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目を覚ませば異世界へ…  作者: 今野常春
気が付けば魔族が!編
61/107

第五十二話 採掘場は人だけが居るとは限りませんでした

『これはようこそお越し下さった。わたくしメレーデストロ侯爵と申します。まさかこれ程人間の客が訪れるとは思いもしませんでしたよ』

 巨大蜘蛛はその様に話し掛けながら近づいて来る。それを警戒して孝雄実たち動ける者は武器を構える。

『おや、そう警戒しないでください。私に戦う意思はありません』

 しかし、それを信じる様な事は彼等には無い。そうであるならばサンドマーリオンを作製し襲わせるようなことはしないからだ。


「それを信じるとでも思うのか?」

『信じていただく以外どうしようもありません』

「では何故フレテストさんたちをあのように磔に為さるのです?」

 サラはメレーデストロに問い掛ける。あれこそ敵対意思の表れであると彼女は考えている。


『ああそうでしたか、申し訳ありません。私は目が見えません。全ては魔力の存在で感じております。今解放致しましょう』

 その様に述べるとフレテストらは地面に降ろされる。それも乱雑にだが彼等はここで地面にたたき付けられるほど軟では無い。但し此処には言葉の齟齬が在る。少なくともフレテスト達には魔法を発現させるだけの魔力は在るのだ。ただそれがメレーデストロには感じ取れないほどの基準でしかなかったのだ。

『先程も申し上げましたが私は魔力で存在を感じております。この場所は動物が多く入り込んでまいります。でありますので、私の糸を至る所に這わせて監視しているのです。申し訳ないが彼等は魔力が無い。ですから私の糸が反応したのですよ』


「大丈夫ですかフレテストさん?」

 サラはそう尋ねる。他の者にも無事だったマリアン達が声を掛けている。メレーデストロへと話し掛けているのは孝雄実である。

「それでどうしてメレーデストロ侯爵はこの場所でこうしているんだ?」

 完全に人間の立場に立って話しをする孝雄実に思わず彼は笑いだしてしまう。それが馬鹿にされたと勘違いをした孝雄実はムッとした顔になる。

『ああ、申し訳ない。別に貴方を馬鹿にした訳ではないのです。唯そうですね…人間の感覚でお話しをされても私には困ってしまうと言うものです。そもそもこの場所に住みついたのは今から一万年ほど前でしょうか、一応あなた方の年数でお話しをしていますのでご安心を。私は最初から敵対意思は持ち合わせておりません。ただこの魔鉱石をエネルギーとして取り込んでいるだけです。しかし、それだけでしたが運悪く人間が住みついてしまった。これが今から少し前…四百年ほど前でしょうか。そこでなるべく穏便に発展させないよう一計を案じまして、この地に私の可愛いペットを放しましてね。この子が良く働いてくれていたのですよ。しかし、つい先ほどこのペットは死んでしまった…』


 その様に話すメレーデストロ侯爵は淡々と話しを続ける。そこに感情と言うものが含まれていない様子である。だが彼の話しは非常に有益な話である。そもそもの歴史と言うものは人間視点、取り分け為政者の視点で描かれる場合が多い。自分勝手な思い込みで考えていて、どうして他の者が居ないと言う考えが持てようか。

 つまり、人間が後から入って来てずうずうしくも彼の棲みかを荒らしている、と言うのがメレーデストロ侯爵の主張だと孝雄実は考えた。加えて彼の最後の言葉は間違いなく孝雄実達が倒したゲータである。人間にとっては発展を阻害する魔物である。しかしそれは人間側から見た考え方である。


 しかし、彼の魔物視点に立てばどうであろうか、人間こそ自身の生活圏を脅かす存在として見る事が出来るだろう。加えてゲータを放ち諦めさせようとしていたのだ。彼としては穏便に済ます考えであった。それは今でも考えは変わっていない。だが人間の欲は止まるところを知らない。彼はそれでも耐えていたが、遂に鉱床の方が根を上げてしまったのだ。


『あなた方は際限なくこの魔鉱石を掘り続けている。この事の意味が分かりますか?』

 メレーデストロ侯爵はそう全員を見渡して問い掛ける。

『今回崩落が起きた事はあなた方がしでかしてきたことへの天罰です』

 見わした後彼は全員へその様に告げた。しかし、それで納得が出来る訳も無くフレテストが彼に噛み付く。

「ちょっと待ってくれ、それじゃあ死んでしまった者たちは天罰だからってことで殺されたと言うのか!」

『まあ仕方ないでしょう。私は先程も申し上げましたが一万年ほど前からこの地に棲み着いております。そしてここに眠る魔鉱石を食料として断りを入れて頂いているのですよ。それを貴方たち人間は許しを得ず好きなだけ採る始末です』


 そう言われてフレテストは何も言えなくなる。だが此処で重要な単語が出て来た事にサラは気が付く。

「お待ちください。つまり此処の鉱床はどなたかの持ち物であると?」

『そうです。魔力をお持ちのお嬢さん。私が棲み付いた当時この場所は地底竜メアレステロン公の食糧庫だったのです。貴方たち人間は御存じないでしょうが、私たち魔物にとっては神の様な存在です。この場所は我らにとって楽園に近い豊富な魔鉱石の鉱床が存在する。警護を行う事を条件に棲みかとしてお認め頂いたのですよ。勿論公は懐の大きなお方です。今までは、いえ恐らくこれからも公は寛大な御心で人間のしたことをお許しに為られるでしょう。しかし、この鉱床はそうでは無かった。それだけですよ』


「メレーデストロ侯爵、貴方が仰る口ぶりからするとこの鉱床は生きているのですか」

『そうです。この魔鉱石と言うのはこの山の奥深くに核と呼ばれる物が在ります。これが生きている限り魔鉱石は永遠に増殖し続けるのです。ですがその速度は到底回復出来るものではない。私は何度もペットを放ち警告して来たつもりです。まあそれも既に居りませんので後はこの場所を私自身が守るしかない訳ですが…』

 孝雄実にそう答える。


「何か打開策はないのだろうか…」

 フレテストはメレーデストロ侯爵の話しを聞いて、両者が折り合えるような考えを思案する。だが余りにも次元の違う話しであり思案そのものが浮かんでこない。それは他の者も同じである。

『素直にこれ以上の採掘を中止するか減産するかしかありません。正直私も想定外でした。まさか魔鉱石が魔力暴走まで起こすとは予想しておりませんでした。それほどまでに追い詰められていたのかと反省する気持ちとなりました。そこで今回崩落に連動して此処までの道程を解放し、私の分身を放ち人間に知らせたのですよ。そうしたらあなた方が来てくれました』

 そう話していると此の場全体が大きな揺れを起こす。縦に突き上げる揺れである。


『不味いですね。未だに核の怒りが収まっていません。これでは救助に当たっている人間全員が死にますね』

 彼にしてみれば自業自得であると考えていて、言葉の中に心配する様な感情が読み取れなかった。しかし、その揺れは彼が言う様にまるでクジラが寄生虫などを体から剥がす為に水面に打ち付ける様な仕草の様でもある。

『みなさん、ああえっとあなたと、あなた、それから貴方がた私について来て下さいませんか?』

 その様にメレーデストロ侯爵は孝雄実たちを脚で指名する。当然フレテスト達は指名されなかった。

「どちらへ行こうと言うのですか?」

『核です。最早私でもどうにもならないでしょう。幸い私よりも魔力を保有する方が居られますので手伝っていただきたいのです』


「我らは戻ってこの事を報告しよう。何此処の長官は理解あるお方だ。少なくとも話しは聞いていただけるから安心してくれ」

 そう言い残すとフレテスト達は元来た道を引き返した。その際特にメレーデストロ侯爵は言葉を掛ける事は無かった。

『さあ向かいましょう。時間を掛けて山全体が崩落なんて自体は私も避けたいのです』

 そう言うと彼は空間のさらに奥へと移動する。それに置いて行かれないように孝雄実たちも後に続く。


 此処より奥は今まで通って来た道とはけた違いな魔力に包まれていた。

『この道は高純度の魔鉱石に囲まれております。魔力に耐性の無い方が此処を通ると死んでしまいます。先程の方々は此処を通るだけの水準には無かったのですよ』

 そう言われてよく目を凝らすと坑道の壁面は粒上の塊が輝いているのが多く見えている。光を翳すと星が煌めくようであった。

「綺麗なものね」

「ああそうだな」

 孝雄実たちはそう居ながら彼の後に続く。しかし、それはマリアンを加えた三人だけである。


『むっ、行けませんな。これ以上後ろのお二人を連れては行けそうにありません』

 メレーデストロ侯爵は振り向くことなくその様に話す。その言葉に孝雄実たちは後ろを振り向く。

「レイスレット、フェータ!」

「おい、どうしたんだよ!」

「ちょっと確りして!!」

 三人の目には地面にへたり込むフェータを何とか支えているレイスレットの姿であった。

「申し訳ありません。突然フェータがこうなってしまいまして…」


『これは魔力酔いです。魔力の弱い者が魔鉱石の密度の高い場所へと入ると起こすものです。さあお二人は此処から戻りなさい。これ以上は危険だ』

 そう言われレイスレットは素直に従うことにする。フェータを背負うと孝雄実たちに申し訳なさそうに謝る。

「孝雄実さん申し訳ない。僕は此処で引き返します」

「気にするな、レイスレット。フェータを確り見ておけよ」

「そうだぜ。これぐらいで気にする様じゃ仲間じゃない。安心して戻っておけ」

「二人の言う通りよ。ちゃんと戻って待っていてくれればいいわ」

『さあ早く戻りなさい。此処にいるだけでも消耗していきますから』

 その言葉でレイスレットはフェータと共に来た道を戻って行った。






 一行はさらに奥へと進む。今までは土壁に魔力の粒が散りばめられている状態だったのが、割合が逆転し魔力の結晶に土が混じるというものへと変化していた。

『さて、此方が核の在る場所です。皆さん心して入ってくださいね』

 メレーデストロはそう言うと先頭に立って奥へと入っていく。孝雄実たちも後に続くとそこは今までとは別世界の様な空間が広がっていた。魔力の結晶一色になると光を通すほどに透明感が出る、水晶の様なものだと孝雄実たちは思った。

『そしてこれが核です』

 メレーデストロはそう言って脚で目の前の赤い球体を指す。空中に浮かぶ球体はそれだけで禍々しい雰囲気を発している。


『それにしても不思議です。貴方たちは本当に人間なのでしょうか?』

「どう言う事です?」

 孝雄実はメレーデストロの問いに再び問い掛ける。

『言葉通りです。本来この場所に辿り着く前に人間は消滅している。先程戻られたお二人もかなりのものだと感心致しましたが、あなた方はそれ以上です。いや、異質ですな』


『蜘蛛、お前の常識で物を測るな』

 女性の声が空間の中を響き渡る。だがスッと入って来る声に孝雄実はどこか懐かしさすら感じていた。

『ひ、姫様!?』

 メレーデストロは突然慌てだし目の見えないはずの顔を忙しなく動かす。あの紳士的な態度が見る影も無いほどだ。


『お前に姫と呼ばせる許可は与えていないぞ!』

 その声と共にメレーデストロの背後に現れると思い切り蹴りだした。容赦ない一撃は結晶を破壊するほどである。

『グ、ガァァァ』

 メレーデストロは結晶にめり込んだまままったく動かなくなる。だが目の前に浮かんでいる女性は気にすることなく孝雄実達の目の前に着地する。真っ赤なドレスを着込んだ女性はこの場には不釣り合いな雰囲気を纏っている。まるで吸い込まれる様な妖艶さが在るのだ。

 マリアンも年齢に似合わずその様な見た目を持っているが全くタイプが違う。


『まったく、靴が汚れてしまったではないか…』

 そう言いながら三人へと歩いて近づく。それにつれてマリアンが苦しみ出す。

「マリアン!!」

 孝雄実は隣に知る彼女を抱きしめる。

「ご、ごめん。ご主人様…」

『おお、忘れておった。これでどうじゃ?』

 その様に話すとマリアンだけでなく二人も体が軽くなるのを感じた。つまり相当な重圧を気が付くことなく受けていたと言う事だ。


『まったく人間とは軟であるな。だが二人は見所が在るな、名を名乗る事を許そう!!特別に女、お前も述べよ』

 その言葉はまるで彼らに強制している様な感覚に成っていた。何を言うでもなく自然と口から言葉が出始める。

「俺は近藤孝雄実と申します」

「私はサラ・ロースロンドと申します」

「マリアンと申します」

 操られている、その様な感覚だ。しかし、言葉を発するとあっと言う間に元に戻る。


『ほう、発しただけで解いたか。面白い!面白い人間どもだ!!』

 話す言葉は乱暴だがその見た目とのギャップがまた彼女の魅力を引き出している。そうして笑い終えると突如孝雄実の目の前十センチに迫る。少し体を押せば肌が触れ合う距離である。孝雄実はそれだけで何か魅了された様な感覚に陥る。

 その時である。彼の中に一瞬何かの映像が甦る。本当に一瞬で何が何だか分からないが確実に彼女が写っている光景が脳裡に過った。


『近藤といったな。お主どうして私を知っている?私はデムレストア帝国皇女ムーレリア。この名に覚えはあるか?』

 矢継ぎ早に尋ねるが彼の頭の中ではそれが鮮明に聞き取れている。まるで耳から入るのではなく脳に直接訴えている様なそんな感覚だ。

「いいえ、存じません。俺は此処に来た事がっ」

「ガウッ!」「ギャウ!!」

 その時である。恐らく彼は『呼ばれた者』だと言うつもりであったのだろう。それを遮る様に二頭の虎が彼女に襲い掛かる。二人の間に入り、孝雄実を押し退ける様にしてである。


『獣風情が私に触れるで無いわ!!』

 ムーレリアは細い右腕で払う。それだけで尋常ではない風圧が生じる。孝雄実を中心にそれは防がれているがそれ以外は、特に結晶が滅茶苦茶になってしまった。

「ブラック!ホワイト!!」

 弾き飛ばされた孝雄実へと返されるように二頭は飛ばされる。それを何てことはなく受け止める。


『やはりお前は私と関係が在るのではないか?』

 場面は最初に戻る。距離十センチの距離だ。彼女は多少人間が傷ついても構わない程の威力で払った筈である。その証拠に風圧が向かった先の結晶の壁は破壊されている。だがどうだろう、彼を中心に左右二人の人間も無傷である。加えて虎も受け止めるほどの力を見せている。その虎も普通の虎では無い事は理解した。


『答えよ!』

 彼女は抑えていた魔力を解放する。それだけでサラとマリアンは気を失う。これは孝雄実にではなく二人に向けた攻撃である。何も命を奪う事はしない。二人が聞いていれば話しにくい事が在るかもしれないと言う配慮である。

「サラ、マリアン!」

 今度は二人を支える事は出来なかった。虎を抱えている状態では無理も無い事だ。


『もう一度言うぞ。何故私とお前が合っている光景がお前の記憶にあるのだ?』

 彼女は雰囲気も何も普通の女性の様なものへと変える。だが瞳を見ればそれが人間ではない事は分かる。黄金の瞳を備えているからだ。

「俺にも分からない。突然ムーレリアが目の前に現れた時に頭に浮かんだんだ」

『それよ!お主はどうして私の名を呼び捨てに出来る?私は皇女だ。加えて人間界の者ではないのだぞ。それを自然と呼べるお前は何なのだ!』

 彼女がこの様に言うのには理由が在る。孝雄実が自分の名を呼んだ時すんなりと耳に入り、懐かしさを感じる気持ちになっていたからだ。それが余計に彼女を苛立たせる。


 彼女は気が付けば彼の両腕を掴んでいた。爪が喰い込み、血が滲みだしている。本来ならばあっと言う間に引き千切られるほどの威力である。それが、血が滲む程度で済むなどあり得ない。その事すら忘れるほど彼女の頭は混乱している。

『ムーレリア姫、戯れが過ぎますぞ。そこまでに為さいませ…』

 またしても声が空間に響き渡る。その声に孝雄実がハッとなる。と、同時に腕に激痛に気が付く。

「グワァアア!」

 振り解く様な勢いで彼女の拘束を解く。

『あっ、す、済まぬ…』

 これが彼女の素なのであろう。突然のことで彼女も手を話すがそれは振り払われた、と表現した方が良いだろう。


 時空から現れたのは黒一色の鎧を着込んだ騎士の出で立ちであった。それが十名。中には女性らしき者も居る事が確認される。

『姫、お迎えに参りました。何卒素直にお戻りくださいますよう、臣等一同伏してお願い申し上げます』

 先頭の男がその様に口上を述べると全員が片膝をついて彼女に頭を垂れる。


 ムーレリアはその光景を嫌という程見ている。そこでちらりと孝雄実を見る。すると驚くべき事が起きている。両腕を摩りながら立っているではないか。十名が共に彼女の国最高クラスの剣士である事は彼女も知る事柄である。魔力も最高までに高まっている。此の場には彼等と自分が発する魔力が充満しているはずだ。だが彼は全く平然としている。

『今回は素直に従おう。だが少し待て… おい孝雄実、もう一度尋ねる。どうして我らが居る中で人間のお前が平然としていられる?』

 ムーレリアの言葉に驚いたように剣士十名が視線を彼に向ける。しかも殺気を混ぜてである。殺しはしないが試すようにと言った感覚である。


「何故と言われても… 正直分からないんだ、ムーレリア」

『なっ、貴様!!』

 一人の女性剣士がその発言に対して怒りを露わにし、剣を抜いて斬りかかろうとする。しかし、それをムーレリアが止める。

『止めよ、ツイーテア』

『し、しかし姫様!』

『よいのだ。私が許した。皆もその殺気を抑えよ』

 彼女のその一言で殺気がなりを潜める。それだけ彼女に忠節を誓う集団である。王家には近衛騎士団が在る様にデムレストアには親衛騎士団という剣士集団が付いているのだ。それも皇族一人毎にである。彼等はムーレリアの親衛騎士団でありその中のトップ集団である。加えて皇族の中でも上位に位置している。


『申し訳ありません姫様』

『よい、ツイーテアの私を思いが行動に出たのだ。咎める事はしない。但し孝雄実については気にするな。よいな?』

 その言葉は絶対的な命令である。こう言われては、彼等は従うしかない。

『はっ、我らは姫様の御意のままに…』

 再度片膝をついて頭を垂れて誓いを立てる十名であった。


『と言うわけだ。もう一度っ!?』

 そんな時であった突如核が暴れ出す。それに伴い全体が激しい揺れを引き起こし始める。

『ちっ、厄介な伯父上も要らぬ物を残しおって…』

 ムーレリアはその様に悪態をつくと核へと向かい、手を翳した。その瞬間である。彼女が突如壁際へと弾き飛ばされてしまったのである。余りの展開に全員が固まる。しかし、核の暴走と揺れは激しさを増すばかりであった……



 最後までお読みいただき有難う御座いました。


 御感想お待ちしております。

 誤字脱字ありましたらご報告いただけると幸いです。

 それでは次話で御会い致しましょう!

               今野常春

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