5/5
第肆眼 「獰猛」
不良『今日こそは俺に恵んでくれよぉ先輩』
先輩『貴様…懲りずに何度も何度も…。くぅ!?また俺の邪気眼が…!』
友人『先輩。ここはボクに任せて下さグハァッ!?ボクの邪気眼が…暴れている!?』
後輩『よく暴れるな』
≪チャイムの音≫
不良『あ、ちっ!また始業のベルに救われたな!』
後輩『意外と律儀なんだな』
友人『最近、邪気眼の封印が弱まってきませんか?』
先輩『俺は兎も角、君の邪気眼も暴れるなんてな...』
友人『放課後、師匠の所に行きませんか?』
後輩『師匠?誰なんだそいつは?』
先輩『そうだな。何か解るかもしれん』
後輩『(二人とも神妙な面持ちだな。あの何かと癇に障る決まり文句を言ってこないって事はや
はりそう頻繁に暴れるものでもないのか?)』
不良『オラー!てめぇら金よこせ!』
先輩&友人『ぐあっ!沈まれ俺の邪気眼んんんんんん!!』
後輩『(...違うみたいだ)』