表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

トイレと会長(もはや繋がりが分からない)

ブクマ、感想、評価、レビューお願いします。

作者の励みになります。

てか作者の書く力になります。

そこの若いの!読んだらついでにブクマ、感想よろしくな!

「う、うぅ…」


瞬は女の子座りをしながら泣いてた。


まあトイレだ。


そこまで響きはしなかったのは幸いだった。


放課後だから誰も来ないで一応騒ぎに放ってない様子だ。


「ご、ごめんね?」


俺は瞬に謝った。


「じょ…」


ごにょごにょと瞬は言った。


「うん?」


俺は気になったので瞬に聞いた。


「女子に…見られた…うぅお婿に行けないよぉ」


「あ…」


そうか俺今はもう女子なんだ。


男子の感覚で接してしまった。


そりゃあ年頃の男子だ。


パンツの中を見られるのは恥ずかしいな…俺でも恥ずかしいな。


まあなんというか、パンツには、膨らみがあった。


微々たる程度だけどね。


「お婿については大丈夫でしょ。」


「保証は無いでしょ!」


「いや私以外に見られてないじゃん。」


「あ、そうだね。」


泣いてた顔から一転、明るい顔に戻った。


「うん、佳奈さんにしか見られてないから、秘密にしてね。」


「うん、秘密にするから。」


「じゃあ、さ…」


瞬が顔面が赤く、モジモジしながら小指を差し出してきた。


「僕と、指切りして…?」


かわえええええええええええええええええ!


何この可愛さ尊すぎない!?


本当に男だよね!男…だよな?


女の子より女の子らしいよ〜!


少なくとも隣のクラスの女子達より女の子らしい。


むしろそっちが女の子っしょ!


うん少女は可愛くあるべきだ。


少女…瞬は少女だっけ?


おとこの娘だから…おとこの娘だよな…?


おとこの娘は性別はおとこの娘…うんうん。


そうか、瞬は女の子なんだ。


瞬=女の子 Q.E.D証明終了


思考を戻そう。


俺も小指を差し出し、


「うん、分かった。」


俺と瞬はお互いの小指を絡み合わせ、


「「指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指切った!」」


そう言って小指を離した。


「ふふ、ふふふ。」


俺は笑っていた。


「あは、あはは〜」


瞬も笑っていた。


「ふふふ、あはは〜!」


「あはははははは〜!」


俺と瞬はトイレの中で思いっきり笑った。


そして笑い疲れた。


「はぁ…まさか僕の秘密を知る人がいるなんて…」


「この学校は面白いね。うん、とっても面白い。」


「それなら良かった…かな?」


「良かったよ。うん。」


「それじゃトイレから出よっか?」


「そうだね佳奈…ちゃんでいい?」


モジモジしながら聞く瞬。


可愛い。


「いいよ、こっちも瞬って呼ばせてもらってるし。」


「うんわかったよ佳奈…ちゃん。」


モジモジしながら言った。


「もう可愛いな〜♪」


「うわ!」


俺は瞬の後ろにに抱きついた。


「む…」


瞬が顔面を真っ赤、それも耳まで真っ赤にしていた。


「どうしたの?」


俺が聞くと、


「胸が…背中に当たってるよぉ…」


「あ。」


下を見ると胸が当たってるな。


感覚がよく分からないから(男時代にこういう体制に何十回もなってるから)、恥ずかしくは無い。


一応恥ずかしがった方がいいのかな?


「あ、ごめん。」


俺は瞬から距離をとった。


「いいよ、こっちの方こそごめん。」


「トイレ、出よっか。」


「そうだね。」


俺は瞬と一緒にトイレを出た。







△▲△▲△






俺と瞬がトイレから出ると、トイレの入口の前にめっちゃ美少女がいた。


いや表現は美女、の方が正しいか?


「貴方たち。」


「う?」


「え、か、会長…?」


俺達は声をかけられた。


「なんで会長が1年のトイレの前なんかにいるんですか?」


瞬が聞いていた。


「会長?」


俺はよくわからなかった。


「知らないの?」


「そりゃあ今日来たばっかですから、分からないんですよ。」


「それじゃ…」


瞬がそう言うと、


「私が説明するわ。」


目の前の美女は、風が吹いてる訳でも無いのに髪をなびかせて言った。


「え、良いんですか?」


「自分の自己紹介ぐらいは自分でしないとね。普通の対応よ?」


「そ、そうですね。」


そして美女は俺の前に近づいて、マジで1歩ぐらいの間隔ぐらい。


ちっっっっっか!


めっちゃいい匂いする…


ずっと嗅いでられるわぁ…


目を見るとまつげが長い。


肌荒れとか一切ない、綺麗な肌。


マジで百合漫画に出てくる攻めみたいな感じの雰囲気だ。


「私の名前は柊美月(ひいらぎみつき)よ。ここ百合の森の生徒会長をしているわ。困った事があれは生徒会まで。宜しくね、貴方の名前は?」


「私の名前は斎藤佳奈です。困った事があれば頼らせてもらいますね会長。」


そう言い俺は会長の手元に手を差し出した。


「改めて宜しくね、佳奈さん。」


俺と会長は握手をした。


それを見ていた瞬は、


「す、凄いね佳奈ちゃんは…」


驚いた顔でこちらを見つめていた。


そんなに凄いか?


しかし柊…か。


「会長は、園美さんとは姉妹なんですか?」


そう聞くと、


「園美のことを知ってるの!」


会長は手を俺の肩にやった。


「え、ま、まあ。」


「そうなの!?」


肩に込める手の力が強い。


グググっと肩に手が沈んでく。


痛い。


けど痛いって言っても離す気配がなさそうなので、何も言わない事にする。


「ど、どうしたんですか?」


俺は笑顔を作って言った。


「まさか、園美に友達がいるなんて、ね。」


会長は少し顔を逸らした。


「?」


俺にはよく分からなかった。


「どういう事なんですか?」


俺は会長に聞いた。


会長は少し間を開けて、答えた。


「…園美は、人付き合いが苦手なのよ。


私も人付き合いは苦手ね。。


でも、少しだけ私と違ったのは、園美の方が感情を表に出しづらいところなのよ。


それで小学校時代、男子に虐められちゃったのよ。


お化けみたい、不気味、気持ち悪い。


そんな事を散々言われたのよ。


私達は園美を慰めながら、学校とかとはなしあいをしたんだけど。


学校はその事実を知らなかった、いえ知らないふりをしてたのよ。


自分たちの評価が地に落ちるのは困るからね。


その間もいじめは激化していったのよ。


悪口だけだったのが、いつしか机を荒らされたり、机の中に腐ったミカンとか入れられたり。


上履きの中に画鋲を入れられたり。


それでも園美は泣かなかった。


どうしてかは全く分からなかった。


いつも通りの顔だったのよ。


どんなに酷いことをされても、園美は何もしなかった。


何も手を出さなかった。


すごいって私は思うわ。


私だったらすぐに手を出していると思うから。


それである日、園美が階段を降りていた時、後ろから押されて、そのまま階段の一番下まで落ちてしまったの。


それで意識不明の重体。


家族で急いで病院に駆けつけたわ。


その時にはPICU(小児集中治療室)に入っていってね。


本当に焦った。


どうか生きてください、お願いしますってね。


一応は意識は取り戻したけど、園美はお父さんを見ると体が震えるようになった。


精神科の方に行って調べてみたら、男性恐怖症みたいだったの。


理由は押された時の、その男子の笑顔がただ、恐怖しか感じなかったらしいわ。


それ以上は園美が泣いちゃって、話が出来なかったわ。


それで園美は小学校に通えなくなった。


だから県内で1番近い女子校を選ぶことにしたの。


それがここ、百合の森なのよ。


百合の森は一応幼稚園から大学までの一貫だから、男性と触れ合わないで済む、って考えたのよ。


それで私と園美はここ、百合の森に通うことにしたのよ。


百合の森では何も無くて、平和だったわ。


その代わりなんの対処も出来てないけどね。


まさに先延ばし状態ね。


園美は男性恐怖症が克服出来てないから、私がいなくなったら心配だったけど、友達がいるなら大丈夫ね。安心出来るわ。」


柊さんは、いじめられてたのか…


いじめはよく分からない。


なんでやるのか、が。


確かに人間は自分と異なる人間にいじめる…だっけ。


俺には理解の仕様がない。


しかし、


「柊さんとは、これからも仲良くしていきたいですね。」


「ぼ、僕も仲良くしていきたいです。」


俺と瞬は2人で会長に言った。


「そうね、それなら安心だわ。」


会長は満面の笑みで言った。


それはそれとして。


「なんで会長がここに?」


長々と話をして忘れるところだった。


どうして会長がここにいるのか、が本来の話だった。


俺が余計なことを聞いたから話がズレちゃったが。


いや余計な事じゃないけど。


「ええ。1年のトイレから叫び声が聞こえたから、来たのよ。キャァァァァァァァって声が。」


「あ。」


さっきの叫び声で来たようだった。


どんだけ響いたんだよ…

この物語では髪色などは書きません。


髪色とか書くと必ず黒にしないといけないからですね(一応現代ものですし)


髪の色の設定がなかったら自由に読者が髪色を想像してくれるので、個人的にはそっちの方が楽、ていう理由です申しわけない。


あとは胸の大きさとかも基本は書かないつもりです。


読者に想像で楽しんで欲しいからです。


これからもよろしくお願いします。


良かったら評価かブクマか感想お願いします。


それでは長文失礼しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ