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ぎゅって

「いまは寂しい色をして

 小さな声で泣いている」


もっとじぶんのこと

甘やかしてあげればよかったのに


あのときあなたがやさしく心を

つつみこんで抱きしめてくれなかったら

きっと冷たいピエロのままだった

誰も笑わない 誰も愛さない


風を切って歩いてる姿は凛として

みんなあなたのことあこがれてたよ


でもいつだってカッコよくなくっていいよ

強くありつづける必要なんてないよ

あたしにだけは泣いてるとこみせてよ

なぜってあの草原で泣き喚きあなたに抱きしめられなければ

二度とお日様をみあげられなかった

ていうより あれ以来、あたし じぶんよりあなたのこと好きだから


こんどはあたしがやったげる

あなたの横に座り背中に手をまわし

ぎゅって 持ってる全ての覚悟で

ぎゅって やさしく やさしく抱きしめたげる

あたたかい涙が伝うほおは

ほんのり桜色 けっして私をみようとせず

小さく わらってるのが これが あたしの一番大事な 宝物


「いまはみえない色をして

 小さな声で泣いている」


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