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千(サウザンド)と呼ばれた男

初めての人ははじめまして西森です。お待たせしました。西森による恋姫シリーズの魏が出来上がりました。なお、駄文という感想もあるでしょうがこれが西森なためすいません。今回の一刀は原作や今までの西森一刀とは少し違う(おそらく)と思われます


わぁーっ!!わぁーっ!!


ここは現代のとある広場


この場所にて現在…


一刀「レディース&ジェントルメン!会場にお集まりの皆様、これより私、マスター一刀によるショーを開始させていただきます! 」


わぁーっ!!わぁーっ!!


この世界での一刀によるショーが開かれようとしていた。


そして広場から少し離れた場所に


バンッ!!


二人組の男が遠くからショーを眺めていた。


?「先輩!マスター一刀のショーが始まっちゃいましたよ! 」


一人興奮しまくる若い男


?「おいお前、俺達の任務を忘れてるんじゃないだろうな? 」


冷静的な若い男の中年上司


上司「俺達の任務、それはマスター一刀の見張りだろ。警察ならお前もショーばかり見てないで奴を監視しろ 」


若い男「わかってますよ先輩 」


実はこの二人、警察の関係者なのだ。


若い男「しかし先輩、こうして監視しながらショーを見てるっすけどマスター一刀ってすごいっすね!観客達はみんな笑顔だし、主にマジックショーだけどサーカスみたいだし!背中に背負った剣も俺的に興味あるんっすよね! 」


一人で興奮しまくる若い男


こういう一刀をエンターテイナー(娯楽を提供して人を楽しませる人)という


だが


上司「お前は奴(一刀)の前(犯罪歴)を知らないから奴は安全だと思ってるだけだろうに 」


若い男「前?以前マスター一刀が何か悪いことをしたんですか?でもどうせ詐欺じゃないっすか? 」


若い男が上司に聞くと


上司「お前、(サウザンド)って暗殺者を聞いたことないか? 」


若い男「千?確か二年ぐらい前まで暗殺を繰り返したっていう暗殺者っすよね。…ってもしかして!? 」


上司「そう 」


スッ!


上司の男は一刀を見ると


上司「奴がその千なんだよ 」


バァンッ!!


一刀を指差したのだった。


若い男「マジっすか!?息子がマスター一刀の大ファンなんすけどね!?でもそんな殺人鬼を何で監視するんすか?すぐに逮捕すればいいのに 」


上司「お前、本当に任務を理解してないんだな 」


あまりの理解なさに開いた口が塞がらない上司であった。


上司「奴はペンタゴンを受けたんだよ 」


若い男「ぺ…ペンタゴン!?そりゃ監視するだけのはずっすよね!? 」


上司「だろ 」


ペンタゴン。


それはこの世界における重犯罪者が死刑を免れる唯一の手段である。


脳に呪印を組み込まれ、再び犯罪を行うと初めは激しい頭痛が襲いかかり、最後は脳が破壊される。


犯罪だけでなく、殺意を抱いたり、人を傷つけただけで頭痛が襲いかかるため完全なる善人にならない限り助からないのだ。


この呪印は死ぬまで消えることはない


そして警察関係者はペンタゴンの受刑者を監視し、回収する任務があるのだ。


若い男「ペンタゴンって普通は殺戮に耐えきれずに数日以内に犯罪を繰り返すってのに!? 」


上司「俺の調べじゃ、奴はペンタゴンを受けて二年は経過してるよ 」


若い男「へぇっ!? 」


どうしたら犯罪者が二年も殺人をせずに耐えきることができるのか?


と、若い男は不思議に思った。


上司「さて、俺はちょっと用を足しに行ってくるからショーばかり見てないでちゃんと見張っとけよ 」


若い男「へ〜い 」


そして上司が去ると


若い男「しかしマスター一刀が犯罪者だとわかっててもなお、俺はショーを楽しめられるな 」


若い男がショーを眺めていると


若い男「おっ!あそこにかわいい女の子発見!歳はいくつかな? 」


任務をほっぽり出して女の子を見つめる若い男であった。


だが本の一瞬が大変なことを招く時があるのである!


一刀「さて、ショーは終わったし、お前達もありがとな 」


スッ!


そう言いながら数個の玉を見つめる一刀


一刀「それじゃあ次回の公演まで時間があることだし、少しの間、休むとするか… 」


と、一刀が休もうとしたその時


『たすけて』


一刀「んっ? 」


突然『たすけて』と声が聞こえたが一刀の回りには誰もいない


一刀「空耳かな? 」


聞き間違いかと思う一刀であったが


『たすけて』


一刀「またか、一体どこから聞こえてくるんだ? 」


再び回りを見てみるが周囲には誰もいない


すると


『私の代わりに…か…んをたすけて』


今度は長めに話しかけてきたがよく聞こえない


一刀「かん?何だかよくわからないが 」


そして一刀は


一刀「このマスター一刀、俺にできることなら何でもするぜ! 」


と答えた瞬間


シュパンッ!!


一刀「へっ!? 」


一刀は自身が持っていた道具と共にその場から姿を消してしまったのだった。


若い男「おっといけない!マスター一刀を監視しないと先輩に怒られちゃう…。あれっ!?マスター一刀は何処へ消えたんだ!? 」




この話は一人の様々な人生を味わってきた男と


一人の完璧を目指す女


そして二人を支え、共に戦う仲間達の物語である。



真・恋姫†無双


魏の黒きエンターテイナー

次回、恋姫人物が登場します

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