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もふもふとむくむくと異世界漂流生活  作者: しまねこ


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海鮮バーベキュー超豪華版下拵え編!

「ええと、じゃあ一休みしたら場所を移動して昼飯だな」

 散らばったジェムが綺麗さっぱり無くなったところでそう言うと、座って休んでいた皆も笑顔で頷き立ち上がった。

 それぞれ馬や従魔達に飛び乗り、前回海鮮バーベキューをしたのと同じ、大きな河原の平らな場所に移動して昼食準備をする事になった。

「今回も設営は任せろ」

「ケンは食材の準備をよろしく!」

 ハスフェルとギイが満面の笑みでそう言い、オンハルトの爺さんもドヤ顔でサムズアップしている。彼らの従魔のスライム達も、揃ってやる気満々だ。

「おう、じゃあそっちは任せた。ええと、食材の持ち込み大歓迎ですので、何かあれば俺に言ってくださ〜〜い」

 今回一緒に来ている皆さんは、全員が収納袋を馬の鞍の後ろに複数積み上げているので間違いなく大量の持ち込み食材があると見た。

 笑顔の俺の言葉に、アレクさん達やパロットさん達、それからヴォイスさんが笑顔で頷き合って収納袋を下ろし始める。

 まずは、アクア達に頼んで川に近い場所にいつものテントを張ってもらい、作業用にテーブルをありったけ取り出して並べた。

「じゃあ、持ち込み食材はどこに置けばいい?」

 テントの垂れ幕は全部巻き上げてあるので、テントを覗き込んだヴォイスさんが笑顔でそう言ってくれた。

「ええと、ちなみに何があるのか聞いても良いですか?」

 俺の手持ちを出すにしても、何があるのかは把握しておきたいのでそう尋ねる。

「俺は、今の季節には店に並んでいないお勧めの魚を中心に持ってきた。アレク達は鎧海老と他の海老や貝類を色々、パロット達も俺と同じく今の季節には店に並んでいない魚と貝類を色々と持ってきているみたいだ。場所を貸してくれれば仕込みも手伝うぞ。良ければ魚の捌き方も教えるが、ケンさんは知っているか?」

 にんまりと笑ったヴォイスさんの言葉に、目を輝かせて頷く。

「知識としては知っていますけど、ぜひ実地で教えてください!」

 三枚おろしくらいは出来るけど自己流だし、俺はキャンプの際なんかに川での釣りを一時期趣味にしていたのもあって、川魚はそれなりに捌けるけど、海の魚はやった事がないものも多い。

 その道のプロから教われる機会は貴重なんだから、ここはしっかりと教えていただきましょう!

「じゃあ、今度は俺達がケンさんに教える側だな」

「是非ともしっかり覚えていってくれ」

 収納袋を持った全員から満面の笑みでそう言われて、ちょっと笑いが出た俺だったよ。

 そして収納袋から取り出される大小様々な魚介類や甲殻類の山を見て、ちょっと遠い目になった俺だったよ。

 うん。この世界の人達の食べる量は、やっぱりおかしいと思うぞ。



「そうそう、そこから包丁を入れて切り落とすんだ。なかなか上手いぞ。初心者とは思えないな」

「あはは、お褒めの言葉をありがとうございます。一応、釣った魚の調理なんかは、自己流ですけど、ある程度は自分でもしていましたからね」

 巨大な寒ブリの頭を落としながら、苦笑いしつつそう答える。



 これ、焼くより刺身で食ったほうが絶対に美味いだろうと思えるくらいに脂がのりまくっている。

 聞けば、寒ブリは当然だけど冬限定。特にこの地域で取れる寒ブリは絶品なんだって。

 高性能の収納袋に入れてあったそれらを、がっつり持って来てくれたらしい。

 よし、バーベキューだけじゃなくてお寿司と刺身も作るぞ。

 もちろん、俺はヴォイスさんに教えてもらいながら捌きやすそうなのをやらせてもらっているんだけど、その横でアレクさん達は、どこから見ても巨大なカサゴみたいなトゲトゲの見ただけで痛そうな魚を捌いている真っ最中だ。

 ヴォイスさん曰く、めっちゃ美味しいらしいんだけどあれは資格のある人しか捌けないらしく、俺は出来ないと言われたので、資格を持っているのだという彼らにお任せしている。

 もちろん、切り身になってしまえば誰でも調理は出来るから、あとはスライム達にお願いするよ。

 そんなこんなでヴォイスさんに教えてもらいつつ、まずは巨大な寒ブリを無事に捌き終え、切り分けた大きな身はアクア達にお任せする。

 持ち込みの貝も、巨大な牡蠣みたいなのや蛤っぽいのなんかもあって、もうこれは砂吐きはすませてくれてあったらしく先に焼き始めてくれている。

 それから巻貝も色々あって、この世界のお約束、俺の知るのの五倍以上は余裕である巨大サザエや、俺が買ったのよりも更にとんでもなくデカいホタテもどきもあって、もう笑いが止まらない俺だったよ。

 そのあと、持ち込みの小さめの魚もガッツリと捌き、山盛りに準備が出来たよ。

 もちろん、俺が教えてもらっている時だけでなく、アレクさん達やパロットさん達の周りにもスライム達が集まり彼らのする事をしっかり見ていたので、多分うちのスライム達ならあのトゲトゲの魚でも余裕で捌けそうだ。

 従魔達には資格習得はさせてもらえないのかな?

 そんな事を考えつつ、途中から俺は肉類と野菜の仕込みもしていたのだった。



 では、食材の準備も出来たみたいだし、いよいよ海鮮バーベキュー超豪華版の始まりだぞ!



挿絵(By みてみん)

2026年3月12日、アース・スターコミックス様より発売となりました。

「もふもふとむくむくと異世界漂流生活〜おいしいごはん、かみさま、かぞく付き〜」第六巻です。

いよいよ、早駆け祭りが始まります!

そして、お祭りの後のあれやこれやからクーヘンのお店が開店まで。

怒涛の展開な第六巻を、どうぞよろしくお願いします!



挿絵(By みてみん)

2026年2月13日、アース・スターノベル様より発売となりました「もふもふとむくむくと異世界漂流生活」十三巻の表紙です。


もちろん今回も、れんた様が最高に可愛いくて素敵な表紙と挿絵を描いてくださいました!

冬のバイゼンでの冬祭り、スライムトランポリンでまたしても大騒ぎです!

どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
>資格のある人しか捌けない 資格が無いと他の人に提供できないだけだと思うから、ハスフェル達には提供せずに自分だけで楽しんじゃえば?(ゲス顔)
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