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【詩集】Shangri-La

その背を向けないで

作者: 野鶴善明


 もしも君が

 愛ならば

 なぜ

 その背を向けるの?

 わかりあうために

 許しあうために

 ふたり結ばれた

 はずなのに


 悲しみの星を

 胸に抱き

 なぜ

 じっと黙るの?

 夜の谷間に

 凍えた風に

 消えそうな

 心をかばう


 戻せない時の流れを

 見つめないで

 僕だけを

 見つめてほしい

 いとおしい君の頰に

 もう一度

 僕の手を触れさせて



 音のない光が

 闇に浮かぶ

 だれの心も

 きっと同じ

 めぐりめぐる夜空に

 あやうい虚しさに

 漂い続けて生きる


 心に雪が

 降りしきる

 せつなさは

 僕の胸に預けて

 砕けた夢も

 こぼれた愛も

 ほゝえみに

 変えたいから


 戻せない時の流れを

 見つめないで

 このまま

 別れられない

 涙をぬぐって

 もう一度

 君だけを

 抱きしめさせて

 あの日のふたりに

 今こそ戻って



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