引越!
暫くは平穏?な日々が続いた。
しかし、空き部屋だったりした周りの部屋に新しい住民が来たりして不味い状態になってきた。
飼い主達はやっと本腰を入れて新しい家を探し始めた。
最初のうちはまだ良かった。
その日のうちに帰ってきていたから…。
そのうち日帰りでなく、泊まってくるようになった、ご飯が~!!
2日分置いていると言ってたみたいだが、チビの奴に食われたらマズイからとっとと食うに決まってるじゃないか!
チビの奴もとっとと食ってたから1日飯抜きと一緒だ。
トイレは行く前に綺麗にしてから出てってたし、なんか屋根付きの大きい動く怪しいのが追加されたけど…。
気にいらないから段ボール箱の中でおしっこしてやったら帰ってきてから怒られた。
探しはじめて約一年、やっと引越先は決定したらしい。
高速道路を使って何時間もかかる場所だった。
引越業者とかいうのが来て荷物の積み込みするのに邪魔という事で先にゲージにチビの奴と突っ込まれて車の中に放置された。
そして積み込みがおわったら引越先に車で移動だ。
今まで以上に長く、早くて変な感じがする時間の始まりだった。
太くて変な声出ちゃうじゃないか、マーオって鳴いてたら笑われた。
チビの奴は高い声で鳴いたりしながらもずっとブルってた。
途中のパーキングで休憩と称してゲージから出されてハーネスつけられ、車から下ろされた。
何処ここ?怖いんですけど~!!水とか飲めって言われても無理だ。
散歩?何でこんな所でそんな怖いことしなくちゃいけないんだ。
その後また同じくらいの時間、車に乗って目的地に到着した、
拷問だった。
ゲージから出された家は、スゲー広いんですけど…何処ここ?怖いんですけど~。
次の日、荷物が届いて冷蔵庫とか入れた後に台所に業者さんがいなくなるまでチビの奴と閉じ込められた。
そして居なくなったら台所から追い出された、理不尽。
数日して新しい家に慣れてきて広いけど、探検で畳の部屋に入ったら怒られた。
廊下は広くて走り回れるし、庭では木登りも出来てそこそこ楽しい。
チビの奴は石灯籠の上に乗ったり、下でゴロゴロ転がったりしてたな。
チビの奴とも離れていられるし、良い家なのかもしれないな、ここ。
と、いう感じで暫くは快適な生活を送れていたんだ。