開幕!バトルショー
ある村を賊の手から一人で守っていた少女、許緒こと季衣
話を聞いた一刀はペンタゴンで苦しみながらも賊に対して殺意が芽生え、一刀はアニ丸メンバーと共に賊達と戦うのであった。
一方、村から少し離れた場所にて
桂花「な…何なのよあれ!?あの男、一体何者よ!? 」
一刀から渡された双眼鏡で村の様子を見ていた桂花が一刀に対して驚いていた。
秋蘭「そういえば桂花は知らなかったのだな 」
春蘭「北郷は奇術師らしい!私も一度見て驚いたぞ! 」
自慢できる話ではない
季衣「でも兄ちゃん一人に村の防衛を任せたけど大丈夫ですかね? 」
華琳「一刀なら心配ないわ。合図があれば私達が向かうし、もし窮地に陥ってもすぐに向かえばいい話だしね 」
どちらにせよ心配無用である。
さて一方では
一刀「レディース&ジェントルメン!ではこれよりマスター一刀が誇るアニ丸メンバーVS大勢の賊とのバトルマッチを始めたいと思います。見事賊を迎撃したなら拍手をお願いします! 」
一刀がそう言うと
賊頭「さっきから黙っていたらふざけたことばかり言いやがって!!野郎共、このふざけた野郎をぶっ殺せ!! 」
賊達『おぉーっ!! 』
ババッ!!
賊達は一刀目掛けて向かってきたが
タウロス「ちょっと待ちな!! 」
バニー「ここを通りたければ私達を先に倒すことね 」
タマ「まぁ君達じゃ無理だろうけどね♪ 」
アニ丸メンバーが賊達を挑発すると
賊達『嘗めんじゃねぇ!! 』
ババァッ!!
賊達はアニ丸メンバーに襲いかかるのだが
スッ!
バニー「バニーちゃんキーック!! 」
ドカァッ!!
賊達『うわぁーっ!? 』
アルミラージ(肉食ウサギ)の持つ強烈な脚力によるキックにぶっ飛ばされ
タウロス「ラリアットーッ!! 」
ドカァッ!!
賊達『うわぁーっ!? 』
ミノタウロスのタウロスによる強烈なラリアットによってぶっ飛ばされ
ガルルゥーッ!!
ボオオォォーーッ!!
賊達『ぎゃあぁーっ!? 』
ファイアライオンのレオンは炎を纏いながら突撃していった。
以前に登場したアニ丸達が頑張るなか
スッ!
ケットシー(猫精霊)のタマは賊相手にレイピアを構えると
タマ「ニャニャニャーッ!! 」
シュシュシュッ!!
賊「ひぃっ!? 」
賊相手に高速の突きを繰り出しまくり
スッ!
タマ「終わったのにゃ 」
チャキンッ!
タマがレイピアを収めた直後
ババッ!!
バラリッ!!
賊は頭を丸刈りにされ、更に服まで切られて裸にされてしまった。
賊「いや〜ん!! 」
期待しているかもしれない読者には酷だが賊は男である。
タマ「オエッ!?自分でやっておいてなんだけど気持ち悪いにゃん…!? 」
普段は曲芸師として活躍するタマだが戦いになるとレイピアを使用する剣士へとなるのだった。
一方
メディ「・・・ 」
賊「おい、この女は大人しそうだな 」
賊「こうなったら一人だけでも倒してやるぜ! 」
バッ!
一人だけ動かないゴーゴンのメディ目掛けて襲いかかる賊達であったが
メディ「無礼者! 」
ギランッ!!
メディの目と髪である蛇の目が開かれた瞬間
ピキピキッ!!
賊達『うわぁーっ!? 』
カッチーンッ!!
賊達はまるで石にでもされたかのように動かなくなった。
外見から見ても何も起きてないのに
メディ「うふっ♪安心なさい。催眠術で石になったかのようにしてあげただけだからさ、本当なら本気で石にさせたいけどね 」
催眠術担当のメディ。アニ丸のお姉さん的存在で皆からも恐れられている。
一方
ボコッ!!
賊「うわぁっ!? 」
ボココッ!!
賊達『うわぁーっ!? 』
次々と出現しまくる落とし穴に落ちる賊達
その理由は…
ボコォッ!!
モール「こんなもんでいいっぺか 」
ドリモグラのモールが掘った穴によるものであった。
ドリモグラの穴堀りは凄まじく、鼻先のドリルは木だろうが岩だろうがダイヤ鉱山だろうが掘り砕く
次々と賊達を迎撃していくアニ丸メンバーであったが
賊達は負傷しても手足の骨折等で死者は出ていなかった。
それもそのはず!アニ丸メンバーが手加減して戦っているのだから!
ここで一刀が受けている呪い・ペンタゴンについて補足説明をしておこう
殺人を行えば死を招く呪いペンタゴン
もしペンタゴン受刑者が
受刑者「俺の代わりにこいつを殺してくれ!報酬は弾むぜ 」
殺し屋「了解! 」
と別の人に殺人を依頼した場合
1
殺し屋「殺してやったぜ! 」
殺したのならば
受刑者「がはぁっ!? 」
受刑者は死んでしまい
2
殺し屋「ちっ!痛め付けただけか 」
生存しているのならば
受刑者「ず…頭痛が!? 」
激しい頭痛が襲い、痛め付けたのが原因で後に亡くなった場合、受刑者は死ぬ
3
殺し屋「返り討ちに遭って殺されちまった!? 」
この場合は
受刑者「? 」
受刑者に何も起きない
一刀の場合は2に当てはまり、今も激しい頭痛が一刀を襲っているのだが
一刀「さぁそろそろクライマックスになってきた模様です 」
頭痛に耐え、普段と変わらぬ表情をする一刀であった。
そして
一刀「それではここで特別ゲストをお招きしましょう 」
パチンッ!!
一刀が指を鳴らした直後
ガオオォォーンッ!!
ボオオォォーーッ!!
レオンが上空目掛けて炎を噴いた。
その直後
華琳「合図が出たわ!さぁみんな行くわよ! 」
陳留軍『おぉーっ!! 』
ダダダーッ!!
一刀からの合図を受け取った華琳達が賊達を襲撃した。
賊「お頭、官軍が出てきましたぜ!? 」
賊頭「ちっ!?野郎共、撤退だ!! 」
ダダダーッ!!
華琳達に気づいた賊達であったが無事に逃げられたのは半数以下だったという
春蘭「へんっ!おととい来やがれってんだ!! 」
秋蘭「姉者、ちゃんと言葉を選ばぬか 」
少なくとも女の言う台詞ではない
華琳「よくやったわ一刀 」
スッ!
華琳は一刀に近づくと
一刀「へんっ!これでもうこの村に賊はやって来ない… 」
ボボンッ!!
一刀がアニ丸メンバーを消した直後
ばたんっ!!
華琳「一刀!? 」
一刀は倒れてしまったのだった。




