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脱出作戦…

華琳から黄巾党を探るよう命じられ、黄巾党の本拠地に侵入した一刀達北郷隊


だがそこで行われていたのは黄巾党の首領である張三姉妹によるコンサートが行われ、コンサートの熱気により勝手に一刀が舞台に上がってしまうも、一刀は持ち前のエンターテイメントを披露し、更に張三姉妹が一刀を利用したため舞台は大成功であった。


一刀「う〜ん…!? 」


だが舞台終了後、やはり舞台に張三姉妹以外の人間がいることに我慢できない観客達が投げつけた石などによって一刀は気を失い、目覚めてみると


一刀「ここは何処だ? 」


一刀は舞台から何処かの天幕へと移動させられていた。


しかも


一刀「そして俺は何で縛られてるんだ? 」


縛られ込みで


すると


地和「ようやく目覚めたようね 」


バァンッ!!


一刀の近くに地和が現れた。


もちろん地和だけではなく


天和「何があったか覚えてる? 」


人和「・・・ 」


天和と人和までいた。


一刀「悪いがさっきまで気を失っていてな、ここは何処だ? 」


一刀が聞いてみると


天和「ここは私達の控え室だよ 」


地和「観客に石を投げつけられて気を失ったあんたをわざわざ控え室に連れてきてあげたんだから感謝しなさいよね 」


天和と地和が答えたその直後


人和「姉さん達の話はそれくらいにして本題に入りましょう 」


スッ!


人和は眼鏡を直すと


人和「あなた、私達の何を調べに来たのですか? 」


人和が一刀に対して聞いてきた。


天和「ど…どういうことなの人和ちゃん!? 」


地和「こいつが一体何者だっていうの!? 」


人和の言葉に二人の姉は驚いた。


人和「姉さん達、聞いたことない?曹操様が治める陳留に現れた男の話を 」


天和「そういえば聞いたことあるよ。何でも切られても平気だとか、不思議な妖術を操るだとか 」


地和「ってまさか!? 」


人和「そのまさかよ。あなたの正体はその男なんでしょ! 」


ビシィッ!!


人和が一刀に向かって指をさすと


一刀「まさか世間じゃそこまで知られてるだなんてね。ご名答。俺がその男、北郷一刀ことマスター一刀だよ 」


バァンッ!!


一刀は自分がその男だと名乗った。


地和「自分から名乗り出るだなんて、あんたバカじゃないの!! 」


人和「私達があなたを逃がすとでも思っているのならばそれは間違いです 」


確かに一刀が縛られているこの状況では3対1で張三姉妹の方が勝っている。


だが


一刀「確かに打破しにくい状況だけどさ、君達は二つも間違いをしてるんだよ 」


人和「間違いを二つですって 」


地和「負け惜しみは止めといた方がいいわよ! 」


一刀「負け惜しみなんかじゃないさ、まずは間違いその一つ! 」


すると


シュルッ!!


一刀「こんな縄なんかで俺を拘束できると思ったこそさ 」


人和「あっ!? 」


一刀は縄脱けを披露した。


エンターテイナーである一刀にとって縄脱けはできて当たり前なのだ


一刀「そして間違いその二… 」


フッ!


地和「き…消えた!? 」


一刀は張三姉妹の前から姿を消え


天和「きゃあっ!? 」


天和の叫び声が聞こえると


一刀「俺を単なる男だと思い、護衛をつけずにやって来たこそさ 」


バァンッ!!


そこには天和の首にナイフを突きつけている一刀がいた。


元暗殺者である一刀だからできる芸当である。


人和「天和姉さん!? 」


地和「あんた!姉さんに何する気よ!! 」


一刀「おっと!動いたり騒いだりすると姉を殺すことになるぜ 」


ギランッ!!


天和「ひ…ひぃっ!? 」


地和「くっ!? 」


人和「仕方ないわね!? 」


姉を人質にとられ反撃できない二人に対し


一刀「だが俺の要求を呑んでくれたら人質は解放してやってもいいよ 」


一刀は二人に要求するのだった。


人和「要求。まさかここから逃がしてくれとでも言う気ですか 」


一刀の状況からすればそういうことなのかもしれないが


一刀「そんなんじゃないさ、君達にだってできることさ 」


地和「一体何をさせる気よ!? 」


一刀の要求、…それは


一刀「服を脱いでもらおうか! 」


エッチな要求であった。


地和「はぁ?何を言ってるのよこの変態!! 」


一刀「言っておくが俺は本気だよ 」


ギランッ!!


天和「ひぃっ!? 」


本気で一刀は天和を襲いそうだ。


人和「ちぃ姉さん、ここは天和姉さんのためにも 」


地和「くぅっ!!後で覚えてなさい! 」


スッ…


一刀「うほっ♪ 」


一刀の要求を呑むことにし、この場で脱衣する二人


だが一刀の顔がスケベな顔に変わった瞬間…


ドカァッ!!


一刀「がっ!? 」


突如、一刀の(あご)を身に付けていたペンダントが急襲し


天和「え…えーいっ!! 」


キーンッ!!


一刀「はぐぅっ!? 」


一刀の隙を見て天和が一刀の股間目掛けて蹴りを繰り出した。


いくら鍛えようがここは鍛えることができない!


一刀「はぐぐっ…!? 」


そして苦しむ一刀を


地和「この変態!!よくもあんな要求してくれたわね!! 」


ドカカカッ!!


一刀「ぎゃあぁーっ!? 」


地和による蹴りの連打が襲ったのだった。


地和「こいつを殺して首を曹操のところに送ってやろうよ!! 」


人和「ちぃ姉さん落ち着いて!?まだ利用価値があるかもしれないから人質として捕らえときましょ 」


こうして再び一刀は張三姉妹に取り押さえられた。


一方


天和「あれれ?この刃物、刃先が引っ込んじゃうけど何故だろう? 」


天和に突きつけられたナイフは偽物だと判明したのだった。


だがこの時、彼女達は知らなかった。


敵は一刀ではなく内部にいたことを!!


次回、この小説における悪役登場(の予定)!

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