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ゴブリンの死


よし。そうと決まれば、現状確認をするとしよう。



まず、俺はゴブリン。それ以上でもそれ以下でもない。



ハァ。。。




そして、今住んでいるところ。

これは恐らくゴブリン達の村?



醜い顔が約50人?程度暮らしているらしい。

オス35、メス5、子供10位の小さな集落である。



たまに、小さな角のある兎のような魔物を大人ゴブリン達が持ってきてくれる。



が、食料自体が足りていないようで、心なしか、ここのゴブリン達は痩せているようだ。



まぁ、最弱筆頭魔物に狩られる生物なんかは、そんなにいないという事だろう。




普通ゴブリンといえば、人間の女を攫うイメージだが、ぱっと見、人間らしい姿は見当たらない。



人間っているよな?

いて欲しい気もするが、いたら、狩られる立場なことを思うとやるせない。




そして、着ているものは腰にきったねー布。

魔物の体のおかげか、暖かい季節なのか、気候なのか、特に寒くもなく快適に過ごせている。




ふむ。




衣食住は揃っているから特に焦って行動をする必要はないかな?




例えゴブリンの人生といえど、痛いのは嫌いだし、死にたくはない。




無理せず、村の周辺でも探索してみるか。



〜〜〜〜〜〜〜〜



集落の外に出てみると、植生は地球と、あまり変わらないように見える。



しかし、流石と言うかなんというか、、、



生まれて数日なのに外にでても、誰も気にしないという、、、



まぁ、何もできないよりはありがたいが、、、




「ガサッ」


「!!?」





突然の物音に驚き、音のした方を凝視していると、角のはえた兎の様な魔物?が出てきた。




何度か、大きいゴブリン達が捕まえて集落に持ってきたのを見たことがあるが、生きているのを見たのは今回が初めてである。




なんとも、可愛らしいクリッとしたお目々とは裏腹に凛々しい角である。



そいつは俺を警戒きているのか、驚いているのか、俺を見たまま動かない。



チャンスとばかりに俺は近くに武器になりそうな物はないかと探してみると近くに手頃な大きさの石を発見。



ゆっくりと腰を落とし、石を拾った途端、角兎は突撃をかましてきた!



「ギャーーーー!」



慌てて、石を投げつける!



もちろん外れる。



目の前に角が迫りくる。



『やばい。めっちゃ怖い。ごめんなさいいいいいい』

俺は目を瞑り、蹲る。



「ザスっ!」



ゴブリンの心臓に兎の角が突き刺さり、ゴブリンは死んでしまった。。。。











ゴブリン

Game over

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