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ある街での激闘

実を言うとこの小説、最初はエンターテイナーか魔法使いのどちらにしようか悩んでいた時期があります。ですがきっかけはとあるアニメを見てエンターテイナーにしました

大陸の各地が黄巾党によって苦戦している頃


陳留にて偶然にも季衣の歌を聞いた一刀が黄巾党の正体が三姉妹による歌芸人だということを発覚させ、その褒美として季衣と秋蘭は一足早く黄巾党が攻めているという街を救いに向かう。


それから二日後、待ちきれない春蘭によって陳留軍は全軍で向かうのだった。


春蘭「急げーっ!! 」


ダダダッ!!


まだ払暁なためなのか春蘭一人だけが突っ走っていた。


一刀「ふぁ〜。こんな朝早くから向かっていいのかよ 」


華琳「まぁ春蘭からすれば一秒でも早く秋蘭達を助けたいんでしょう。それは私も同じ考えだけどね 」


パカパッ!!


華琳も春蘭には負けるものの、かなりの早さで馬を走らせていた。


一刀「皆さんお早いこって、じゃあ俺はゆっくりと行かせて… 」


と言う一刀であったが


桂花「何言ってんのよ!!あんたも急ぎなさい!! 」


一刀「わっ!? 」


横を走る桂花の怒声を食らう一刀であった。


一刀「(しかしまぁ、エンターテイナーの俺が戦場に向かったところで何かの役に立つかどうかわからないしな) 」


この時の一刀は知らなかった。


この戦いの後、一刀は無理矢理的ではあるがとある仕事を任されるということを


一方


ガキキンッ!!


沙和「真桜ちゃん!あっちの防壁が破られそうなの!? 」


真桜「ちっ!あっちは材料不足で脆く(もろく)なっとるからな、裏目に出たで! 」


街を黄巾党から救うためとある義勇軍が戦っていた。


この二人は大梁義勇軍の総長である二人


眼鏡をかけ、おしゃれっぽい外見をした女の子。于禁こと沙和と


紫色の髪でビキニのような服を着た関西弁を話す女の子。李典こと真桜であった。


そしてもう一人


凪「あなた方が来てくれて感謝しています。何せ我々だけでは押しきられていたでしょうし 」


体は傷だらけながら銀髪で格闘家っぽい感じの女の子、楽進こと凪は


秋蘭「なぁに、民を救いたいのは我々とて同じ気持ちだ気にするな 」


後から来た陳留軍である秋蘭達に礼を言うのだった。


季衣「それに救援はボク達だけじゃないよ!きっともうすぐ華琳様や春蘭様、兄ちゃん、ついでに桂花だって来てくれるんだから 」


凪「それはありがたいです 」


助けが来ることを喜ぶ凪であったが


真桜「しかし、増援が来るっちゅうのは嬉しいけど、それまでもってくれたらえぇんやけどな 」


現在この街は黄巾党に攻められ、今にも壊滅しそうな状態であった。


沙和「もうっ!!奴らったら追い払っても追い払ってもやって来るからきりがないなの! 」


武力では勝っている義勇軍ではあるがやはり数では黄巾党の方が上であった。


凪「諦めるな!我々が守らなければ誰が街を守るというのだ!我々は死力を尽くして街を守るのみ! 」


ボォッ!!


これがアニメならば背後に炎が写し出されている状態な凪


真桜「凪はほんま真面目やなぁ 」


沙和「でも凪ちゃんらしいの 」


そんな義勇軍の話を聞いた秋蘭達は


秋蘭「義勇軍に負けてはならないな季衣 」


季衣「はい!ボク達も頑張らないといけませんね! 」


義勇軍に負けじと燃える秋蘭達であった。


だが


黄巾党兵士「押せ押せーっ!!数なら俺達の方が上なんだ。義勇軍だろうが国からの軍だろうが片っ端から倒してしまえ! 」


やはり気力だけで何とかなるわけではなく、数で勝る黄巾党が徐々に攻めてきた。


ちなみに余談ではあるがこの黄巾党兵士、以前春蘭達を罠にはめた兵士である。


沙和「ま…真桜ちゃん!?もう防壁がもたないなの!? 」


真桜「アカン!!あの防壁が崩されたら黄巾党が街になだれ込んでくる!何とか持ちこたえるんや!! 」


だが


バキィッ!!


黄巾党兵士「防壁は破った!突き進めっ!! 」


黄巾党達『うぉーっ!! 』


防壁を破った黄巾党達が次々と街へなだれ込んでいく


その姿に恐れを感じ


義勇軍「し…死にたくない!? 」


義勇軍「嫌だぁーっ!! 」


真桜「あっ!コラッ!! 」


沙和「逃げちゃダメなのーっ!! 」


次々と逃げていく義勇軍


元々数で劣っていた義勇軍達が更に減ったことによりますます窮地に追いやられてしまった。


凪「諦めるな!残っているものは気力で頑張れ!! 」


そんな諦めムードの中、ただ一人頑張る凪であったが


ドカッ!!


凪「がっ!? 」


ドサッ!!


真桜「凪っ!? 」


沙和「凪ちゃんっ!? 」


数を前に倒されてしまった。


黄巾党兵士「おっ、体は傷だらけだがなかなかいい女じゃねぇか、張角様には劣るが殺した後でいろいろとやってやるぜ! 」


ブォンッ!!


倒れている凪に対して問答無用とばかりに剣を降り下ろす黄巾党兵士


秋蘭「楽進!? 」


季衣「楽進さん!? 」


凪「(くそっ!!これまでか…) 」


さすがの凪も諦めたその時であった。


バビュンッ!!


凪「(えっ!?) 」


凪と黄巾党兵士の前を素早く走る何かが通ったかと思うと


ブォンッ!!


パッ!


黄巾党兵士「あれっ? 」


黄巾党兵士の手に持っていた剣が無くなっていた。


すると


ビュビュビュンッ!!


黄巾党達『なっ!? 』


素早く走る何かが次々と黄巾党達から剣を奪っていった。


季衣「秋蘭様、これってもしかして!? 」


秋蘭「あぁ、こんな芸当。奴にしかできん! 」


キキィッ!!


そして、そいつが止まると


?「ふぅ〜、嫌な予感を感じたからみんなより先に飛ばしてきたが、どうやら正解だったようだな 」


ジャラリッ!!


そいつは黄巾党達から奪った剣をたくさん持っていた。


黄巾党兵士「テメェ!よくも剣を盗みやがったな!何もんだテメェ!! 」


一人の黄巾党兵士が現れた何かに聞くと


?「俺が誰かだって?そんなに知りたきゃ教えてやるよ。俺は… 」


くるっ!


聞かれた誰かは振り向くと同時に


一刀「俺の名はマスター一刀!通りすがりのエンターテイナーさ! 」


バァンッ!!


自ら名前を言うのであった。


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