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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

知らない世界

作者: カリカリ

私は元々っと言うか2年前くらいから

精神科に通っている。

職場の人間関係から心をやられて薬に頼るようになりました。

夜、眠れなくなったり、人混みで落ち着かなくなったりしてしまいました。


昔から、友人と遊び行く時とか、イベント(飲み会)の時だけ

お酒を飲むという生活をしていました。


或る日、同じバンドを応援する仲間から

「今度、家に遊びにおいでよ。飲もう」ってお誘いをもらったので新築祝いも

持たずに(^^ゞ遊びに行きました、詳しく言うと迎えに来てくれましたwww

こっちにあるラーメン屋さんにも行きたかったからという理由でお迎え付きのVIP待遇です。


当時、2ヶ月位前から仲良くしてる異性が居ました。

お互いの気持ちは分かって居ましたが、ネットで知り合ってるし

遠距離って事もあって直接会って想いを伝えたかったので

お付き合いしていた訳では無いですが数年ぶりにウキウキしてた時でした。


5月20日、小田原でラーメンを食べてから赤羽の友人宅に行きワインなどを飲んでました、

駅から近い事もあり駅周辺の飲み屋さんの話や、数年ぶりにウキウキしてる話をして盛り上がってました。

それから流れで駅周辺に飲みに行くことに・・・

既に家飲みを済ませているので少し気分が良い状態で向かいました。

駅周辺の飲み屋さんはTHE飲み屋って感じの昭和感漂う雰囲気で気分は最高

お酒も進み気分も大きくなってしまい

酔っぱらっている状態でライブ配信をしてしまい、そこに来てくれていたアンチと言い合いと言うか

一方的に「消えろ!死ね!黙れ!死ね!死ね」などとアンチにとはいえ人として言ってはいけない言動を取っていたようです。

その配信に仲良くしてくれてる子も来てました


翌日、昼間に目覚めてほぼ二日酔い・・・

そのまま電車で帰る事にしました、その帰宅中に前日のライブ配信が炎上している事を知りました。

ほとんど記憶は無い中でしたがなんとなくの記憶で頭の中はグルグル・・・・

ひと先ず帰りに寄ると決めていた新大久保で10円パンを食べて撮影をして編集してUP

その動画のコメントからも前日の酷さが伝わりました。


その日を境に、ウキウキとしていた相手の子の異変に気が付きました、どうしたんだろ?っと思いながら

数日過ごして問いただしてみたら

昔付き合っていた彼氏が酒乱でDVを受けていたらしく、それが先日の私の酔っ払い配信を見て思い出してたみたいです。


申し訳ない気持ちと、情けない気持ちでいっぱいいっぱい

ライブ配信をしたアプリはアプリで大炎上したまんまだし

頭の中は大変な事になってしまいました。


一度思い出させたその気持ちは、消す事が出来ないだろうと思い

思い出させてしまった事を謝り、今後連絡を取る事をやめました。

それと同時に頭の中で「お前が消えろ」「死ね」などと今思うと幻聴なのかもしれませんが

ずっとずっと続いて言われ続けて、居てもたって居られず死のうと決めました。

一番すぐに手軽に逝けるのは大量の薬を飲む事だと思いつき

強めの薬を厳選して270錠をコップに入れて、もう片手に飲み物のコップを持ち

ゴクゴクと飲み干しました。

その直後から記憶がありません。




東海道の宿場町の夕刻の頃を歩いて居ました。

何か楽しくも無く次の宿場町でふらふらしてました、「ねぇお兄さん!うちで遊んで行きなよ」

っとお客さんを掴もうとしてる艶やかな女性が居たりこの町はそれなりに盛り上がって居ました。

私は看板ももたれ掛かり町並みを見学してたら転んで頭を打ったのかそこで記憶が無くなり

気が付いたら姉を両親が運転する車に乗って居ました。

宿場町のお寺さんの前を車で通る時に、なにやらブツブツ言いながら歩いている方が居て

車は停まって居るのに避けて通る事はせずにブツブツ言って居ます。

まるで「自分は真っ直ぐ歩くから邪魔な物はどけ!!」と言ってるかのようでした

車を動かしてその方の前を開けるとまたブツブツ言いながら通って行きました。


その直後です、幽体離脱?って言うのかな

第三者目線で自分が乗ってる車を見ました。「なんだこれ?」って思ってたら

突如表れた医師に「ご臨終です。」って言われてました。

あぁ死んだんだな。って思いました。




次の日

死んだはずなのに生きてたんです。

病院?施設?のような所で立ってたんです。

両親に言っても気が動転するだろうと思い、姉には生きている事は伝えようと思いました。

どのように連絡を取ったか分からないけど、居場所も何も分からないけど生きている事だけは伝えました。


日中はフロアが1階と地下に別れるという機能的な施設で

地下フロアは、院外には秘密になっていて、1階からは見えないし遮断されていました

何かの研究をしているようで、研究者の1人を囲いスタッフは常に難しい顔つきで色々な作業を仕分けしながら黙々としています。

次に目が覚めた時は、ベッドの上で酸素を付けられていました。

そこの施設の説明によると無呼吸症候群(SAS)と、今回の事で呼吸器疾患を起こしていると言う事で

今後、ずっと酸素を付けっぱなしの生活になるという説明でした。

ただ、オペをすれば何とかなる可能性があるとの事でオペを勧められた

「どうせ死のうとしてて生きてしまったから、オペでも何でも受けるよ」っと思った

ここでオペをするらしいので、ここは病院なんだと分かった。


数日経ったのだろう、オペの日がやってきた

特に何も変わらない感じだった。

オペ中に事は記憶に無いが

目が覚めると、皆喜んで居た。

成功したのだろう・・・・

どんなオペかは分からないけど・・・・

まだ頭がボーっとする事を伝えると

「オペ後だからね、少しリラックスしてゆっくりしよ」と言われ

静かな部屋にストレッチャーに乗ったままの状態で置かれた

少し休むと吐き気がしてきた、周りに誰も居ないし

物凄い勢いで口から何かが出てきた

出て来たのはゴム?のような物が大量に出てきた

何リットル分出たのだろうか、何にしてもどうしてこんな大量のゴムが体内から出て来たのか

謎は深まるばかりである。

口から出た液状のゴムが固まった辺りで看護師さんが戻って来た

肩を落としガッカリすると共に仲間やドクターを呼んだ

皆肩を落としガッカリしている・・・

そうだろね、失敗だもんね。


どうやら喉から肺にかけて全てゴムで覆うオペだったらしい

それによって呼吸器疾患を全て解決出来るとの事。

みんな落胆している中、独り淡々と口から出たゴムの片付けをしている子が居た

自分が「悲しくないの?」って聞いたら、「次に向けてやるだけです!」って背中を向けて作業しながら言い放った


自分が第一号のオペ患だったらしい

それで失敗だからかなり大きな痛手であろう

ここの研究はそれに特化した施設な事が分かった

ちなみにゴムに使う成分が大事らしく

採石してそれを粉砕して採取している。


どうやら次回のオペも、自分らしい

もう、次に向かっている。

ただしゴムの成分が足りないらしく採石作業も大変っぽい事は分かった

また、ここの敷地の地主がここの施設のオーナーだと言う事も入院している中でわかった

聖母さんみたいな見た目のおっとりした方でここの研究も応援しているらしい。


どうせ最初から死に損ないな身なので、次のオペも受けるつもりだ。

ここの施設が神奈川県のSという土地なのがスタッフ達の会話から分かった

しかし、採石場はAという土地なのも分かった

けど、この施設の隣が採石場なのは謎の世界の話www


採石場は施設の地下にあって(地下なのに地域違うの謎)

上にベルトコンベアで上がって来る。そこのベルトコンベアがたまに詰まるので

それを直す手伝いを足でやってる日もよくあった。


その頃に、姉がここの施設を探し出した。

最初に説明した通り地下の病室は受付のある1Fからは見えない

何度も何度も電話して来ている事をたまたま耳に挟んで聞いた

また、この施設に来た事も知った。

ネットで怪しい施設を探したんだろう(すげ~な)

しかし、受付もスタッフも知らぬふり

知らぬふりしているスタッフと、ここだ!と推測した姉との戦いだ

何度も何度も戦って座り込み的な事もしている。

もうこうなっては、スタッフもオペ所じゃない

しつこい姉は、一度施設内にも入れてもらっている

しかし、オペを控えてる人たちの病室は秘密になっているので

施設内に入っただけでは、とうてい分からない場所だ


何日か経った日に、姉が弟を連れて来た

頭のキレる弟は、その施設に不思議な感覚を覚えたのか

根掘り葉掘り尋問のように聞いて問い詰めた。

そこで施設の秘密の仕組みを暴きだし自分を引き出す事に成功したのである。



よく分からないデラックスな弟の見た事も無い車(エスティマを大きくしたような)

謎に前も後ろも観音開きで開くwww

そこに後ろから車いすで乗り

そのまま両親、姉、弟、弟の相方、全員で6人でせっかく救われた命とういう事で

我が家にしては珍しく旅行に行く事になった。

横にもでかく、長い車体は普通に走っていても普通にアゴを擦って走っているwww

どこに向かっているかは知らないけど、とにかく黙って後ろに乗っていた。

そしてそこからの旅行の記憶がない・・・。

体力が持たずに2度目の他界。




しかし遠くからわずかに聞こえる声の音量で「生きてる!生きてる!」って聞こえた

目を開けるとどこかの倉庫のような場所だ、また息を吹き返したらしい。

そこには看護師が数名居て、私の正体が分からないらしく正体を調べる為に

私の携帯を触っている(あぁたしか姉に不便だからって渡された記憶だ)

元々が自分の携帯では無いから個人情報は姉のものになっている、看護師さんの1人が

「このアカウントお姉さん?」って画面を見せてきたけど、視界が定まらずだったので

「たぶんそうです。」と答えた。

そのアカウントの姉は、陽キャでバカンスの写真やお洒落な物、食べ物などをupしていて

看護師さんが「弟がこんななになにやってんのよ!!この姉」って怒っていた。

けど、家族としたらもう他界してるんだよねぇ

その看護師さんがやり手で個人のアカウントから姉とコンタクトを取るようになり

最初は自分の事を知らないフリをして連絡を取っていたんだが

途中で仲良くなったらしく「良いお姉さんじゃん!!」って言い出した

そこまで3日くらい掛かっていたと思う(時空軸は怪しいw)

弟の事もその中で知ったらしく、今の私の現状などの話などしたらしい。

生きてる事に驚いていたという(やっぱり旅行中に死んだんだね)

弟は、私の配信アプリにコメントで「兄は他界しました。」って書き込んだらしい。

そんな中、姉がスターバックスコーヒーの新作フラペチーノのupしていて

看護師さんが私に「ねぇ?フラペチーノ飲みたい?今チョコバナナだよ」って

スタバは好きだから「うん・・・」って頷いた。

そしたらなんと姉にスタバのチケットを要求したのだwwww

なにがどうしたか分からないけど、その場所にチョコバナナフラペチーノが届いた!!

私は自分で持って飲むことが出来ずに看護師さんがストローを押さえてくれて飲むことが出来た。

飲んでる姿を写真に取って姉に送っていたwww


弟が配信アプリにコメントをした事が大きく反響があったらしく

家族で最後に旅行に行った事などを続けてコメントをしたら

なぜか世界規模で大バズり!!!

「笑顔の家族」的な感じでバズったらしい

親父までがアカウントを作って携帯をポチポチしている事を知り驚いた。

大谷翔平さんからもイイネが来て弟は相方と一緒にアメリカに招待され会いに行っていた

またそのままイチローさんにも紹介して頂き、イチローさんのご自宅にもお邪魔していた。

イチローさんは我が家の家族構成や昔父親が飲食店をしていた事を知り

父親にまたお店を出してみないか?っと話をしてくれた。

父親は悩んで居た、やりたい気持ちと、イチローさんの期待に答えらえるかを

私は「やってみたら?」って話をした

メニューは、チキンナゲットをダイスカットした物とサラダをカップでハニーマスタードでフリフリして

仕上げる物を考案してみた。


「ぽにょ」?「ぷにょ」?だか、そんなアプリの名前だ。

イイネみたいにハートを押すと「ぽにょ」だか「ぷにょ」だか喋るアプリらしい

そのアプリは私がやっていた配信アプリと連携が取れるらしく

看護師さんにお願いして配信アプリにログインさせてもらって、そのアプリを探したらすぐに見つかった

インストールしたら勝手に連携されアプリを立ち上げたら物凄い勢いでフォローやらコメントやらで

追いつかない状態になってしまった。

そこで元気ではないけど生きている事は伝えた。

そのアプリは動画編集をして映える動画にして遊ぶ人が多いみたいで

看護師さんがとっても上手で編集してくれてupしてくれた。

ここまでの集大成を作るって皆が協力してくれてとっても凄い動画が出来た

おもちゃの汽車が進むにつれて色々なストーリーが流れていく

ただしこの施設に来てからの事だから、作ってくれた汽車のおもちゃがメインで

スタバとか喋ってる事とかがメインの動画だった。

その汽車の終着駅に電子で日にちが載っていて5月24日だった事を覚えている。



またそのアプリの配信用が存在するから生配信してほしいと言われ

そのアプリもインストールした。

立ち上げた瞬間にチェックマークが入り有名人状態www

中国?台湾?のアプリのようでアジア各国のリスナーさんから投げ銭が飛び交った

リアルタイムで円表記されるので、その勢いに驚いた。

何時間やっただろう夜中だったけど4時間くらい配信したかな、それだけで1,700万円くらいだった。

その晩の担当看護師さんがそれを見て驚いてた事を覚えている。疲れたから寝る事にした


夢の中にもその晩の事が出てきた、寝てる場合じゃない

稼げる時に稼がなきゃって

起きて配信したいのに男のドクターがそれを阻む、「それは夢だと」

「いや!!先生違うんだ!!シンガポールドルが凄いんだ!!」

っといったやり取りをしていると


次に気が付いた時は、何やら透明なコックピットみたいな乗り物に乗せられてた。

ビル群の更に頭上をその透明な乗り物はゴンドラのように動く、なぜ透明なのか意味が分からないし

そもそもなんでこれに乗せられてるのかも分からない、なんかプラスチック臭くて居心地も悪い。

名駅を拠点に空に向かって行き戻って来る。そんな乗り物だった。

駅に戻るとドクターが「落ち着いた?」って聞いてくるから「臭かった」と答えた。


あれ?またベッドの上だ・・・

訳わからないけど、また頭の中がシンガポールドルでいっぱいだ

ナースコールは誰も来ない、それどころか人の気配すらしない

あー苦しい!頭の中が色々な事で渋滞している、パニック障害みたいな感じになっている

そして朝を迎える・・・

日勤者が来ると安心するのか、そこで記憶がない


次に目が覚めるとまた透明な乗り物に乗らされていた

この乗り物を研究している人?ドクター?誰?から「今度は匂いもしないでしょ?」って言われた

「そんなのどうでも良い・・・」って思ったけど黙って乗った

今回は確かに匂いもしない、下の街は相変わらず人一人居ない、風の音もしない

無だ!!完全なる無だ!!なんとなく落ち着くこの空間って事に気持ちが変わって居た。


配信欲求→パニック→透明な乗り物

これの日々の繰り返しだ。

次第にこの乗り物が好きになっていった

名駅から動いているこの乗り物は6台あって1台は臭い

これに当たると最悪だ

この乗り物を作ってる人に、なんでこんな街中なの?って聞くと「さぁ?」って言われたw

街中にこんな乗り物があるなんて、まるで19世紀に夢見た21世紀のドラえもんの世界みたいだ


また或る日に、東京都八王子市のイベントに連れて行かれた。

「わぉっ!!!!」あの透明な乗り物が八王子にもあるwww

もう訳わかんないけど乗らせてもらった

降りると名駅で喋ってた開発者の人が待ってて「こんにちわ」って普通に笑顔で迎えてくれた。

「なんで八王子にも居るの?んで、なんでこの乗り物もあるの?」って聞いたら

「さぁねwそれより気が付いた?下にエヴァンゲリオンが居たのww」

全くリラックスしててそんなの気が付かなかった・・・

昔のイベントで等身大エヴァを作ったらしい。すげーカッコイイ!!

この人達は、誰がお金出してるんだろ?めっちゃお金掛かってる、謎だらけだ。

今日は八王子にそのまま泊まるらしく看護師も同行していて数名の患者も一緒だ

モニターが付いていて、そこに目をやると先日配信したアプリの画面が映っている、

どうやら配信した時に病院のWi-Fiで配信したらしく病院のIPアドレスじゃないとログイン出来ない事が分かった。

そのモニターから設定すれば何とかなりそうだが手が届く位置にモニターが無い

身体も自由が効かずに動こうにも動けない・・・

看護師さんにモニターを触らせて欲しいとお願いしても「どうなんだろ・・・わかんないや」っと言われ触らせてもらえない


また頭の中にお金の事がグルグルしだして落ち着かず寝れない

一応ここにもナースコールはあるが他の患者対応で忙しそうで呼んでも来ない

0時を過ぎたら、人の気配すら無くなった・・・

同行している看護師の勤務時間が終わったのか帰ったっぽい

もう色々な事でパニック状態が朝までこの状態が続くんだろうなぁ


次の日は、配信した場所に移動していた。

そこにはガンダムが作られていてまたイベントのようだが人の集まり方は微妙だった

昨日のようにベッドもモニターもある、今日はここに泊まるんだろうな・・

夕方になり昨日みたいにベッドに入床する前にモニターを操作しようとしたが

絶妙な距離感で届かない、こりゃダメだわwww今度、自分の携帯を持ったらアクセスしてみよう。


次に目が覚めた時はまた別の施設に居た

なにやら建物は新しくないが施設の機器などは最新のようだ

モニター管理されていて、自分の考えてる事がモニターに映像や文字で映し出される。

例えば脳内で「家系ラーメン」って考えるとナースステーションのモニターにラーメンの画像が出るのだwww

思い当たるラーメン屋さんを個々に脳内で考えてみた。そう飯テロだwww

ラーメン・餃子・チャーハン。一通り考えた時にはナースステーションの近くの患者と看護師の脳内が

大変な事になってしまった(笑)看護師が勘弁してくれって言ってきたので考えないようにしたが

また違う食べ物に変わってしまっただけだったので

看護師さんに「私のベッドの表示を減らす事って出来ないの?」って言ってみたら、「あぁ!!どうなんだろ!!」

って言って説明書を見出した、このモニターも最新で最近導入されてらしく誰も使いこなせてないらしい

数分して「表示の減らし方」が分かったらしく逆に感謝された。

こういう事がないと、そのままで誰も使い方知らないまんまだったわって。

そんなこんなしてる時に高校時代から友人の看護師が出勤して来た!!

あくまでも患者と職員が繋がって居る事を公表するのは御法度なのは知っていたが

懐かしくてつい叫んで呼んでしまった、友人はビクッとしていたがこっちを振り向くことなくエレベーターで

別の階に向かっていった。さすがだ。

夜になり夜勤者が来た、夜勤者はアゲアゲな曲を爆音で流して踊り狂って患者をあざ笑うかのような対応でした。

友人のバイト先は酷いと友人から聞いていたが、まさかのココだったのだwww

担当によって全く違う世界観を持つこのフロアは不思議だった

夜は寝れない事が多いけど、人によってはゆっくり寝れる日もある

また、フロアをハイハイで動きながら買い物ごっこする日もあった、若い女性の看護師は

哺乳瓶の形をしたゼリーのような物を売っていたが、これだけは何故か現金じゃないと買えない

「今日は全然売れないのぉ~」っとたまに甘く呟いている。あざといが可愛いwww

私は元々この友人が働いている所(精神科)で7年位働いていた為、この業界の知り合いが

普通の患者よりも多い。

この施設も友人以外にも何人も知り合いが居た。

なるべく顔を合わせないように色々と工夫してくれてたり担当を変えてくれたりしてくれた。


数日この施設に居たのは記憶にあるが気が付いたら

また新たな病院に移動してた。

初めてかな、入院して看護師長から挨拶と説明があったのは、

移動して来たからか、最初にオムツ交換だったww

オムツ交換するのは職業柄慣れてたけど、されるのも慣れるとは思わなかった・・・

施設も変わったから病衣も交換した。

この施設のモニターにもライブ配信の時の画面になっているが私の名前が書かれた紙で覆われている

先に言った通り自分の携帯を持ったらアクセスしようという気持ちは変わってないので気にも留めなかった。

それ以上に、両親と弟が居る事に驚いた。

しかも、私に興味が無く病院の職員と仲良さげにお喋りしている。

そのまま私は病棟に通されてバイタルチェックされ、そのまま家族とは特に会話もせずに別れた。


ここも精神科であろう雰囲気だ、どこで寝るのかが気になって師長に聞くも、まだ決まってないとの事

せめて静かに夜を過ごしたい。

担当の看護師さんが来て他の看護師さんと先ほど着た病衣の件で話している、「これよりもアレが良いんじゃない?」みたいな会話だ

私には、そこでそんなに話をする事なのかが分からなかったので何でも良いんだけどって思って聞いていた

何時間経ったか分からないけど、未だに廊下の真ん中にベッドに乗ったまま居るwww

天井を見つめて左は壁だけど右は病室だがここはカーテンでしか仕切りが無い

全てカーテンだ(^^;


ボーっとしていたら右のカーテンが揺れた

気になって右に顔を向けたら病衣が乱れて紙パンツ丸見えのお婆さんが顔を出して来た、

すぐに看護師さんが「○○さん!出ちゃってるよぉ!!」っと言いながらカーテンの奥に戻した、

慣れてそうな流れだったww

そのまま寝てしまったのか分からないけど目が覚めると、まだ同じ場所に居て

看護師さんが私への下剤の話をしていた、出ていないんだろうね。

「嫌だなぁ~下剤かぁ~」って思ったけど既になんの下剤か知らないけど入ってるらしい

下剤を入れて更衣をするから病衣の話になったらしい「ほら!替えやすいように浴衣型にしよ」

納得の会話だわ、今はズボン型を着ている、動けない自分を相手にオムツ替えるなら浴衣型だわな


「よっっこいしょっ!!」

横向けにされてた、重かったでしょう、そして出たのかな?w


そこだけの記憶でまた目が覚めたら同じ場所だ・・・?

そしてまた下剤の話をしている・・・

よっっこいしょっ!!の日から数日経ったのかなぁ?

周りを見回すと私の大嫌いな看護師がバイトでこの病院に居た!!元同僚だったのだけど

この方の患者対応が大嫌いで徒党を組んで自分の考えと違う職員を攻撃してくる

私もそれにやられて辞めたようなもんだ。

敢えて向こうも近づいて来ないが姿を見る度に気分が萎える。

下剤が効いて来たのかお腹がゴロゴロしている

ナースコールを押すも担当看護師が居ないのか誰も来ない、たまに嫌いな看護師の姿が見えるが他の看護師さんの姿は見えない

ゴロゴロ!ゴロゴロ!!お腹の急降下だ┐(´~`;)┌

訳わからない位にお尻が盛り上がって来た!!止まらない

お腹はゴロゴロして痛いし、どんどんお尻は盛り上がってくるし頭の中はパニック状態

痛みに耐えながら目をつぶっていると気が付いたら看護師に囲まれていた

下剤の調整をしたのは私の嫌いな看護師がやったらしく、やりすぎたらしい・・・

実際にはありえないだろうけど

下剤の話で大事になっている、ドクターも呼ばれてきて調整ミスの事を伝えられてた。

世の中、病院ではドクターが偉いと思われ気味だが実は看護師の権力も中々のもんだ

(少なくともココの施設では)

看護師のミスをドクターがかばい追加で薬が処方された。

それも125錠もある!!看護師さん達は必死に飲ませてくる

まぁ270錠飲んだ私だ、それくらい余裕なのだが

飲んで30分位経ったくらいでお腹のゴロゴロは落ち着いた。


翌日も何かミスがあったらしくバタバタしている・・・

昨日と似たような案件だが今回は下剤なんて舐めたもんじゃないっぽい

救急で運ばれてきた患者さんの薬を間違えたらしく、てんやわんやだ。

「またやってんのか」って思ってたら、なぜか私の名前も上がって来た、え?は?

同じ薬を飲んでるのが私しか居ないらしく、さらに誤薬された本人は意識がない状態

なぜか私がまた誤薬調整分の薬を飲むことに・・・(現実では有り得ない状態w)

飲んで飲んで飲まされてる。

院内の中は謎だらけだから表立っては公表されない事だらけだろね


数日経っただろうか、目を覚めると別の施設に居た。

ここは知り合いだらけだ、夜勤時に全てのベッドのマットを交換するという流れ作業をしていた

患者は寝ていてベッドの上を転がされる状態でベルトコンベアー式に作業をしていって

汚れたマットだけ洗うという効率的な方法らしい

根が真面目なT君は率先して汚れたマットの洗浄をしていた、

また、周りからは真面目に見られるけど実はふざけているM君は、この流れの仕組みに深く関心を

もってやり方を勉強しているwwwふざけてはいるが勉強家だ

患者側の意見からすれば、転がされてるのが分かったから寝ている時に不快だったが

職員目線で見ると、かなり効率的と言っても良いと思う。その事は伝えたが効率優先のようだ。


次に気が付いた時は、ベッドがエレベーターのような場所に落ちそうな状態だった、

そういえば世間的に私は死んでいる状態なのに生きている、そもそも人生を終わらせたかったから

良いチャンスだこのまま落ちて死にたいと思った

看護師さんが必死に助けようとしているが私の体重を看護師さん1人や2人で何とかなるとは思えない

救急隊も呼んでるらしく「もう少し頑張って」って言ってくるが、そもそも助かろうと思ってないから無理な話である

夜ご飯の時間らしく「せめてご飯食べよ!それからでも遅くないじゃん」って言ってきた

(そういえばご飯なんて初のキーワードだ)

ここで何故か家族の声も聞こえた「ご飯食べな!!」って言われた。

皆居るのかなぁ?皆で食べるなら食べたい、最後の晩餐だ!!

エレベーターホールに落ちかけてる身体を片足が効かない中、頑張って少しよじ登って来た

看護師さんに「これで食べれるかな?」って聞いたが「もう少し頑張って登って!!」って言われた

もう少し頑張って見たけど、そこに家族は居なかった。

弟の相方のIちゃんの姿が一瞬見えた、彼女は優しい、とっても我が家の家族の事を考えてくれる子だ

一瞬だったが彼女が見れたのは嬉しかった、それと共に最後の晩餐の気分も無くなった。

看護師さんは「せっかく登ったんだからご飯食べよ」って言ってきたけど、さらさら食べる気なんて無い

あれやこれやと薦めて来る、よく分からないゼリーは食べる事にした。

看護師さんに「ありがとう」っと伝えて私はこの世を去る事にした。



なにか分からない水のようなゼリーのようなスライムのようなとっても静かな場所の中をゆっくりゆっくりと沈んでいく。

イメージ的には天空の城ラピュタのシータが空から落ちて来る速度と同じ位の速度だ

「このまま不思議はこの感じで逝けるのかな?」なんて思いながら落ちて行く。

この空間を気持ち良く過ごしていると遠くからなにか聞こえる

小さな声だが「ダメだよ!君は死なない!!」と聞こえて来た

とても真面目な技能実習生の男の子の声だ

私は「無理だ!!生きててはダメなんだ!!放っておいてくれ」と答えた

それでも彼は「君は死なない!」とだけ言ってくる。

何度も何度も同じ言葉を掛けて来る。ずっと無視しているのにも関わらず

何時間経っただろうか一番下に着いた

手に薄いガラスのようなラップのような物で包まれてる感じで動かすとパリっとする

その後それが固まり動かしにくくなるから動かさないようにした

次の瞬間、場所が変わった

そこはレントゲン室みたいな作りで男の人2人と女の人が1人居た

死ぬことに成功したのか分からないので確認したかったから「すみませーん」と呼ぶと女の人が来た

「私は死んだのでしょうか?」と聞くと、「いいえ生きています」と言われた

「それでは困るんです、もう世の中で私は死んだ事になってるので死なせて下さい」と懇願したら

「ではappleIDにログインして下さい」と言われた。

今持っている端末で自分のappleIDにログインしようとしたら何故かログイン出来ない・・・

そもそも端末が普段は消えていて使う時に頭の中で「iPhone」っと念じると目の前に透明なiPhoneが浮き上がってくる

いつの間にそんな時代になったのか・・・

そんな事に驚いてる場合では無い、ログインをミスると更に手が動かなくなった、もう一枚さっきのガラスみたいのに包まれた

そしてまたラピュタのシータのように落ちてる所に戻された。

あの時、話掛けられた事に応えたのがダメだったのだろうと思い、今回は何があっても「無」で落ちてやるって決めた

無事に「無」の状態で底に着いた。

そしてあの謎な場所に着き、やはりappleIDを求められた。

「この携帯は自分のでは無くて持たされてるやつだからappleIDにログイン出来ない」と事の流れを話した

そしたら今度はGoogleIDにログインしてみなさい。って言われた

凄い時代だ、頭の中で「android」って想うと別の端末が浮き上がって来た

結果はさっきと一緒・・・自分の端末じゃないとログイン出来ないみたいだ

ログインに失敗するとまたラピュタ状態だ・・・

いちいち面倒すぎるがこういうのは色々と段階を踏まないとダメなんだろうなって思い三度この流れに付き合う

またappleIDに挑戦したりで結局6回ラピュタをした。

最終的にこれは無理だと諦めた私は謎の場所で居座った。駄々をこねる訳ではなく、もういいやって感じでね





朝マックが食べたくなった・・・

車を運転してマクドナルドに向かった

今日はとても雨が強い、そんな天気の中、目の前の原付が頑張っている

風も雨も強いのに凄いなぁって思って居たら

信号待ちでふと横に目をやると、歩道橋の下が駐車場の珍しい場所を発見した

「こんな所あるんだなぁ」なんて思いながら、なんかワクワクする!!と思って

そこに行きたくなったwww

歩道橋の下の駐車場に車を停めると直ぐ隣が民家でそこも繋がってる感じで民家の所も雨に濡れない仕様になっている

そこの民家の軒先には何故かベッドが置いてあった、病院とかで使う柵のあるベッドだ!

ん?なんなんだろ?ここ??

なんか不思議な感覚のこの場所が気になって、ベッドが空いてたので少し休ませて貰う事にした。

ここにはベッドが最低でも5台が有る事が確認出来た。

そして私が入って来た場所と反対側にも出入口があり中華屋さんの裏手となっている。

中華屋さん側のベッドの人が「みっちゃーん!!みっちゃーん!!」って呼んでいる、

みっちゃんと思われる人が入って来て「名前で呼ばないで!!なんですか!?」って怒っている

「みっちゃんタバコ買いに行ってくるよ」とその人が言うと「勝手にしてください」って会話だw

そのみっちゃんが奥に入って来て私の存在に気が付いた。

「Aさん!動いちゃダメですよ」って私がココに居る事は疑問に思わないのか普通に対応された。

みっちゃんは看護師さんのようだ

気が付いたら寝てしまっていた、どれくらい居ただろうかもう夕方だ、今日はひっそり帰ろう。


あの中華屋さんの餃子食べたかったなぁ・・・。

今度食べて見よ。って家についてずっと思ってた。

それから数日経ったのか分からないけど気が付いたらまた

歩道橋の下に居た。


端っこのベッドが空いてたから今回はそこのベッドで休むことにした

今日も「みっちゃん!みっちゃん!」って呼んでる人が居るが

「今日はみっちゃんは居ませんよー」って言われている。

みっちゃんが居ない日は変わる変わる誰かが対応しているようだ

また、みっちゃんは中華屋の娘さんで家で患者さんを診る副業をしているようだ

夕方になり、みっちゃんが帰って来た、看護師の服を着てたから仕事終わりなのかな

ってか、みっちゃんはこの服装しか見た事が無い、働き者だ。

こちらに気が付いたみっちゃんが「あっAさんおかえりなさい」ってまた普通の対応だww

今日も泊まって行こうかなww

夜になると各々出掛けて行く人が居る、近くで呑んでるようだ。

私はベッドの上でまったりさせてもらっているが

酔っぱらって帰って来た人達は同じことを何度も何度も繰り返し話していて

それへの返答も同じ事の繰り返しの会話が繰り広げられている。

この人達は飲み代どうしているのかなぁ??って思い

数日経った時に夜の街・・・っと言うか敷地から表に出てみた

どうやら中華屋さんを含めて飲み屋の数軒は無料らしい

この施設を使っている人達からの福祉からのお金でまかなっていて

それをみっちゃんが纏めて面倒を見ている事が分かった。

だから夜の街ってか施設の外はいつも同じメンツだ

また繰り広げられる会話も同じだが皆、それで満足させてる感じだ。

同じ施設には、インドネシア出身の方と紅の豚のマンマユート団の団長の声に似た人と数名が居る

この2人がいっつも会話している感じだ。

インドネシア出身の方は湘南爆走族が大好きで夜の街で通る女の人に毎回「民子さんですか?」

「よし子さんですか?」って酔って話掛けている。

けど、その女性達も、たしかにその時代の服装をしているのも確かである。


また目が覚めたら違う施設だ!

今回は多摩地区にある施設に居る

ここは段々畑のようにベッドが置いてあって数か所にポータブルトイレが置いてある

年寄りだらけだが元気に動ける人も多い。

ひとつの丘みたいになってる施設で丘の上にトイレなどが集約されていて

動ける人はそこのトイレ等を使っている。

痴呆症の方が多いが、職員がツッコミを入れると「あはははは、そうかそうか」って

分かる位の痴呆である。みんな素直だから職員は働きやすいと思う

私は寝てるだけなのでどんな理由で移動されたか分からない。


今日はまた別の場所だ

川崎市にあるバブル時に作られたマンションの最上階に居る

もう訳わからない、移動した経緯も移動手段も分からない

職員さんが「原さん!!食べましたか?」

「はいぃ!もうたくさんです」っとお爺ちゃんの原さんが応えていた

また原さんは嗅ぎタバコって物が許されていた

木の板の上にタバコの葉を持ってそれを燻してその煙を楽しむらしい

美味しいのかな??ってなりながらもちょっと羨ましい

その葉っぱがまた高い物を使っている。

原さんは金持ちだ。


今日は病院だ、相模原にある病院に車で向かう途中に

ホームセンターの隣で売ってるたこ焼きを食べてから向かう事にした。

最近このたこ焼きにハマっている、塩マヨたこ焼きの塩抜きを頼むww

ようするに焼きあがったたこ焼きにマヨネーズを掛けただけだが

ここのたこ焼きは出汁が効いててそれだけで充分美味しい

さて今日の病院は何をするんだろう

廊下が緑でちょっと昔っぽい雰囲気だ

廊下の椅子で待っていると呼ばれた

中には処置室があってカーテン越しに数名居るのが分かった

声が湘南爆走族のメンバーだ

湘南爆走族のメンバーは、年に一度各々にデザインされたタトゥーシールを貼っているらしい

なんで病院で貼るのかは謎だが、メンバー全員居るw

江口さんは、ちゃちゃっと貼って終わったようで「んじゃ俺先にけぇーる(帰る)からなぁ」って言って出て行った

他のメンバーが、文句タラタラで全然進まないwww

そんで私はというと、何故か貼られるお手本で呼ばれたようだ

しかも全員分を私だけ貼るという訳が分からないお手本

大人しく、腕の角度や捻り具合など看護師の言う事を聞きながら無事に貼り付けが終了した。

「いったい何の手本なのか分からない・・・」

しかも何故かそのまま入院させられ、湘南爆走族の2人は駄々っ子みたいになってたので貼れなくて

そちらも入院させられていたwww

朝ごはんでも、味付けがどうのこうのって文句言ってたwww


また目が覚めると違う場所に居た。

違う病院みたいだ。

病室のメンバーはタトゥーシールを貼った所とほぼ変わらない。

大きな避雷針が見える病室だ

避雷針の近くに色々な鳥が飛んでいる

1日中それを見て終わる日が2日続いた

3日目の夜、一斉にベッド移動が行われた。

移動した先は中華屋の所だった・・・わけわからん・・・

移動した夜中に凄く考えた、考えて考えて考え抜いた結果

たぶん私も周りの人達と同じで福祉からお金が回っていて、連日病院に泊まると福祉からのお金が病院に回らず

赤字になるから数日経ったら夜は泊まれない!!っという考えにたどり着いた。


また、夜中になると歩ける人は夜の街に繰り出して呑んでいた。

いつも皆が呑んでるのはバイスサワーの小瓶のような物を呑んでいた。

この街はいつも変わらないメンバーで回っている、ある意味安全だし安心するようになった。

それくらい私もこの街に慣れる位に過ごしていたのだ。


数日経った或る日に

氣志團の、結婚闘魂行進曲「マブダチ」で「幸せになってくれよな、れにちゃーん」って

氣志團がモモクロのれにちゃんに歌ったのが噂になった

しかも、その為にPVを作ったというのだ!撮影地は江ノ電の「鎌倉高校前」と餃子の王将だ。

聖地巡礼に行きたいと思った。


思った事は思うように行く世界だwww

目が覚めると江ノ電の中に居た、しかもベッドごと江ノ電の中だ

コンパクトな江ノ電が更にコンパクトになっていてベッド1つで1車両いっぱいいっぱいだ

鎌倉高校前を鎌倉方面に出発して踏み切りを渡ると直ぐになぜか駅があって50mくらいの距離をずっとそこを

行ったり来たりしているだけだ

外を覗こうとベッドの柵に掴まるとアラームが鳴って次の駅?で絶対に駅員っぽい看護師が

「どうかしましたか?大丈夫ですか?」って来る。

この日、何度も呼んでしまった。

いつの日からだろう身体にモニターも付けられている、指にはSPO2のセンサーも付いている

爪が赤く光ってETの気分だが、ちょっと幻想的で時折見つめてしまう。

またこの日、餃子の王将にも行った!!聖地巡礼成功である。

隣の車両にはガーガーといびきがうるさいマンマユート団の団長の声が聞こえる

その横にはインドネシア出身の方が居る。この二人はいつもセットだw

1日中ずっと江ノ電に乗っていた、同じ場所を行ったり来たり・・・

さてどうやって帰ろうか・・・

って考えてたら帰れる世界だwwwとても便利だ

中華屋の所の病院に着いた。

こんなに色々な場所に行ったり戻ったりしてるのにいつも同じ部屋で同じベッドの場所な事に不思議に思うも

それが当たり前でそれが心地よく感じていた。


数日経っただろうか

今日は多摩地区の施設に居た。

ここは2回目だ

段々畑みたいになってるポータブルトイレの場所だ

隣のベッドの所にはトイレがあるが私の所には無い。

この話を書き出して初めての事だろう、トイレに行きたくなった。

普通に歩けると思ったら身体が言う事を効かない

そもそもベッドの柵が取れなくて戦った、結局ベッドの柵と柵の間から抜け出したが

まともに歩けない・・・

やっとの思いで隣のベッドのトイレに着いた。

スッキリした!!!そして自分のベッドに戻る元気も無く

隣のベッドを占領した。

何時間経ってもここのベッドの人は帰って来ない、「ん?元々空きベッドだったかな?」

そこらへんは分からないが、とりあえずこのままこのベッドに居る事にした。

それから間もなくして職員に発見された、ただココに居て良いとの事だ

トイレが隣にあるのは助かる。

ちなみにココにはマンマユート団とインドネシアの人は居ない。

その後、ほぼこのトイレを私物化して使いまくったら

他の利用者から文句が出たらしくトイレが増設された。

増設されたが事の発端が私なのは変わらないので影で文句を言われていた。

「あいつが来たせいだ」みたいな事が聞こえる。


次に目が冷めた時は、川崎のマンションの所だった。

ここにもポータブルトイレは持ち込んで居たwww

嗅ぎタバコの所だが今回は部屋が違う

前回は最上階だったが今回は上から3つ下だが

バルコニーが段々になっていて、そこのバルコニーに居る。

今回問題になっているのは喫煙問題だ、バルコニーだと吸えるらしいのだが

昨今の問題で紙タバコはバルコニーでも禁止になるってマンションからのお達しが出たらしい。

それと共に話題になっていたのがカップヌードルだ

カップヌードルを買うと、中に蓋を押さえれるアクリルキーホルダーが入って居るのだが

これが湘南爆走族仕様になっていて、数パターンのキーホルダーがあるらしい。

メンバー個人個人のもあるし、地獄の軍団の権田二毛作のもあるらしいww

レアのもあってみんな買いまくっている。

そしてここでは皆夜中にバルコニーでカップヌードルをフォークで食べている。(そういう時代だ)


2~3日経つとまた中華屋の所の病院に戻っていた

たぶん此処が拠点なんだと思う。

いつも通りインドネシアの方とマンマユート団の方が居るw

インドネシアの方はいつも1日中「アチャー!!アチャー!!」って誰かを呼んでいる謎だ

ってよりうるさい。

この声とマンマユート団のイビキでこっちは寝れない事が多い。

いつものスペースで落ち着く反面、落ち着かないwww

また数日経つと、夜は外の中華屋の所に移動された

何かの撮影だろうかTVクルーが沢山居る

周りを見渡すと、高田純次さんが居た、それとケバケバしいお姉ちゃんが沢山だ

元気が出るTVの撮影だ!!!

病院のベッドに沢山の商品を入れて、ベッドごと坂道から穴に落として、その落ちた所から

商品を奪い合うという撮影をしていた。

なぜか撮影は深夜から明け方に行われていて大騒ぎ、イビキどころの騒ぎではない

撮影が終わり片付けなどをするともう外が明るくなりかけていた。

早く片付けが終わる為に病院のスタッフも手伝っていた。

あの番組の裏側にはこんな苦労があったんだなぁって思った。

そんな多忙の中でも患者の様子をちゃんと見て回っていたのが看護師のAKI君だった、

なぜかこの子の名札だけローマ字表記であるAKI君はとても真面目で気遣いが凄い

これぞホスピタリティ!!って感じだった。

私が夜眠れてない事も伝えてないのにAKI君だけは分かっていた、ちゃんと見回って見ているんだろうね


今日はどこかの島に居る。

小さい島ってよりは少し大き目な島だ

どうやって移動して来たのかは謎だが島に居る。

景色が島だった。

島の中の景色が良い料理屋さんの敷地のベンチに寝転んで居た。

とっても空気が気持ち良い、近くに看護師のお姉さんと料理屋の家族が居た

なにやら島の広報活動をしているらしく島の風景やオススメポイントをSNSで発信しているらしい

前に話に出た「ぽにょ」?「ぶにょ」?そのアプリでも発信しているようだったので

私も応援の為に島の景色と位置情報を発信させてもらった。

島の中には旅館やホテルは無いが所々にバンガローがあって泊まれるようになっている

私のような患者でも泊まれる事が出来てちゃんと食事も出て来る。

また、同行している看護師さんはここの島の住人みたいで色々とお世話してくれるし

島の中をハーレーで移動してるワイルドなドクターも居てくれる。

島の住人も看護師の免許を持っている人が多くて、「日本一優しい島」宣言の島だ。

今日は島のバンガローに泊まる、中はほぼ病室と一緒だ、晩御飯は島で熟成されたチーズが出て来た

チーズ大好きな私的にはとっても素敵は晩御飯になった。

隣のベッドには、かぼそい声で喋るお婆さんが居る、食事も介助が必要で好き嫌いも激しい

看護師さんもお手上げ状態だが島担当のドクターが元気な声で食介すると食べるwww

好き嫌いは気分なのかな?


目が覚めると違う景色だった。

こんな事ばかりだから慣れて来た、病院に戻って来たが

なにやら病院の外に患者全員出ている日光浴なのかな?

私の横にはAKI君が居て色々と今までの経緯や怪我してる箇所の写真を撮りながら

処置をしてくれた、少し離れた所にインドネシアの方とマンマユート団の2人が何やら言い争っている

どっちの血筋が強いとかそういう話をしているが良くわからない事で熱くなっていて聞いていて面白い

AKI君とも「よく分からないね?」って言いながら進めていた。

私は身体が大きくて病衣がいつも、はだけているのが気になっていたようで

病衣2着を使って「さるぼぼ」のような着衣の仕方を作ってくれた、とても考え抜かれた方法で素晴らしい。

そんな1日でした。


今日は知らない場所だ

ソファーのような所に寝転んでいた。

「あっ!起きたのね」

同じバンドを応援しているMちゃんだ。

なんかアトリエのような場所で変わった形の花瓶などが置いてあった、Mちゃんと仲良しのCちゃんも居た

この2人はよく一緒だwww

Mちゃんが作った花瓶は好評のようでちょこちょこお客さんが入って来る。

大き目の花瓶1つ6万とかするので私には手が出ない代物だ。


今日は病院に居る

夜は外の日

夜の街が何やら騒がしい

いつも無料で楽しんでる平和な世界に

有料のお店が出来て流行っているらしい

いつもの湘南爆走族の民子さんや、よしこさんが新しいお店に出入りしているらしく

インドネシアの人やマンマユート団も行きたいけどお金掛かるから悩んでいる。


今日も島に居る。

私的には、とてもまったりした雰囲気でこの島が好きだ

今回はマンマユート団も一緒に島に来ている。

マンマユート団の方は写真が趣味だったらしく構図や写真の撮り方などを指導している。

同行している看護師さん達が「すごーーい!!」って言うと

照れくさそうに「そんなの当たり前だ!」って強がってるのがカワイイwww

そのまま今日も島に泊まる。

今日は食材が少ないのか質素なご飯だった

温めて出来上がる厚焼き玉子と醤油、大根おろし。

島に遊びに来る人の多くは何かしら病を持った人が多く

ゆっくり流れる島の時間に癒されに来て居て、そこでの出会いもあるようだ。

さすが日本一優しい島宣言の島だ。


今日は病院だ

しかし、隣のベッドから島で隣のベッドに居た、かぼそい声のお婆さんの声がする

今日も食事介助されてるがやっぱり看護師さん達には「きらいなの!嫌だ」って言いながら

食事が進まない。

そこになんと島の駐在さんドクターが現れた!!

元気な声で「よぉし!これ食べてみよう!!」って言うとお婆さんは食べだすw

好き嫌いは食べ物では無いようだwww


今日はまた新たな場所だ

なんか南国のプールの付いたホテルのような施設に居る。

どこなんだろ・・・・

って思ってたら看護師さんがバイタル測りに来た。

ここも病院?って思ったけど違うようだ

何やら水泳の大会会場らしく障がい者による大会らしい

大会期間中はここの施設に居るらしい、自分が泳ぐかどうかは分からない。

深夜に物凄いスーパーカーがやってきた。

車の中から現れたのは、元サッカー日本代表の本田圭佑さんだ

うちら(私、インドネシアの人、マンマユート団)の居る施設の別棟に入っていった

そこには後から、工藤静香さん、奥田民生さんも入っていった。

この大会と何の関係があるか分からないがその御三方が集まっている。

明け方に本田圭佑さんが乗って来たスーパーカーに工藤静香さん、奥田民生だんと順番に

乗りまわっていた。物凄いスピードだ。


今日は島に居る。

相変わらずのんびりとした時間が流れる島だ。

今日もマンマユート団が一緒だ

なにやら揉めている

普通の食材が底を付いたらしい

病院食は温めるだけの物があるから在庫はあるのだが

島に遊びに来た人たちに振る舞う食材が無いみたいで

マンマユート団が「だから言っただろ!」っと看護師さんが口論している。

けど島に遊びに来た人たちも状況を把握していて

そんな事は構わないよ!って言っている。

結局何も無く過ごすことが出来た。


今日は水泳の会場だ

よくちょこちょこ大会があるもんだ

けどこの場所も嫌いでは無い

朝はバイタルチェックで看護師さんが回って来る

今日はカワイイ声の看護師さんだ

声フェチな私はこの看護師さんの声が好きだ

夜はインドネシアの人とマンマユート団が仲良く談笑している(珍しいw)

今回は3日ここに居た


今日はMちゃんの所のようだ

なんかお店が大きくなっている

cafeに変わっていた!しかも大人気だ

りんご飴をカットして売っていて何種類もありその商品が好評のようだ

Мちゃんは私とのコラボアイテムを作ってくれていて

私の身体に付いてるSPO2モニターの爪が赤く光るのを真似して

コーヒーカップも持ち手が赤く光る商品を作ってくれていた。

私はいつものソファーのような場所でゴロゴロしているが

少し離れた部屋にインドネシアの人とマンマユート団の声がする。

珍しく真面目に会話をしていて内容はスタジオジブリの事だった、今後出す物語の考案みたいな話をしていた

今日はМちゃんの所に泊まるようだ

Мちゃんと仲良しのCちゃん、看護師さん達総勢6人が自分のオススメのパンとそれに合うチーズや

料理を持ち寄ってパーティーのような事をしている。

私もパンを1つ頂いたがとっても美味しいゴマパンだった。


今日は大きい避雷針の見えるいつもの病室だ

いつものように看護師さんがバイタルを測りにやってきた

「今日は何月何日ですか?」って聞かれた

分からない・・・・まったく分からない・・・

悩んでいたらまた

「今日は何月何日ですか?」って聞かれたのでとっさに

「9月・・・・」って答えたら

「今日は6月13日ですよ」って言われた。


初めて日付けが分かった。

5月24日に気を失ってから色々な所に行ったり来たりしていたが

今日は6月13日らしい・・・

「そうか6月13日か・・・」って思ったと同時に

「そうか生きているのか・・・」って確信した

朝の薬を飲むのにマックのコップみたいなコップを渡された

中にはトロミの付いた水が入っていた。


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