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もふもふとむくむくと異世界漂流生活  作者: しまねこ


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それぞれの限界値?

「ええと、どうしますか? もう一回行きます? それとも、一旦ここは撤収して次の場所へ行きますか?」

 ハスフェル達の捕まえた子達もテイムしてやったところで、俺はそう言いながらアレクさん達を振り返った。

「そうですね。まあ、この辺りなら俺達はいつでも来れますから、せっかくなので次へ行きましょう」

 笑ったアレクさんの言葉に、ヴォイスさん達も笑って頷いている。

 って事で、またヴォイスさん達の案内で場所を移動して次の出現場所へ向かった。



「おお、これまたスライムの潜んでいそうな茂みですね。確か、ここは赤とオレンジが出るんだって言っていましたね。じゃあ、せっかくだから俺達も参加させてもらいます」

 到着したのは、低木の木に蔓草が絡まって生い茂っている場所で、いかにもスライムが潜んでいそうな感じだ。

 今の所、アレクさんはさっきの場所でパステルピンクとパステルイエローの子を無事にテイム出来たので、魔獣使いの権利である五匹以上のスライムをテイムしている。

 となると、それぞれ二匹ずつで合計四匹テイムしたナフさんとダイさん、それからパロットさんとユーニンさんとクラウスさんは、ここでもう一匹テイム出来れば魔獣使いの権利を獲得出来る。

 せっかくだから、意思の疎通も出来る魔獣使いにしてあげたいのでここは頑張ってもらおう。

 今回は、彼らもまだ大丈夫みたいでやる気満々だ。

 もちろん、ヴォイスさんとザックさんもやる気満々だよ。

「じゃあ、行きますね。新色、来い!」

 足元の小石を引き寄せた俺は、そう言って力一杯茂みに石を投げ込んだ。



 沈黙……。



「あれ? 出現場所ってここですよね?」

 全くの無反応な茂みを見て、場所を間違えたのかと思ってそう呟きながら茂みに近付く。

「ケンさん、近寄っちゃ駄目だ! ここは特に数が多いんだって!」

 それを見たヴォイスさんとアレクさんの慌てたような声が重なる。

 その瞬間、いきなり茂みが爆発した。

「どっひゃ〜〜〜〜!」

 次々にぶっ飛んでくるスライム達にぶち当たられて、それどころか次々にそのまま体に張り付かれて思わず叫ぶ俺。顔面にまで張り付かれて、割と本気で焦った。しかも引っ張っても取れない。

「ご主人にくっついたら駄目なの!」

 その時、珍しく真剣なアクアの声が聞こえた直後、俺は一瞬でアクアに包まれた。

 当然、俺に張り付いていたスライム達が一瞬で剥がれて逃げていく。

「ええ? 今のって……アクアが助けてくれたのか?」

 するりと俺から離れたアクアを見て、思わずそう尋ねる。

「そうだよ。あの子達に、ご主人を離してくれるように頼んだの。まあ、半分力尽くで取り返したんだけどね」

「そうなんだ。ありがとうな」

 あれだけのスライムに張り付かれたら、火魔法を持っていない俺の場合、割と本気で命の危機だったからちょっと本気で感謝した俺だったよ。

 うん、スライム相手でも危険には違いないから次からは気をつけよう。



 今回は、俺は自分用のスライムは捕まえ損なったので諦めのため息を吐いた時、マックスが進み出てきてパステルレッドのスライムを俺の目の前にポトンと落とした。

「見つけたので捕まえましたよ。新しい色の子を集めるんでしょう? どうぞ」

「あはは、ありがとうな。では遠慮なく。俺の仲間になるか?」

「はあい、よろしくです!」

 いつものように捕まえてそう言ってやると、ピカっと光ったパステルレッドのスライムは嬉しそうにそう答えてくれた。

「お前の名前はカメリアだよ。よろしくな」

 手袋を外した右手で軽く押さえながらそう言ってやる。

 カメリアは、英語で椿。一瞬真っ赤な薔薇の花が浮かんだんだけど、ローザって名前がすでにあるからね。

 まあ、椿は正確にはパステルカラーではないけれど、赤い色の花だし別に良いだろう。

「カメリアです! よろしくね〜〜!」

「はあい、よろしくです〜〜!」

 おしくらまんじゅうを始めたスライム達を見て小さく笑った俺は、他の人達の成果を見ようと振り返った。

 まずは、ハスフェル達が捕まえたパステルレッドとパステルオレンジの子をテイムしてやる。

 嬉しそうにお礼を言って新しいスライムをおにぎりにするハスフェル達を見てからアレクさん達を振り返った。



「ええ? どういう事?」

 しかし、目に飛び込んできた光景を見て思わずそう叫んだ俺だったよ。

 だって、アレクさんとヴォイスさん、それからザックさんの三人は、俺と同じパステルレッドの子を無事にテイムしていたんだけど、それ以外の全員は、何と誰もテイムに成功していなかったのだ。

 これってもしかして……彼らはまだ、魔獣使いにはなれないって事なのか?



挿絵(By みてみん)

2026年3月12日、アース・スターコミックス様より発売となりました。

「もふもふとむくむくと異世界漂流生活〜おいしいごはん、かみさま、かぞく付き〜」第六巻です。

いよいよ、早駆け祭りが始まります!

そして、お祭りの後のあれやこれやからクーヘンのお店が開店まで。

怒涛の展開な第六巻を、どうぞよろしくお願いします!



挿絵(By みてみん)

2026年2月13日、アース・スターノベル様より発売となりました「もふもふとむくむくと異世界漂流生活」十三巻の表紙です。


もちろん今回も、れんた様が最高に可愛いくて素敵な表紙と挿絵を描いてくださいました!

冬のバイゼンでの冬祭り、スライムトランポリンでまたしても大騒ぎです!

どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

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― 新着の感想 ―
以前言われていた「魔獣使いの総量規制」かな?
もしかして、人によってテイム上限値設定でもあるのかな?
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