ゴブリンが主人公です。
僕の名前はうさぴょん。
角のはえた兎さ!
僕の目の前には小さなゴブリン一匹。
こんな弱そうなご飯が出てくるなんて、今日はなんてついているんだ!
小さなゴブリンはお肉が柔らかいから好物なんだけど、なかなか小さなゴブリンって巡り合わないだよね~
僕の立派な角でぶっ殺して、今日は豪華な若ゴブの飯さ。
おっと、小さなゴブリンは生意気にも石で攻撃しようとしてきたぜ!
いらない怪我をしても仕方ない。とっとと殺してゴブリンご飯としよう。
おらーーーー突撃ーーーー
「ギャーーーー」
「ざすっ!」
角に心地良い感触。
これは完全に角が決まったな!
しかし、思いの外深く刺さってしまったな。
なかなか、抜けない。
まぁいい。
これからはこの俺が、主人公!
角兎のパーフェクトドリーム
〜美味しいご飯は向こうからやってくる〜
が、始まるぜ!!
あぶねー!
なんとか、角兎の攻撃を避けたみたいだが、、、
タイミングの悪い大人ゴブリンが後ろにいたらしい。
小さな俺の顔を突き刺そうとしていたのが、ちょうど大きなゴブリンの心臓の位置だったようだ。
「どさっ」
ゴブリンは、血を吐きながら倒れた。
角兎が刺さったままで、角を抜こうとしているが、なかなか角は抜けないようだ。
角が抜けたら俺は殺される!
俺は必死に動き、角兎に、
何度も何度も何度も何度も
一心不乱に石を打ち付けた。
気付いた時には角兎は、息絶えていた。
息絶えた、角兎を見て俺はホッと息をつく。
「オェーーー!」
落ち着いた俺は、殺した角兎のグチャグチャ加減を見て、吐いた。
異世界にて、初めてのモンスター退治がこんなグロいものになるんて、この先、ゴブリンとしてやっていけるのか、、、
現実から逃れるため、俺は心配と、、、
多大な期待を込めて、、、
「おぎゃぎゃおぎゃーーーー!!」
『ステータスオープン!!』
名前 なし
種族 ベビーゴブリン
称号 生まれ変わりし者
LV 2
HP 18
MP 5
筋力 7
防御 7
素早さ6
知力 4444
SP 110
スキル
暗視1 異世界の知識MAX
タタタタッタッタッターーー
ベビーゴブリンはレベルが上がった!
それでも、ザコに変わりはないがな。。。。