去年の水着(二百文字お題小説)
お借りしたお題は「去年の水着」です。
律子は私生活もスチャラカなOLである。
恋人の藤崎と二人で都内のプール付きの温泉に行く事にした。
「ひいい!」
律子のアパートの部屋の浴室から悲鳴のような声が聞こえた。
「りったん、どうしたの、大丈夫!?」
驚いた藤崎がドアを開けて中に飛び込むと、去年の水着を無理に着ようとした律子が両腕がつってしまった状態で声も出せないほど苦しんでいた。
(藤崎君にだけは見られたくなかった)
心の中で血の涙を流す律子であった。
そんな感じです。