゃあ行くとしましょう」

 振り返ったアレクさんの言葉に頷き、俺がそう言うとハスフェル達も笑顔で頷きそれぞれの騎獣に鞍を乗せた。

 俺も来てくれたマックスの背に、手早く鞍を取り付けていった。

 そしてホーンラビットと聞いて、俺の従魔達が何やらやる気満々になっている。

 まあ、あいつらにしてみればスライムの狩りなんて片手間でも片付くくらいだろうから、大量に出るホーンラビットなら、ちょっとくらいはストレス発散になるのかもな。

 それなら、午後からの俺は狩りには参加せず見学でも良いかもしれない。

 張り切る従魔達に弾き飛ばされる自分が見えた気がして、ちょっと遠い目になった俺だったよ。



「おお、そうそう。ホーンラビットってこういうところにいたんだっけな」

 ボコボコと穴の空いた斜面を見ながら、マックスから飛び降りた俺は思わずそう呟いた。

 ヴォイスさん達の案内で到着したのは、さっきの河原を少し走ってから大きな森を一つ通り抜けた先の草原の端っこだった。

 ちょっと段差があって土が剥き出しの斜面になっているそこには、見覚えのある穴があちこちに空いていたんだよ。

 だけど、穴の数は意外に少なめで場所も狭い。

「ええと、お前らは、アレクさん達の邪魔にならないように少し離れてくれるか」

 やる気満々で穴の前に陣取りかねない勢いの従魔達を見て、苦笑いしつつそう言って順番に撫でたり揉んだりしてやる。

「ここへ来た一番の目的は、新人テイマー達に従魔のスライム達との連携を確認させる為なんだからさ。落ち着いたら、気が済むまで狩りが出来るように郊外へ連れて行ってやるから、今日のところは我慢してくれよな」

「そうでしたね。では、我らは彼らが取りこぼしたのを狩る事にしますね」

 笑ったマックスがそう言い、猫族の子達はちょっと残念そうにしつつ、他の従魔の子達と一緒に少し離れてここを取り囲むようにして展開した。

「じゃあ、警護を兼ねてよろしくな」

 笑ってそう言い、やる気満々な新人テイマーさん達を最前列におく。

「ええと、従魔達がやる気満々なので、俺はここは無理に参加せずに見学でいいと思うんだけど、お前らはどうする?」

 展開した従魔達を見ながらハスフェル達に聞くと、苦笑いして首を振った。

「俺達も、ここは見学するよ。確かに従魔達がやる気満々だからな。迂闊に彼らの前に出たら、邪魔するなと言われて弾き飛ばされそうだ」

 わざとらしく震える振りをしながらそう言われて、ジト目になる俺。

「嘘つけ。俺と違って、お前らはそんな事になっても余裕でかわすだろうが」

「バレたか。だがまあ、やる気満々な従魔達の邪魔はしない方がいいからな。あとで文句を言われてはたまらん」

「あはは、確かにそうだな。ここはあいつらに任せておくとしよう」

 のんびりとそんな事を話しながら、狩り不参加の俺達は、段差になった土手の上側へ急いで避難する。

 ここなら、どれだけホーンラビットが出て皆が大暴れしてもこっちには被害がないからね。

 それぞれのスライム達を連れて穴の前に陣取る新人テイマーさん達を、俺達は上から笑顔で見つめていたのだった。

 さあ、頑張れ新人スライム達!

 ご主人との見事な連携を見せてくれたまえ!



挿絵(By みてみん)

2026年3月12日、アース・スターコミックス様より発売となりました。

「もふもふとむくむくと異世界漂流生活〜おいしいごはん、かみさま、かぞく付き〜」第六巻です。

いよいよ、早駆け祭りが始まります!

そして、お祭りの後のあれやこれやからクーヘンのお店が開店まで。

怒涛の展開な第六巻を、どうぞよろしくお願いします!



挿絵(By みてみん)

2026年2月13日、アース・スターノベル様より発売となりました「もふもふとむくむくと異世界漂流生活」十三巻の表紙です。


もちろん今回も、れんた様が最高に可愛いくて素敵な表紙と挿絵を描いてくださいました!

冬のバイゼンでの冬祭り、スライムトランポリンでまたしても大騒ぎです!

どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ