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嬉しい様な悲しい様な。てか、何で性別が逆転してんの!!?



昔から、俺こと江沢雅は不幸だった。くじ引きでは必ずハズレだし、テストだと、答えが1つずつズレていたり、走ったら必ず転けたりする。

特に不幸だったのは、10歳の時に家族で出掛けた旅行で俺の車の真上に落石が落ち、俺以外の家族(両親、姉2人、兄3人)が亡くなった。

俺だけ生きてしまった。生きる希望もない俺に、ただ1人の一筋の光が降った。それが、、、、


「美咲ちゃん!お待たせ!」


「ん!全然待ってないよ。入学式終わったんだ!」


「うん!ごめんね。わざわざ来て貰って」


「別に良いんだよ笑、雅は私にとって可愛い弟なんだから」


そう、美咲ちゃんである。

美咲ちゃんは2番目のお兄ちゃんと同級生であり、家がお隣同士の幼馴染である。

美咲ちゃんは俺と同じで両親を早くに亡くしていて、いつも俺の家に居る事から家族同然である。そして、俺にとっては初恋の人でもあるのだ。


「にしても、あの泣き虫だった雅が高校生になるとはね笑、お姉ちゃん感激です!」


「!み、美咲ちゃんだって、来年からは社会人でしょ!ちゃんと大人になれるの!!」

「あの、ドジで天然でビビりで不器用の!」


少し揶揄おうと思って、美咲ちゃんの性格を言ってみた。


「ぅ、だ、大丈夫だよ。わ、私、和食に関しては天才だから!」


「和食だけね。他の料理はダメじゃん」


「そ、それは雅が出来るんでしょ!?」


そう、美咲ちゃんは何故か、和食以外は全く上手く作れないのである。


「まぁ、俺主婦力は高い方なんで?」


「ふふ、そっか。、、、、ねぇ、来週だっけ?おばさん達の七回忌だよね?」


そう言われて、少し重い雰囲気になってしまった。


「そうだね、!今年は母さん達の好きな食べ物ちゃんと作ろっかな!」


「私も手伝うよナデナデ(優しく頭を撫ぜる)」


「ん!子供扱いしてない!?」


「してないしてない。でも、雅も身長伸びたね?」


「一応、178cmあるから」


「大きくなって、まぁ、私も一応168cmあるけどね?」


「まだまだ、伸びるから!」


俺の目標身長は182cm!父さんの身長になりたいんだ。


「でも、、、、やっぱり雅って可愛い顔だよねぇ?」


「これは母さんに似たの。本当女顔なの、結構恥ずいんだよ」


「私は好きだけどなぁ?雅の顔」


そう言って手を伸ばして、俺の顔を触ってくる美咲ちゃん。


「////////(顔を手で隠す)、、、、お、俺もみ、美咲ちゃんの顔好きだよ」


「え?本当〜?私、結構イケメン顔って言われるけど?」


何て言う美咲ちゃん。美咲ちゃんの顔立ちは可愛い系のイケメン顔なのである。可愛いしカッコいいで結構トキメイたりする。

それに髪も長くて基本清楚っぽいけど、スポーツ系になるとカッコいい雰囲気になったりするんだ。

イケメン顔を気にしてるみたいたけど、俺はどっちの美咲ちゃんも俺は好きだけど。


「雅は将来の夢とか、あるの?」


「え?夢。そーだなぁ。、、、、お医者さんかな」


「え?お医者さん?何で?」


「だって、人の命を助けれるんだよ。そんな凄い事出来るなら、やりたいなって笑」

「それに、俺の取り柄であるのって、勉強だけは得意だしさ」


恥ずかしながら言うと、美咲ちゃんは俺の髪はわしゃわしゃしてきた。


「わっ、何するの」


「偉い!流石、雅!、、、、私の夢は、昔は警察官だけど、今は学校の先生だよ」


「先生?確かに美咲ちゃんって先生に向いてるし、成績優秀だから、良いと思うよ!」


「ありがと!さっ、後もう少しでお店着くよ。後もう少しである横断歩道渡ったら、色々買ってあげる!」


「い、良いよ!今日来てくれただけでも、嬉しかったんだし」


「良いの、良いの!勉強頑張って偏差値74の進学校入れたんだから、これはお祝いです!」


笑顔で言ってきたから、それ笑顔で言われたら俺が断れないの美咲ちゃん知ってるくせに。


「わ、分かったよ」


そう言って、横断歩道の近くに着いたら、事件が起きた。


グサッ (包丁が腹部に刺さる)

「、、、、え?」

「何これ?、、包丁?」


「雅!」


俺の名前を叫ぶ美咲ちゃんの声が聞こえて、俺は倒れた。俺を包丁で刺したのは、30代ぐらいの男性だった。


「キッ(男性を睨む) 雅に何するの!!」

「雅、今すぐ救急車呼ぶから」


「大丈夫だから、美咲ちゃんはに、逃げて」


「お前も殺してやる」


そう言って、美咲ちゃんの胸や腹部に包丁を突き刺した。


グサッ

「うっ、、、、ドサッ 雅、大丈夫だから、、ね?」


そう言いながら目を閉じる。


「美咲ちゃん!!うっ(刺された部分から血がもっと出る)」


辺りにはあまり人が居なかったが、通りかかった人が男性もとい、通り魔を捕まえた。


「君、大丈夫だから、救急車呼んだからね!」


「は、はい。(でも、無理だ。俺はもう、死んじゃうんだ。俺のせいなんだよな。これって)」


俺が不幸なせいだ。美咲ちゃんが刺されたのも、俺が生きているからで、美咲ちゃんを逃がさせてとけば、イヤ、まず迎えに来させなければ、刺される事はないし、俺だけが刺されれば良かったんだ。

そう、思いながら目を閉じ、後悔の念を抱きながら死んでいく。

と、思っていた。











パチッ キョロキョロ

「あれ?、、、、ここ何処だ?」


死んだはずなのに目を開けたら、知らない場所、辺り一面真っ白い場所に居た俺。

暫く待っていたら、何処から来たのか分からないけど、とても綺麗で妖艶で儚い雰囲気の女性が現れた。


「この度は、お亡くなりご愁傷様です」


「あっ、どうも?」


「私、今年からこの世界の管轄を兼任する事になりました。ミリッシエでございます」


「えっと、ミリッシエさんて神様なんですか?」


「はい。と言っても、私まだまだ新人の方ですよ」


急に現れた神様にびっくりしたけど、管轄とか兼任って何だろう?


「貴方の死は、非常に予想外であり、寿命も全うしておりません。本来なら貴方はまだ100年は行きますもの」

「なので、私がもう1つ管理、管轄させて貰っている世界に転生させて貰いますね!!」


「は?、、、、はぁ??!!」


いきなり言われて、ビックリと同時にこーゆうのって本当にあるんだなって、思った。

だけど、同時に美咲ちゃんの事を思い出した。僕はどうなったか、聞いてみた。


「あの、僕の先に亡くなった女性が居ると思うんですけど、、、、」


「あぁ、その方なら先ほどもう1つの世界に転生しましたよ」


「え!そ、そうなんですか」


「えぇ、それと女性が言っていたのですが『まだまだ言いたい事あるから、絶対転生しなよ!』だそうです!」


そう言われて、俺は嬉しかった。それと同時に俺は強い決意を決めた。美咲ちゃんが転生するなら、俺だって言いたい事あるし、転生するんだ!


「あ、あの、俺も転生します」


「そうですか。分かりました!では、転生特典として、色々付けれますよ」


「なら、その、スマホ。俺と美咲ちゃんが使ってたスマホ。あっちでも使いたい!念じたら出せたら出来るみたいで」


「分かりました。他には?」


「そうだな。なら、元の世界、地球に似たところにして欲しい。全部じゃなくて良いんです。似てたら、安心するかなって」


「了解です!そろそろ、転生のお時間です」


そう言われて、少し緊張した。もし、生まれ変わっても不運だったらどうしようとか、美咲ちゃんに会えなかったらとか、考えた。だけど、男、江沢雅!覚悟を決めろ!

一度決めた事は必ずやるってのが、座右の銘だろ!!


「えっと、ミリッシエさん。少しの間でしたが、ありがとうございました(お辞儀)」


「、、、、(少し微笑む)いえ、転生までのお手伝いをするのが私の役目ですから」

「それでは、来世は超幸運になり、そしてとても凄い能力を付けさせてだきましたので、来世をお楽しみください」


そう言われ、体が泡状になってから意識が遠のいた。てか、今何って言った?え?超幸運になりとか言った?あの人、オプションとか付けたのか?

何て、思いながら、深い眠りに着いた。次、目を覚ましたら、どうなんだろう。










「オギャア、オギャア、オギャア」


うるさいなぁ。折角寝てたのにぃ、、、、って、これ俺の鳴き声か!


「奥様、旦那様おめでとうございます。可愛い女の子でございます!」


ふぅ、何年ぐらい寝てたんだろうなぁ。今回も男子だよなぁ、、、、、、、、ん?待って今何と?

可愛い女の子でございます?、、、、はぁ!!!!

えっ、俺女の子なの?男子じゃなくて?、、、、まさか、ミリッシエさん、俺の事女の子だと間違えちゃった?、、、、いやいや、そんなわけない。いや、可能性としちゃあ、全然あり得る。確かに高身長の女性って言居るしな!どーすんの!女の子じゃ、美咲ちゃんに何てあえば!!!!!!

何て頭の中で混乱していたら。


「おぉ、可愛いなぁ。この子が私の子かぁ」

「名前はどうしようか。リッシアどうする?」


大柄だけど細身で髪が長めの男性に抱き抱えられた。俺はその顔に見覚えがあった。

だって。


「あうっ!!!(父さん!!?えっ、今世も父さんなの!!?)」


「あら、フフフ 元気ねぇ。やっぱり貴方、ミシェルの娘ねぇ」


その次に見た可愛らしい顔立ちで優しい雰囲気に包まれた女性も俺は知っていた。


「あぶっ!(だよね。母さんだよね!えぇ、髪色や目以外殆ど変わってないじゃん!)」


「それで、名前はどうする?候補から決めるか?」


「ううん。今見て、頭で思い付いたのがあるの。それにするは」

「この子の名前はアリスティア。愛称はそうね。ティアでどうかしら?」


あっと、そうこうしていたら、俺の今世での名前と愛称決まっちゃった!アリスティアねぇ。やっぱり母さん、名前付けるの上手いなぁ。

何て思っていたら、父さんが両手を母さんの肩に置くと大声で


「やっぱり、リッシアは、天才だ!この子が我が、アゼリア家の末娘である!(号泣)」


「貴方は毎回、号泣しすぎなのよ。それだから、子供達の方がしっかりしているのよ。貴方より」


あぁ、母さんにズバッと言ってるなぁ。流石、我が家のある意味の大黒柱だった人だけはある。


「しょうがないだろう?よし、子供達にティアを見せるのは明日でも良いだろう?この子も生まれてばっかだからな!」


「そうね。私もちょと寝たい気分だから」

「ティア、私の愛しい娘。貴方は私達が守るからね。チュッ(ティアの額にキスをする)」


「あうっ(母さんは大袈裟だなぁ笑だけど、何か、懐かしい気分だな)」


「ティアの事はリッシアと俺とお兄ちゃん、お姉ちゃんが守るからな!!」


母さんはいつも末っ子の俺を1番甘やかしてて、怒る時は怒るけど、優しくて頼りになって人一倍俺の事を思っててくれた人。

父さんは頼りになっていつも元気で、家族思いって言うより家族大好き人間で、誰よりも家族第一で、人一倍涙脆いんだよね笑


「(今世はもっと、もっと母さん達に甘えたいな。前世で出来なかった分)」


何て意気込みながら、もし、何があっても俺が守りたい。守ってみせると思いながら、まだ生まれて1時間も経っていないが再び目を閉じる。


「(せめて、美咲ちゃんは男子として転生していたら良いな)」


何て考え、願いながら、また眠るのであった。


まさか、この願いが本当になっているなんて、この時の俺は知らなかったのであった。

ここから始まる、嬉しい様で悲しい様な異世界生活が始まるのであった。






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