Debt Chest
「きゃああああああ!」
私達は逃げている。
周りは何も無い、上には真っ青な青空。
下には砂しかない。そう、此処は砂漠。
人も居ない、動物も。水さえないこの空間。
「水がもうないよ!」
誰かの声。水が無い......だと....?
もう、無理だ。。。
私達がこうなったきっかけ。これは一週間前に遡る。
======一週間前======
「ねぇねぇ、ゾンビを呼び出す方法だって!!」
「ハァ?」
図書館に居た私の耳に、声が響いた。
「そんなのあるわけないでしょ?」
「じゃあやってみる?」
「賛成!」
全員一致の賛成意見。
この本を元に、ゾンビを呼び出す事をすることにした。
「じゃあ、やってみよー!」
地面に魔方陣を書くと、書いてある呪文を皆で唱える。
魔方陣がポワァァと光ると光は収まった。
「なんだ、やっぱりガセじゃん。」
そう言うと私達は帰っていった。
だけど、この後、ゾンビは召喚され、私達は、追われることになった。
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「あっ、部屋だ!」
不思議だったが、今は入るしか無い。
皆で駆け込むと鍵を閉めた。
一息ついたところだった。
バキィィ!
ドアから大きなゾンビの腕が伸びたのだ。
「バリア、バリア!!!」
イスや、机などで扉をバリアーする。
だが、ゾンビは手を伸ばし、扉を破って、進入してくる。
息を切らしながら、今日も走っていく。
私達はゾンビに捕ま.......
ハッ。
目が覚める。
これは、夢か。
目が覚めると、私は仲間の元に走っていった。