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クラウドとオンプレミス

作者: xoo

【問題起こさないで動けばそれでいいんや!】

令和6年3月、小説家になろうサイトがリニューアルした際、予定のメンテ時間を大幅に超えたことがあった。運営は「リニューアル」としかいわないが、利用者にとっては何が起きているのか起きたのか、もしやサーバークラッシュでサービス終了になるのではないか、と言う不安もあった。


運営は明らかにしていないしする理由もないので、勝手に妄想してみる。

ただし、色々と大人の事情で(そんなものはないけど)、異世界のヒナプロジェクト (以下、異世界ヒナプロ)が異世界で運営する小説家になろう(以下、異世界なろう)の話とする。



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 異世界なろうを運営する異世界ヒナプロは、サーバー費用の増加に悩んでいた。

 個人が小説を投稿・公開するサービス自体は掲示板プログラムを基としたユーザーインターフェイスと小説データを収納するデータベースの集合体である。異世界ヒナプロは、サービス用サーバーを異世界Amazonが提供する異世界AWSに置いていた(クラウド運用)。この異世界AWS利用料、そのほとんどはサービスサーバーからインターネットを通して利用者に小説データを送り出す際の転送料であるが、青天井に膨らんでいたのだ。さらに円安が追い討ちをかけた。


 異世界ヒナプロは考えた。「サーバーを自社ビル内に置けば(オンプレミス運用)費用を抑えられるのではないか」と。幸いにもサービスプログラムはCPUパワーをそれほど必要とせず、300テラバイト級のハードディスクは300万円台で買え、光インターネットは10Gbpsの最高速を導入している。システム全体を2ヶ月分の転送料で賄えるのではないか、と。

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移行のトラブルによるメンテ遅延とか、本社ネット回線に大量のデータが流れたためにプロバイダーに速度規制された、などもありそうだけど、これだと異世界ヒナプロが悪者になってしまう、う〜む。

BCPを絡ませて書き直すか。


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 異世界なろうを運営する異世界ヒナプロは、サーバー費用の増加に悩んでいた。

 個人が小説を投稿・公開するサービス自体は掲示板プログラムを基としたユーザーインターフェイスと小説データを収納するデータベースの集合体である。異世界ヒナプロは、サービス用サーバーを異世界Amazonが提供する異世界AWSに置いていた(クラウド運用)。この異世界AWS利用料、そのほとんどはサービスサーバーからインターネットを通して利用者に小説データを送り出す際の転送料であるが、青天井に膨らんでいたのだ。さらに円安が追い討ちをかけた。

 一方ではスポンサーからBCP(事業継続計画)対応を強く迫られていた。今のサーバーは異世界大阪市内のデータセンターに収容されているが、今世紀中盤にも予想される異世界東南海・南海地震やそのほかの災害などでデータセンターが損傷すると財産である小説データが失われる可能性がある。


 異世界ヒナプロは考えた。「サービスサーバーを小説作成書き込みの『作者サーバー』と読み出しの『読者サーバー』に分割し、作者サーバーを異世界東京のデータセンターに、読者サーバーを自社ビル内に置き、作者サーバーに加えられた変化(投稿や修正)を読者サーバーに逐一反映させるようにすれば(ハイブリット運用)、読者サーバーの転送料費用を抑えられるのではないか」と。幸いにもサービスプログラムはCPUパワーをそれほど必要とせず、300テラバイト級のハードディスクは300万円台で買え、光インターネットは10Gbpsの最高速を導入している。同一データを地理的物理的に大きく離れた2つのサーバーで二重に持つことになり、バックアップも完璧だ、と。

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う〜む、障害報告だけで妄想が捗ったw。着地点迷子になったけど、それはそれ。

【問題起こさないで動けばそれでいいんや!】

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