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第四十一話 異変の始まり

はい、こんにちは。イソです。まだまだシリアス風味の文章が続きます。書いていてなんですが、自分、シリアスは似合わない書き方ですね(笑)

もうすこしでテイル編(いつからそんな話になったんだ)が終わります。飽きずに見ていってくださいね!

「があああああああああああああああ!!!!」


 一瞬にしてレイオスの周りが闇に覆われた。レイオスの周りを覆った闇は、まるで生きているかのようにあたりを蠢きレイオスの体を覆う。


 「なっ!?」


 異変に気付いたエディスト・ハウレグスが一瞬にしてその場から遠のいた。間一髪、先ほどまでエディスト・ハウレグスがいたところがレイオスの周りを覆っている闇が取り囲んだ。


 消滅。


 闇が岩にふれた瞬間、岩が一瞬にして消滅した。砕けるのでもなく、細かく分解されるのでもない。ただ、岩という存在がレイオスの周りを覆う闇にふれたことで消滅してしまったのだ。




 「レビオズ、ずぁん?」


 顔からは涙が流れ、鼻は鼻水が詰まりレイオスの名前を言うのも困難な状況でレイラはようやく声を出した。目の前で起きている状況を今だ飲み込めず、その場を動けずにいる。


 「レイオス、あんた…………!?」


 駆けつけたラピスもレイオスが刺された瞬間、闇に覆われるのを見た。闇が徐々に範囲を増し、周りを消滅へと誘っていく。


 「がああああああああああああ!!」


 まだ、両方とも事態が飲み込めずにいたときだった。レイオスがまた叫んだかと思うと突如、闇の動きが一瞬止まり、そして枷が外れたように一気に増殖し始めた。生き物のように動く闇は草、花、大地、空気、そして光までも消滅させてゆく。そして、闇はエディスト・ハウレグス、レイラ、ラピスまでをも飲み込もうとしていた。


 「や、やばっ…………!レイラ、早く逃げるわよ!あんたも巻き込まれるわ!」


 「う゛ぇ?」


 いち早く事態を察したラピスがレイラのところにいき、レイラをその場所から連れ出そうとした。だが、


 「ふぇぶっ!」


 レイラがくぼみに足を引っかけて転んでしまった。ラピスがその場でありえないという顔をする。


 「れ、レイラ!あんた何こけてんのよ、早く逃げないとやばいわよ!」


 「で、でも、足がふるえて…………」


 鼻を打ったのか、右手はラピスの手を握ったまま左手でレイラは鼻を押さえた。痛みで顔がしかめている。が、そのせいか鼻のつまりが直ったようで普通にしゃべることができるようになっていた。


 「しょうがないわね。なら、私が背負って……」


 だが、ラピスが言い終わる前に闇が目前へと迫っていた。


 (間に合わない…………!)


 周りの大地に存在する地の精霊の干渉によって、相性が悪い風属性を持つラピスは魔術を使って防ぐこともできない。


 (無理…………!あれは魔術でも……)


 目を閉じる。せめて、レイラだけでも守ろうと抱き寄せる。


 「…………レイオス!」


 そして、闇がラピスの周りを覆った。
























 「…………えっ?」


 いくらたっても、闇がラピスたちを消滅しようとする気配はなかった。おそるおそる、目を開けてみる。するとそこには、予想していたものとは全く違った光景が起こっていた。


 「闇が、レイオスの闇が……私たちを守ってる?」


 闇の壁、ラピスとレイラを守るように闇がラピスたちにふれない程度に周りを蠢いていた。まるでラピスとレイラを守るように。


 「…………こ、これ、まさかレイオスさんが?」


 恐る恐る、レイラが立ち上がりその場から一歩足を前に出す。すると、闇はレイラの動きにあわせるように一歩分だけ広がった。


 「レイオス、あんた…………」


 一度だけこの闇と同じ感じを、雰囲気というのだろうか。ラピスは感じたことがある。レイオスを無事ラスカの森から連れ出し王国に戻る途中、喧嘩をやめさせようとしたときに感じたものと同じ感じがするのだ。


 「がああああああああああ!!」


 普段のレイオスからは感じられない負の固まりのような感じ。それは、日常では感じられないレイオスのもう一つの感情だった。


 魔力が増幅するのがラピスたちの場所からでも肌でわかる。周りの闇がこの辺り一帯の魔力すべてを吸収し、自分のものとする。先ほどまではただ、すべてを消滅させるはずだけの闇の力がここに来てそのようとを変え始めていた。


 「レイラ、ここから離れるわよ」


 「えっ、そ、それじゃあ、レイオスさんはどうするんですか!?何が起きてるのかよくわからないですけど、早く私の魔法で回復しに―――」


 「いいから早く来る!」


 「や、あの、きゃうっ」


 そう言って、レイラの腕を引っ張りその場を無理矢理移動させる。レイラが途中でこけて引きずっているような格好になってしまっても、ラピスは振り返らずにその場から遠ざかった。

どうも〜、こんにちは。小説の更新が遅いで有名なイソです。"(  ´   ▽   `  )ノ"ちわぁ


今回は、月曜日に更新できず誠に申し訳ございませんでした!そのお詫びと言ってはなんですが、一気に二話投稿したいと思います。まあ、一話一話の文字数が二千文字いっているかいっていないかぐらいの文字数なんですぐ読み終わってしまうとは思いますが(汗



あ、そうそう。これは余談になるんですが、自分、五月九日に東京に学校見学に行くんですよ。あの入ったら生きては戻ってこれない、という噂が立ち上る恐怖の東京…………†o(・・;)  アーメンお祈りしとかないと死んじゃうかも。


 さて、間もなくalwaysの連載が始まります。かなり書き直しているんで読んだことがある人でも一度最初から読んだほうがいいかもしれません(汗

 ただ、前よりはうまく書けるように放ったと思いますので楽しみに待っていてください!(期待外れになったらどうしよう( ̄ー ̄; ヒヤリ


 さて、いろいろ書きこんでしまいました。それじゃあ、さよなら〜〜!

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