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異世界転移と女の子

初心者ですよろしくお願いします。


世界を熱狂させたVRMMORPGがある名はファンタジア。ありとあらゆる職業と種族、キャラメイキング、NPC作成など自由度の高いゲームのことだ。ファンタジアの中で裏ラスボスと呼ばれる存在がいた名はウルフ。白い髪と赤い目が特徴の男である。


「はぁ…なんでこうなった。」


最初は小規模で運営していたのにいつの間にか大規模なゲームへと発展した。本当になんでこうなった。裏ラスボスが運営だって知られたら…間違いなくチートだのなんだの言い掛かりつけられるに決まってる。実は運営側である筈の小鳥遊倫太郎もまたこのゲームにどハマりしていたのだ。自由に過ごしていたりしているうちにこうなってしまった。上位1位の実力者となってしまった。


「あの頃は楽しかったのに…なんでこうなった。」


実力派NPCたちがプレイヤーたちを返り討ちにしている映像を見ながら思う。強い敵はまだいるぞと叫びたかったがロールプレイ的に無理なので諦めていた。裏ラスボスの称号を持つがゆえ命を狙われる。


「無名だったあの頃に戻りたいものだ…」


眠気に襲われゲームをつけっぱなしにしたまま眠ってしまう。0時になったのと同時にファンタジアが一斉エラーが起こってしまう。何事だと世界中が騒ぐ中。小鳥遊倫太郎はこの世界から姿を消した。


「……ん?」


目を覚ますとそこは森の中であった。いやなんでこうなったんだと混乱する筈だが…


「……もしやこれが異世界転移?!」


異世界に来たことへ目を輝かせていた。何故異世界だって分かったかって?そりゃあ分かる。だって見知らぬ場所にいたら誰だってそう思うだろう。


「異世界ならやるべき事ひとつ。探索。」


小鳥遊倫太郎は近くにある泉を発見する水確保と顔を覗くとキャラメイキングしたキャラであるウルフと同じ顔になっていた。


「え…ってことは…」


高そうなコート、高そうな服を着込んでいた。どうみてもどうみてもカタギじゃない。マフィアのボスの格好怪しさ満点である。


「……はー…声も変わってるしどうなってんだ。」

「あのー…」

「……ん?」


後ろを振り向くとそこにいたのは女の子であった。汚れているが間違いなく女の子だ。


「お前名前は?」

「……私ですか?」

「あるだろ。」

「ないですゴミとかしか…」

「はぁ…?可愛いのに?」

「……え?」

「綺麗にしたら可愛いのに…勿体ない奴らだ。服はあるな。おい…()()()。」

「わ、私ですか?」

「身体洗ってやるからこっち来い。」

「えっと…貴族様では…」

「貴族ではないな。」

「ではなんとお呼びすれば…」

「ウルフそれでいい。」

「ウルフ様!」


抱き上げ近くに温泉があったのでそこでルビーを綺麗にして湯船に浸かった。


「気持ちいいな…」

「……はい。」

「名前勝手につけたが…良かったか?」

「は、はい!」

「そうか。それで帰る場所は?」

「ない…です…」

「そうかなら一緒に来るか?」

「いいんですかウルフ様?!」

「構わん。」

「……嬉しいです。」


嬉しそうにするルビーの頭を撫でるウルフ、やはり綺麗にすると可愛いなと思っていた。ちなみに彼ウルフには小さい子に手を出す趣味はない。


「後は美味い飯でも食うだけだな。」

「はい!」


綺麗になったので温泉から出てバスタオルで体を拭き(ルビーは真似していた。)服を着た。


「服の着方分かるか?」

「えーっと。」

「じっとしていろ。」


可愛いドレスを着せる(ファンタジアでドロップした装備品の1つ。防御力2というしょぼさ。) 女の子は可愛いもの好きだからいいかという感覚で着させただけである。やましい気持ちはひとつもない。


「可愛いです!」

「気に入ったか。」

「はい!名前まで貰って…その…ありがとうございます。」

「いや気にするな。」

「ウルフ様はどこの貴族様なんですか?」

「……遠い国かな。」

「そうなんですか…わぁ…」

「飯でも食うか。」


そう言ってキッチンを召喚する。驚くルビーはキッチンを見渡す。


「オムライスにするか。」

「おむらいす?」

「ああ。」


鮮度の良い食材を取り出し調理していく。その手際の良さに思わず拍手するルビー。


「出来た。ルビーここに座れ。」


ルビーは大人しく椅子に座る。そこへオムライスを起き食べるように指示すると美味しそうに食べ始めた。


「美味しいです!」

「ハハッ、そうか。」

「この黄色いのはなんですか?」

「卵だ。」

「卵って高級なんじゃ…」

「自由に取り出せるから大丈夫だ。」

「凄いウルフ様!まほうつかいさんなんですね!」

「……まあ魔法だなこりゃあ。さて俺も食べるか。」


青空の下で食べるご飯というのはなんでこう美味しいのだろうと思っていると煩いなにかがやってきた。


「貴様ぁ!誰の許可をとって…」

「やかましい。」


ウルフは思いっきり敵を殴り飛ばしたのだった。唖然とするルビー。それもその筈相手は魔人なのだから。あっさりやられたあわれな魔人よ相手が悪かったそう相手は…無課金で上位になったとんでもない男裏ラスボスなのだ!!


「ウルフ様…凄いです!!」

「そうか?」

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