4話:絹恵の不思議な体験1
そして入社後2年目の1982年4月20日、会社の近くの食堂で昼食をとり昔の電電公社ビルの古めかしいビルを探検しようと入り、今、使われくてロープが張ってある所をくぐって、地下室に続く階段を降り、外から見えない踊り場の回った所で、急に耳鳴りがして、身体が動かなくなって、意識を失った。どれ位たっただろうか、意識があるのか、無意識なのかわからないが、何か映画を見てるような感じで、どこかで見たような顔の男性が病院のベッドに横たわり目の下にくまがあった。
顔がはっきりと見えないが、がっちりした体格だった。その後、私と他の女性が、うれしそうに、お酒を飲んで乾杯してる画像が見えた。そしてグラスを倒して、あわてている自分の姿が見え、そのまま、何も見えで深夜放送をつけっぱなしにした画面の様になり、耳元で大丈夫かと言う声が聞こえ身体を揺すられて気がついた。こんな所で何してるのと、このビルで働いてるという女性が、第一、ここはロープが張ってあり立ち入り禁止ですよと注意された。
その後、会社に戻った。夕方になり仕事を終えて、新横浜の自宅に帰り、自分の部屋で、今日の出来事を詳しく日記に書き入れた。その後、会社で田嶋好夫がうちの2つ上の姉がフェリス女子高校を卒業したのも何かの縁だねと言った。すると、ェリスを出てどこの大学へ行ったのと池添絹恵が聞くと上智大学英文科と田嶋が答えた。それを聞いて池添絹恵が、あーそれも一緒と答えた。へー奇遇と言い、もし良かったら時間のある時、姉も入れて3人で食事でもしようよと言った。
池添絹恵が、是非、田嶋さんのお姉様にもお会いしたいわと言った。すると、山鹿が、やだね都会っ子は、うまい事言ってデートに誘うんだからと笑いながら言った。吉川君も、あー嫌だ、何て手が早いんだろうと言った。その後、田嶋から6月の第2週の日曜日に、中華街の同発本館で11時半に、お姉さんの田嶋美紀さんと3人で食事しないかとお誘いがあり池添絹恵が行きますと答えた。その日の11時過ぎ同発本館前で待つと10分後に田嶋兄弟がやってきて初対面の挨拶をした。
その後、部屋へ案内された。そして開口一番、田嶋美紀さんが池添絹恵に、あなたフェリスから上智大学英文科のコースだったんですってと聞くので、そうですと言うと英語のシンディ先生覚えていると聞かれ、えー、厳しい先生でしたよねと言うと、そうそう少しでも発音が悪いと、もう一度、発音し直せという先生だったと言った。そこで絹恵が、お姉さんは上智卒業されてどちらに就職されたのですかと聞くとN証券に就職したと言った。
それは何故ですかと聞くと、面白い質問ねと言い、スバリ、投資に興味があったからよと答えた。もっと言えば金持ちになりたいのよと笑いながら話さした。なる程と絹恵が言うと逆に絹恵さんはなぜM物産に入社したのと聞かれ、それは海外貿易の大手商社で英語を生かせるからと答えた。1人で海外勤務を命じられたらどうすると聞くので、社命なら従いますと答えた。、なかなか良い度胸してるじゃないと言われた。