目覚め
わけのわからない物語だ、と思う方も居られると思いますが雰囲気を少しでも感じて楽しんでもらえたら、と思います。誤字脱字申し訳ないです。
どれだけ長い時間が経っていたのだろう。
目を開けると何も無い荒地が見える。
何故だろう、何も思い出せない。
何故ここにいるのか、何があったのか、僕は誰なのか。
自分のことさえも思い出せない。
考えても考えても出てこない記憶に焦りを感じながら脚を動かそうとする。右脚と左脚を動かせば歩ける。きっと歩けるはずだ。だが何故だ。一向に視界は動かない。
僕はようやく自分の身体が普通ではないと分かった。脚どころか腕もない。
「うわっ」
自分の身体を見た瞬間、初めて声を出す。いや、声も出せない。歯や舌がない。喉も。僕が声として出したものは、粘着物が出す様な独特な音だった。
それもそのはずだ。僕が声を上げた原因でもある身体は、まるでナメクジのようだった。
自分が何者かもわからないが、元はナメクジではなかったという自信はある。れっきとした人間だった、はず。
しかし何かがおかしい。ナメクジにしては色が鮮やかだ。青色と白色の身体。自分自身でなければ綺麗だと思っただろう。
生憎僕は記憶が無いからか、それとも元々生物に詳しくなかったのかはわからないが自分が何の姿かは理解出来なかった。
あまりにもおかしい自分の身体に夢中になってしまっていたが、他にも気になる物を見つけた。僕の身体のすぐ側にある物体だ。それは丸が半分に割れたような形で、僕の左右に片方ずつ転がっている。
これはカプセルだ。僕はこの中に入っていたのだろうか。
カプセルの色は茶色や赤だった。そこに白く大きい棒が……そこまで考えて僕は気づいてしまった。これは人骨だ。カプセルの色は血肉が固まった後の色で、元のカプセルの色は透明だったはずだ。
元のカプセルの色…?なぜ僕がそれを知っている。それではまるでこのカプセルの中身を僕は知っているようだ。いや、知っていて当然だ。これは、僕だ。僕の、血、肉、骨、だ。
頭が真っ白になる。何も考えたくない。しかし記憶が返ってきている。嫌だ、知りたくない。僕は叫んだ。
だが聞こえたのは
「ねちゃっ」
という音だけだった。
少しずつ続きを書いていきたいと思っています。読んで下さりありがとうございます。




