出陣!…前の問題発生!?
華琳の命で共に出陣することになった一刀
新たに軍師・荀イクこと桂花が加わり、いざ出陣となったのだが
ここで華琳は初めて知ったのだ。
ブヒヒィーンッ!!
一刀「おわっ!? 」
一刀が馬に乗れないことを
先程から一刀が馬に乗るだけで馬は暴れていた。
華琳「一刀、あなたって馬に乗れなかったのね 」
これにはさすがの華琳も計算外である。
一刀「一輪車なら得意なんだけどな 」
この世界では一輪車に乗れても馬に乗れなければ意味がない
秋蘭「華琳様、そろそろ出撃の時刻です 」
一刀一人のためにこれ以上時間を使うわけにはいかなかった。
華琳「仕方ないわね。ならば一刀は私の背に… 」
と、華琳は自分の背に一刀を乗せようと提案しようとしたその時
桂花「お待ちください華琳様! 」
桂花が横に入った。
桂花「こんな奴を背に乗せたら華琳様が孕まされてしまいます!! 」
一刀「孕む(はらむ)か!! 」
ちなみに孕むとは子供ができるという意味である。
桂花「それに馬に乗れないのはこいつの失態が原因のようなもの!足手まといを連れていくわけにはいきません! 」
単純に桂花が一刀を連れていきたくないだけなのだがある意味桂花の言う通りである。
すると
一刀「俺なら大丈夫。後から追いかけるから先に行っといてくれよ 」
桂花「ほら、こいつもこう言ってることですし 」
これにはさすがの華琳も
華琳「わかったわ。早さは緩めないから覚悟なさい! 」
パカパッ!!
一刀を置いていくことを決意し、そのまま出撃したのだった。
やがて、全軍が出撃した後
一刀「さて、俺もあれを持ってきて出陣するとするか 」
スッ!
一刀はバッグから何かのマジックアイテムを取り出すのだった。
一方その頃
桂花「(あの男が共に来なくて私は幸運ね♪それにしても何で華琳様はあんな男を重宝するのかしら?回りの人に聞いてみればあいつは単なる奇術師とかいうらしいし…、まさかあの男に弱味を握られて!?なんてうらやま…いやっ!!) 」
何やら考えながら馬を走らせる桂花
その先では
パカパッ!!
華琳「・・・ 」
一刀を置いてきたことが気になる様子の華琳が皆を先導していた。
秋蘭「華琳様、そろそろ賊が暴れていると報告があった場所です 」
華琳「そ…そう。わかったわ 」
だが大将である自分がいつまでもそんな様子じゃいけないとすぐに気持ちを切り替えるのだった。
華琳「(でも馬で数時間はかかるような距離をいくら一刀が超人的な肉体を持っているからって同じ超人的な肉体を持つ春蘭でも2、3日はかかる。私達に追い付いた時には既に戦いは終わっているでしょうね) 」
華琳がそう思ったその時!
春蘭「か…華琳様、我らの後方にて物凄い早さの何かがこちらに向かってきているようです! 」
華琳「何ですって!? 」
そして華琳が見た後方には
ブオォンッ!!
何かが土煙をあげながらこちらに向かっていた。
その何かとは…
一刀「おっ!もう追い付いちゃったか 」
やはり一刀であった。
華琳「一刀!?あなたどうして!? 」
春蘭であっても2、3日はかかるような距離を一刀が数分で追い付いたことに不思議な華琳
一刀「こいつを使ったからさ 」
スッ!
そう言いながら一刀は自分の靴を指差した。
実はこの靴、もちろんただの靴ではない
マジックアイテム・ブーストローラーというものである。
モーターボートのような紐状のエンジンを引っ張ってチャージすることにより最大でバイク並の速度が出せ、更にスピードに乗っていれば水の上や天井だって走れる優れもの
ただし、途中でチャージが切れると普通の靴と化してしまい、速度が無くなって水に沈んだり、天井から落下するのだ。
この靴のおかげで一刀は華琳達に追い付いたのだった。
一刀「それより華琳、前方が何だか騒がしいようだぜ 」
華琳「えっ? 」
一刀にそう言われて前方を見る華琳だが遠すぎて何が起きているかわからない
秋蘭「目に優れる私ですら何が起きているかわからないが… 」
春蘭「北郷、お前は目もよかったのか!? 」
一刀「いや、走りながらこいつで見ただけ 」
スッ!
そう言うと一刀は普通の双眼鏡を取り出した。
華琳「何なのこれ? 」
一刀「双眼鏡っていって、遠くのものが見れる優れものさ 」
春蘭「本当か!貸してみろ! 」
スッ!
一刀から双眼鏡を奪い取り、見てみる春蘭であったが
春蘭「うわぁっ!?近くにいるはずの華琳様が物凄く遠くに!? 」
一刀「逆だ逆! 」
慌てて双眼鏡を逆に見る春蘭であった。
華琳「ったく、貸しなさい 」
パシッ!!
華琳は春蘭から双眼鏡を奪い取って遠くを見てみると
華琳「確かに誰かが賊と戦っているようね 」
距離がありすぎてはっきりわからないが誰かが賊と戦っているのが見えた。
春蘭「華琳様、でしたら私が向かって… 」
華琳「馬で向かったら間に合わないわ!一刀、さっきの靴を春蘭に貸しなさい 」
華琳は先程のブーストローラーを春蘭に貸すよう命じるが
一刀「そりゃ無理だ 」
華琳「何故? 」
一刀「この靴は俺の足サイズしかない。仮に足サイズが合っていても素人じゃロクに走れやしないさ 」
無理な説明をする一刀
すると
華琳「なら答えは簡単じゃない 」
一刀「えっ? 」
何かの提案をする華琳であった。
マジックアイテム
・ブーストローラー
モーターボートのような紐状のエンジンを引っ張ってチャージすることにより最大でバイク並の速度が出せ、更にスピードに乗っていれば水の上や天井だって走れる優れもの。ただし、途中でチャージが切れると普通の靴と化してしまい、速度が無くなって水に沈んだり、天井から落下するのだ。